弥彦山スカイラインは冬期閉鎖になったけど、おそらくは通年行けるであろう展望台の下見をしてきました。
そこは、長岡市寺泊野積の西生寺。
駐車場の端っこから石段を25段上がると、日本海を一望する展望台に出ます。
グーグルアースで調べてみると、標高は138m。
こないだ初めて訪れた、ハングライダーの発着台のある広場から斜め下に線を引くと、この展望台に引っかかります。
実際行ってみると、そこから見る風景はほぼ同じ。
標高が300m弱違うので、迫力はハングライダーの発着台広場に負けますが、悪くない。
ただし、テーブルの前に陣取ってそこに三脚を立てると、背の高い灌木が視界を少し邪魔します。
それならばと、コンクリート製のテーブルの上に三脚を立てると・・・
これならOK。
左側の視界はやや狭いですが、考えようによっては寺泊の街明かりが直接飛び込んでこないと思うので、それはそれでいいのでは。
この辺だったら冬でもほとんど積もらないだろうし、天気さえ良ければ一度は来てみたいと思わせる展望台でした。
帰りに、西生寺の手前にある妻戸神社に立ち寄ってみました。
こちらは今回が初めての参拝。
道路から100mは歩いたでしょうか。
なかなか神社の祠が見えてきません。
ようやく、祠が大きな岩壁の取り付きに鎮座しているのが見えてきました。
由緒によると、この高さ18mほどの岩は、弥彦大神の妃の熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)のご神体とされているようです。
詳細は省きますが、野積地方では昔から酒造りが盛んで、新酒をこの大岩の妻戸神に献上する習わしがあるとのこと。
2枚目の写真で、神社の入り口に小さな田んぼが写っていますが、おそらくはこの田んぼで取れた米で作った新酒を捧げているのでしょう。
この神社はなかなか良かったです。
弥彦山麓では、乙子神社と並んでお気に入りとなりました。
約10年ぶりくらいに国上寺へ行ってきました。
和銅2年(709)に越後一の宮弥彦大神の託宣により建立された、越後最古の古刹です。
太子堂内部。
18世紀前半、本堂再建の間、本尊を一時遷座するために建てられました。
中には弘法大師像が安置されており、堂の入り口にはあらゆる良縁を結ぶ効果があると書かれていました。
なぜか心が安らぐ、不思議な空間でした。
本堂へ参拝しに行ったら、ちょうどご住職が祈祷している場に出会いました。
こちらが本堂外観。
境内のあちこちに佇む仏像や地蔵がとてもいい感じ。
それらの写真を撮るだけで、1時間くらいはあっという間に過ぎていきます。
次に、国上寺よりやや下の山中にひっそりと佇む乙子寺を訪れました。
こちらのお寺は今回が初めての訪問。
新潟県内でも個人的にベストスリーに入る、お気に入りの寺、いやパワースポットとなりました。
天照大神と建諸隅命(たけもろずみのみこと)を祀っています。
創建年代は不詳。
建諸隅命は弥彦神社の祭神・天香山命の第6嗣であることから、天香山命の末の子=末子=乙子から乙子神社と呼ばれるようになったと伝えられています。
現在の拝殿は、明治18年(1885)の再建。
新潟市中央区沼垂東にある乙子神社は、こちら本家の乙子神社を勧請して建てられたものです。
境内には、良寛が晩年10年ほど住んだと伝えられる草庵があります。
この建物は三代目ですが、往時の面影を色濃く残しています。
もう一度、乙子神社へ。
う~ん、やっぱりいいなあ。
今回、五合庵へは行きませんでしたが、朝日山展望台は大きくリニューアルされていました。
国上山へまだ登ったことがないのですが、朝日山展望台から見上げる山頂にすごく心を惹かれました。
今度登ってみようと思います。
宝徳山稲荷大社を訪れたあと、蓬平温泉の奥に鎮座する高龍神社へ。
ここも一度は行ってみたかった神社。
急峻な崖の上に立つ、好みのロケーションです。
118段の石段がありますが、8合目?までエレベーター(無料)で上がれるので、へたれなぼくは行きも帰りも躊躇することなくエレベーターを利用しました。
左側にエレベーターがあるのですが、夜間も動いているかは未確認。
この神社、星景写真で使うのもアリですね。
天の川を絡めるのは方角的に無理ですが、上の境内には通路の出口以外に外灯がなく、おそらく夜間は真っ暗になります。
ちなみにぼくが訪れたのは17時半。
行きは開いていた写真の売店も、帰りには閉まっていました。
それでもエレベーターは運行していましたが。
幾つかのブログを事前に読んでいたのですが、バリバリ金運向上を祈願する内容ばかりです。
或いは、ホワイトスピリチュアル(ぼくの造語~黒魔術の反対・白魔術の意)にどっぷり浸かっている人の、龍神ラブの連呼か。
しかし、懸念していた人間の念の強さを神社の空間から感じることはなく、心地よく頬を撫でるそよ風のやさしさに感じ入りました。
もっとも、参拝者はぼくだけ。
混雑する時間帯だったら、また感じ方も違ったかもしれません。
境内の広さはそれほど広くないですし、行くなら人が少ないであろう夕方か早朝がいいでしょう。
もっとも、これは全ての社寺に言えることですが。
ここは総じて透徹な気を感じる場所で、今度はここから車でさらに15~20分走る奥の院へ行ってみたいと思いました。
蓬平温泉は初めて来ましたが、思ったより近代的な温泉街でびっくりしました。
震災の後遺症はまだ残っているようですが、復興できてよかったですね。
長岡市の郊外に、神社のテーマパークかと思えるほど異様な景観を誇る、巨大な朱塗りの建物があります。
縄文時代の創建と伝えられる宝徳山稲荷大社です。
郷土資料辞典(人文社)によると、持統天皇の時代(690~97)に越国56座の筆頭として「越国総鎮守一ノ宮」の格式を賜ったのが始まりとありますが、越後国一ノ宮は、Wikipediaによると弥彦神社と居多(こた)神社、天津神社であり、延喜式神名帳に記載されている式内社に本神社の名前は出てきません。
また、祭神は天照白菊宝徳稲荷大神・日本古峰大神・八意思兼大神の3祭神ですが、最初の二つの神様はどの文献にも出てこない、この神社のオリジナルのカミサマです。
金運や商売繁盛に霊験あらたかとされ、近年高名な実業家や政治家達から尊崇を集めてきました。
ぼくの調べたところでは、天照大神を祀る伊勢神宮を表とすれば、裏にあたるのが天照女神(白菊さんは女神です)を祀る宝徳山稲荷大社なのではないかと。
裏伊勢神宮とされる神社は西日本に何ヶ所もあり、実際その中の4箇所ほど昔訪れたことがあるのですが、裏の日本史と合わせて探求すると非常に興味深いものがあります。
さて、ぼくは神社に現世利益的なものを求めて出向くわけではありません。
純粋に、そこに行けば心身がニュートラルな状態になれる場所を探してそこへ行きます。
別な言い方をすれば、脳波が落ちる場所。アルファ波からさらにはシータ波に。
そういう効果の得られる最高の場所は、標高3000m以上の高山です。
おおむね2500mを超えた辺りから、土星の輪のように地表を覆っている人間のエゴの集合意識を含む、ありとあらゆる雑音が消えていきます。
でも、高い山に登らなくても、ピンポイントでそういった場所はあります。
それがいわゆるパワースポットなのです。
パワースポットの定義は上記の通りで、社会通念とはやや異なるかもしれませんが、もちろんその中には神社仏閣も時には含まれます。
でも、この神社は”ノイズ”があまりに強すぎ(環境音のことではありません)、落ち着いて境内を散策することは出来ませんでした。取りあえず、一通り歩きましたが。
荘厳さとケバさと時に紙一重ですが、ぼくはどちらかというとケバさを感じました。
このような巨大な建築物を作った意図とは?
少なくとも、ぼくはそこに”愛”を感じることはできませんでした。
あえて予備知識を仕込まずに現地を訪れてみたのですが、それでも丘の上の方に惹かれる感じがあり、そこへ行ってみようと思いたちました。
いざ行ってみると、丘の上に奥の宮が立っているのですが、工事中ということで中へは入れませんでした。
でも、ぼくが無意識に惹かれたのは奥の宮ではなく、そこから一段下の林の中だったのです。
この一角は静寂さが支配していました。
やっと一息つけた、そんな感じ。
でも、ここが”それ”ではない。
近くにまだ何かあるはず。
赤い鎖に囲まれ、杉の古木の化石が5本ありました。
発信源はここでした。
傍らに立つ案内板によると、1億5千万年前のものらしいです。
ふと、二王子山の旧参拝道のことを思い出しました。
自動車がなかった昔は、登山者は新発田から徒歩で二王子山を往復したわけですが、その際陣馬山の一角で一服したといいます。
その広場にはおびただしい数の石碑や祠が建ち並び、中心には(化石化してはいませんが)大木の切り株が置かれているのです。
人々はそこにある種の霊力を感じたのでしょう。
確かに、奥の宮手前にあるこれらの木の化石群の磁力~吸引力は非常に強かったです。
物理的に、実際磁化されているかもしれないし。
本来なら、天然記念物にすべき化石群です。
この化石もそうですし、あれだけの威容を誇りながら、ごく最近急に知名度が増してきたとはいえ、まだまだ全国的には、マイナーな存在の宝徳山稲荷大社。
なぜなのか?
この神社を信奉する知人の一人によると、2点その要素として挙げています。
ひとつは、神社庁に所属していないため、独自性を保つことができた。ゆえにマイナーである続けることができた(逆説的ですが)。
もうひとつは、白菊さんの力というか、加護によるもの。
果たして、どうなのでしょうか?
ぼく的には見るべき価値のあるものは、あの広い境内地においてこの化石だけでしたが。
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