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カテゴリー「星景写真(県外)」の12件の記事

2016年9月 1日 (木)

9月のホタル

8月31日、数年ぶりに西会津町の山奥へ行ってきました。
ここは天体写真をやり始めた当時、かなり頻繁に通った場所。
途中の集落の外灯は半分くらいLED灯に置き換えられていたけど、外灯の数そのものは増えていたということもなく、記憶の中にある風景と変わらぬ佇まいにほっとするのでした。
この日一番驚いたことは、なんとホタルを1匹見たこと。
現地に着いたのが20時。
ホタルの存在に気づいたのが21時。水路沿いの斜面の枯れ葉の中で、弱々しく点滅を繰り返していたのです。
ヘイケだと思うのですが、確信はできません。
もっとマイナーなホタルかもしれないし。
帰り支度をし始めた0時になっても、まだ時折光っていたので記録に残しました。
(ピントが合っていないのが悔やまれます。)

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EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (26mm)

ISO3200, F2.0, 90秒X2枚+60秒X3枚 (比較明合成)
撮影開始時刻9月1日0時24分

8月中旬にホタルを見かけたことは何度かありますが、さすがに下旬以降はありません。
今回は日付が変わって9月に突入しています。
標高は350mほど。それほど高いわけでもありません。
今年は何度も常識を覆されるような出来事に遭遇してきましたが、極めつけがこの季節外れのホタル。

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EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (21mm)

撮影開始時刻21時57分
地上部(固定)2枚、星空部(追尾)1枚です。
20時台は全天の半分近くを薄雲が流れていましたが、南西の空から雲が取れていき、21時半頃には全天快晴となりました。
GPVですと、新潟県北部は厚い雲が21~23時にかけて通過する予報だったので、快晴が続くであろう飯豊山の南麓へ来た次第。
22時過ぎは本当にいい空でした。
他の天体写真は近日中にアップします。

2016年8月 8日 (月)

続・星の噴煙

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm)

帰り際に写したワンショット画像です。
ISO3200, F2.8, 40秒(追尾撮影)
固定撮影ならこのくらいの画角ですと、15秒以内でしたらそれほど星の流れも目立たなくなります。
逆に追尾優先の場合は、30~40秒程度なら地上部の流れがそれほど目立たなくなります。
個人的に縦横比が正方形の写真が結構好きだったりするので、先日アップした画像は手間暇かけてあのような構図にしました。
他社のミラーレス機のごとく、縦横比のバリエーションが複数用意されているカメラだと苦労は半減するのですが。

2016年8月 7日 (日)

星の噴煙~磐梯山旧噴火口に昇る天の川

磐梯山が大噴火を起こしたのは、1888年7月15日のことでした。
この噴火によって多数の湖沼が生まれたのですが、旧噴火口に最も近い銅沼もそのひとつ。
この地球上で、最も好きな場所のひとつです。もちろん何度も訪れています。
銅沼まで、裏磐梯スキー場から徒歩45分。
過去、満月の夜に訪れたことは2度あるのですが、新月期に来たのは今回が初めて。
7~8年前からここで天の川を見ることを夢見てきたのですが、なかなかタイミングが合わず、夢の実現に長期間かかってしまいました。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm)

夜の銅沼、やはり別世界でした。
しかし、残念ながら若干空が眠い。
会津若松市方面の光害も如実に感じられ、1枚ベールを通して天の川を見ているような感じ。連日の高温の影響もあるでしょう。
標高は1100mもあるのだけど、その割には天の川の肉眼での見え具合、写真写り、共に並でした。
昨日、やはり天の川の写真を撮った場所は標高160mしかないのだけれど、ずっとこちらの方が良かった。
それでも、雰囲気は最高でした。天上の楽園とは、このような場所のことを言うのでしょう。

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銅沼の水は、とても生ぬるかったです。
水温は20℃以上あったかもしれません。
おそらく、温泉水が流入しているのでしょうね。
実際、火口壁の所々で水蒸気が上がっているのが見えましたから。
ここは今でも活火山エリアであることを思い知った出来事でした。

さて、もう一つの夢は浄土平の鎌沼から天の川を見ること。
ここは高山植物が湖畔に結構咲いているので、できれば7月中に行きたいところ。
来年は7月下旬に新月を迎えるので、来年あたり機会を伺っています。

2014年10月26日 (日)

カノープスと出会えた夜

金沢峠へ着いたのは23時ぐらいだったでしょうか。
ほどなく、地元のおじさんが上がってきました。星景を撮るとのこと。
しばらく展望台から、まったりと星見。レンズはオリオン座方面へ向けています。
オリオン流星群を撮るのが目的。
次の写真は総露出時間50分ですが、残念ながら視野にひとつも流星は流れず。

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EOS60Da + Samyang 16mm F2.0 ED AS

透明度は普通。湖の方はもやがかかっているようで、上空も若干その影響が見られます。
それでもオリオンループはなんとか写ってくれましたが。
さて日付が変わって程なく、おじさんに別れを告げて雄国山へと出発です。
湖畔の休憩舎のあたりはすっぽりと霧に包まれており、視界は5~7mしかありません。
しかし、おおむね標高1050m以上になると、霧の上へ出ることができます。

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登山道の途中からパノラマを撮りました。
こちらからの雄国沼の眺めは新鮮です。
グランデコスキー場の施設の一部でしょうか、奥のオレンジ色の点光源は。
スキーシーズンはもう目前ですからね。

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EOS60Da + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM (35mmにて)
ISO1600, F2.5, 40秒 (追尾撮影)

3時23分撮影。
中央に風力発電所の光が並んで写っていますが、その右端に一個だけ点として写っている光があります。それがカノープス。
3時ちょうどくらいに、発電所の一連の光の中央部分に現れ、それからその上を横切りながら右方向へと移動していきました。
低空の透明度は悪く、肉眼では視認不能。双眼鏡でかろうじて見えますが、時々視界から消えることもありました。
写真では、どのカットも写っていましたが。

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EOS60Da + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM (24mmにて)
ISO1250, F2.2, 42秒 (追尾撮影)

3時30分撮影。
手前の小ピークの山陰に隠れるかと思いきや、隠れずに上空を横切っていきました。
この頃から低空の透明度が上がってきました。
山頂の展望台に上がると、裏磐梯方面がよく見えます。
残念ながら思っていたより明るく、展望台に立ったときは感動と失望の入り交じった複雑な心境でした(次の写真)。

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最後に、カノープスのトリミング画像を掲載して締めくくります(3時18分撮影)。

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EOS60Da + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM (35mmにて)
ISO1600, F2.2, 41秒 (追尾撮影・トリミング)

2014年10月25日 (土)

カノープスを撮る

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撮影日時: 10月25日3時50分
場所: 雄国山山頂(1271m)
EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (24mmにて)
ISO1600, F2.5, 45秒 (追尾撮影)

ステラナビゲーターでのシミュレーション通り、カンープスは2時55分過ぎに現れ、撤収した4時近くまで見えていました。
これは一番最後に写したカット。
3時半頃までは低空の霧が深く、双眼鏡でもカノープスは見えたり、見えなかったり。
その後尻上がりに透明度が上がってきたので、最後のカットが一番くっきり写りました。
ただし、それでも低空の透明度は悪い方で、肉眼では見えませんでした。
山頂には展望台があるのですが、そこだけ風が強かったです。
従って、カメラが揺れてしまう可能性があったため、山頂から直線距離で20mほど下った登山道から撮りました。
カノープスの左側の、流れている数本の光跡は風力発電所の照明だと思います。
手前の窪地が白い雲で覆われていますが、その下に雄国沼があります。
大気の状態のせいもありますが、思ったより光害を感じます(被り補正はしていません。ほぼ撮って出し画像)。
その点が少し残念。

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プロソフトンAを車の中に忘れてきたので、どんな星座が写っているかわかりませんね。
カノープスもそうですが、ぜひ拡散系フィルター使用バージョンも残したかった。
ここでは、北斗七星が右に写っています。
ぼくの立っているすぐ左側に、木製の小さな展望台があります。
強風が吹くと、微妙に揺れます・・・
山頂までの登山道は、遊歩道並に歩きやすく、湖畔の休憩舎から40分くらいで来られるのでアウトドア初心者にもお勧め。
360度、素晴らしい展望が得られます。

2014年10月21日 (火)

雄国沼の星空 (後編)

20時頃、北東岸から金沢峠直下の湿原地帯へ移動。
木道を下見がてら一周してみましたが、湿原の面積は思い描いていたより広大です。
少なくとも、たきがしら湿原よりは広い。
これは、初夏のニッコウキスゲの時期に来なくては!

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EOS60Da + Samyang 16mm F2.0 ED AS
ISO2000, F2.2, 30秒 (追尾撮影・ワンショット・以下共通)

20時すぎ、快晴になりました。とはいえ、ちょっと眠い空でした。
牡牛座やぎょしゃ座は明るい恒星が多いので、湖面によく映えます。
南の天の川にばかりこだわってきましたが、どの方面の空でもOKですね。
これはこれで独特の味わいがありますから。

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EOS60Da + Sigma 10mm Fisheye F2.8 EX DC HSM
ISO2000, F2.8, 45秒 

それにしても、上空をひっきりなしに飛行機が行き交います。
飛行機の軌跡を入れずに写すのは、例え露出時間が30秒程度だとしても困難なほど。
でも、どんなシーンだって一期一会。
広大な夜空をキャンパスに、飛行機が自由にラインを描いている。なんと素晴らしい。
これはアートなのです。

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EOS60Da + Sigma 10mm Fisheye F2.8 EX DC HSM
ISO1600, F2.8, 30秒 

ということで、アート?な絵をもう1枚。

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EOS60Da + Sigma 10mm Fisheye F2.8 EX DC HSM
ISO2000, F2.8, 60秒 

薄雲が多かったせいで、光害はかなり感じます。
比較的北東は暗かったですが。
木道は幅が狭いので(90cmくらい?)、三脚を立てる際は細心の注意が必要です。
白鳥座を撮るときばかりは、天体用カメラのありがたさを感じます。
でも、70Dの方がわずかですが高感度画質は60Daを上回っているんですよね。
ホットピクセルの数でも同様。
来年は60Daの出番が減るかもしれません。

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EOS60Da + Sigma 10mm Fisheye F2.8 EX DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 

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EOS60Da + Sigma 10mm Fisheye F2.8 EX DC HSM
ISO2000, F2.8, 50秒 

21時30分、この写真を最後に撮影終了。
同じ構図ですが、微妙にかすみがかっているのがおわかりになられると思います。
透明度が完璧なら、このままオリオン座が上ってくるまで待機するつもりだったのですが。
22時頃、金沢峠へ戻ってみると、下界(会津盆地)は半分霧に包まれていました。
来年の再訪を期して、現地を後にしました。

2014年10月20日 (月)

雄国沼の星空 (前編)

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撮影日:10月18日  場所:雄国沼(金沢峠より)
EOS60Da + Samyang 16mm F2.0 ED AS (共通)

天体用カメラなので、ややカラーバランスが崩れていますが・・・
ここは標高1100m。900m以上は、紅葉は終盤といった感じでした。

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前回と同じ場所へ行きましたが、薄明終了間際から急に薄雲が湧き出しました。
それでも、この場所は別格です。
空気の透明感が違う。
風があり、湖面はさざ波が立っているので、天の川はあまり映りません。
薄雲が喜多方市の街明かりを反射しているので、それが湖面にも投影されている。
明るい・・・
来年、完璧な条件の時にまた訪れたいです。
写真は、薄明終了直後の18時33分撮影。

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せっかく来たので、雲が取れるまで粘ってみました。
本曇りになりかけたのですが、晴れてくれるという確信があったので。
予想通り19時26分、一時的に雲が消えてくれました。本当に山の天気は変わりやすい。
とはいえ、低空部はまだまだ薄雲に覆われてはいますが。
オレンジ色の光は火星。
18時台は結構がさごそと背後の林で音がしていましたが、この頃には完全な静寂が湖畔を包み込みました。
頭の中を、ムーランというディズニー映画でLea Salongaが歌っている名曲”Reflection”のメロディーが流れていました。

・・・Who is that girl I see
Staring straight
Back at me?
Why is my reflection someone
I don't know?
Somehow I cannot hide
Who I am
Though I've tried
When will my reflection show
Who I am inside?
When will my reflection show
Who I am inside?

2014年9月22日 (月)

温身平(ぬくみだいら)の星空

正確には、温身平(山形県)よりやや上流の梅花皮沢(かいらぎさわ)です。
撮影日は9月21日。前日よりは大気はクリアではありませんした。
薄明終了後は、空が青みがかって見えていたほどです。
しかしながら、ここは飯豊連峰の核心部、標高も470mあるため、そこで見上げる星空は壮絶なものでした。
あまりに暗いので、撮った写真は全て露出不足。
従って、射手座の散光星雲の赤の発色がイマイチです。
F2.8のレンズを絞り開放で使う場合、ISO3200を常用としなければいけませんね。

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EOS60Da + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM (以下、共通)

背後に、飯豊の尾根が見えています。左のピークはおそらく烏帽子岳(2018m)。
奥に見えるのは吊り橋ではなく、倒木です。念のため。
門内沢出会いまで行けばさらにスケールの大きい谷を眼前にすることができるのですが、テント持参でビバークしなければなりません。
日帰りで行ける範囲はここまでです。
正面の茂みがちょっと邪魔ですね。少し、場所を斜め後ろへずらしましょう・・・

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天の川の動きは思ったより早い!
本当に真っ暗なので、地形がよくわかりません。
もちろん登山靴を履いていますが、わずかな移動でも神経を使います。
思ったより、水量は少なかったです。もう1ヶ月早ければ、迫力は一層増していたに違いありません。
ようやく天の川がベストの位置に移動してきてくれました。

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沢を上がった登山道より、北の天の川をパチリ。
このあと樽口峠へ立ち寄りましたが、薄雲が湧いてきているようで、透明度は並程度に落ちていました。
誰もいない樽口峠で、一人コンビニ弁当の夕食タイム。
飯豊の尾根の上にかかる薄雲は、だんだんと厚みを増していくかのようでした。

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23日、飯豊の稜線が最もよく写っているカットを追加しました。
(といっても、1枚目との違いはわずかですが。)

2013年11月 2日 (土)

磐梯山に昇るオリオン

11月1日夕方、カノープスを求めて白布峠を目指しました。
ところが、”今日から15日まで17時~翌8時まで夜間通行止め”との看板が出ているではありませんか。あきらめきれずにスカイバレーの入り口へ行くと・・・ゲートが閉まっている。進入できません。
車で容易に行けるところでカノープスが見られる場所・・・山形県の蔵王・刈田岳と山形福島県境の白布峠に白羽の矢を立てました。
いずれもシュミレーションでは特に問題ありません。蔵王ではカノープスを見る会なども催されているようで、作例もたくさんあるようです。
しかし、白布峠でカノープスを見た方の情報はネットでは見つかりませんでした。
実は、たった15分しか見えないのです(ステラナビゲーターver9.2のシュミレーションによる)。でも、天気は良し。降雪の心配があるので、11月上旬が勝負~のはずだった。
仕方ないので、ゴールドラインへ回ってみることにしました。
すると、特に夜間通行禁止の表示もなく、すんなり入れました。
八方台駐車場(標高1140m)から猫魔岳山頂まで標高差200mしかないので、夜間登山もあり。
しかし、この日はザックを持ってきてなかったのでそれも無理。
この駐車場は視界が利かないので、猪苗代側へ下りながら、適当な展望地を探しました。
すると、幻の滝駐車場から300m下った次の駐車場でやっと南側の広い視界を得ることができました(標高950m)。
ここならカノープスも見えそうです。

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EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 EX DC HSM (29mmにて、固定撮影)

撮影時刻21時48分。ほうおう座のザウラクの位置を照らし合わせると、ステラの星図通りとなります。
私はノートPCを持っていないので、翌日の今、この記事を書きながらステラナビゲーターの星図と照合させているのですが、この場所からだと驚くべきことに2時40分から4時30分くらいまで見えるのです。
弥彦山や蔵王より位置も高く、これはいけそう。
だけど、眼下の明るさにはがっかりです。GSかなにか知らないけど、強烈なナトリウム灯が1本。ムードぶちこわしです。
私は極度の外灯アレルギー?なので、このような場所に3時間以上いるのは拷問に等しい。
それに、カノープスを見ることより、カノープスが見える場所探しの過程こそが楽しいのだと自覚し、この瞬間カノープスの撮影はあきらめました。
どうしても、外灯が視界に入らない場所から写したいのです。
蔵王もその点、強烈な光害に見舞われるので却下。白布峠ならよさそうですが。やはり、二王子山に昇るのが一番手っ取り早いか。

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上記の機材に、拡散系フィルターを装着して写しました(追尾撮影・ワンショット)。
当初の画角29mmだとプレアデスが入らないので、23mmにして写しました。
アルツ磐梯へ年に一度は必ず滑りに行く身としては、この構図は見慣れたもの。
そうです、ここはアルツのゲレンデの一角なのですから。
3時までぎょしゃ座やオリオン座など、冬の星座を撮って過ごすことも考えましたが、東の方角も撮ってみると想定以上に露光が明るく写ります。やはり光害が感じられるのです。
今年は天蓋高原以上に光害の影響がない場所でばかり星見をしてきたので、やる気が出ません。なので、1時間ほど星景を撮ったところで帰途につきました。

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こちらはノーフィルター。地上風景を流したくないので、35秒しか露出をかけていません(ISO1600, F2.0)。もう少し、オリオンループを描出したかったのですが(HEUIB-IIを付けて試してみたいところです)。
帰りは西会津から濃霧に。三川ICで降りて日倉山へ立ち寄りましたが、尾根道の入り口のところに鎖がかけられ、進入できなくなっていました。

2011年6月14日 (火)

火山と天の川(後編)

日が変わって12日のAM1時、月が没すると天の川はその全容をおしげもなく見せてくれた。
素晴らしい空だった。さすが標高1570m。
新発田の二王子山より高いところにいるのだからそれだけで感激ものなのに、宇宙はつかの間の訪問者のぼくともっちゃんに飛びっきりのメインディッシュを用意してくれた。

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EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1000, F3.2, 60秒 (追尾撮影)

この写真を撮った頃(1時14分)には、薄雲はごく低空を除き、胡散霧消していた。
浄土平は福島市から20kmと近いけれど、23時を回ったあたりから気にならなくなっていた。

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EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO640, F4.0, 240秒 (追尾撮影)

このレンズを使う場合F3.5以上に絞ることはないのだけれど、1年に1度の素晴らしい透明度になってきたので、F4に絞って撮ってみた。
RAWを現像する過程で、いかに当日の空が良い空だったかを思い知った。
画像処理が非常にラクなのである。ほとんどホワイトバランスをいじることなく、最初からディープ宇宙のイメージそのものの色合いをしている。黒のしまりが違う。
コントラストだけはややいじっているが、基本的には撮って出しの状態に近い。
(尚、この写真と次の写真のみ、長辺1400pixelで掲載している)

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EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

夜空の暗さがピークに達した1時40分頃、レンズを10mm魚眼レンズに付け替え、それから30分間、毎ショットごとに場所を移動しながら天の川を脳裏に焼き付けた。
サソリの目玉ことアンタレスが、右の噴火口からの光と対峙しあっている。
互いにガンを飛ばしあっているかのようだ。

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EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO640, F3.5, 240秒 (追尾撮影)

時刻は2時4分、天の川がほぼ垂直に立ってきたところを縦アングルで写した。
これが最も撮りたかった構図。
本来なら鎌沼のほとりで撮るつもりだったが、それは梅雨明け後の楽しみにとっておこう。
アンタレスが地平線すれすれに沈もうとしているのが、なんかドラマティック。
左上ぎりぎりにアンドロメダ銀河も写ってくれた。

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EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (25%歪曲補正・追尾撮影)

2時13分、最後のショットは浄土平天文台を入れてフレーミング。
北半分の天の川は、南半分に比べるとやはり淡い。
シャッターが降りる数秒前、かなり明るい流れ星が頭上を(画面上を)横切り、ぼくたちに別れのあいさつをしてくれた。
ありがとう、福島の空よ。


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