新潟市秋葉区の中野邸記念館へは、2年に一度の割合で紅葉を見に行っています。
しかし、10年前に比べると泉恵園はなんとなく荒廃が進んでいるように思えてなりません。
本当のお楽しみはそちらではなく、本館。
近年一般公開された部屋が増え、写真撮影も三脚使用不可という条件付きながら可能になったので、本館の見学に重点を置いています。
こちらは一般客用の応接室。
レトロの塊のような女中部屋。
昭和30年台にはまだこの手のテレビがあったようです。
ぼくが2歳の時に、父の知人の家で撮った写真に同じタイプのテレビが写っていました。
廊下の片隅が好きです。
訳もなく惹かれます。
現存している建物の面積は250坪とのことですが、往時は新館を含め、650坪あったようです。
この新館(昭和4年建築)は昭和23年、東京赤坂の星ヶ丘茶寮(赤坂山王台日枝神社の境内)に移設されたとのこと。
しかし、残念ながらこちらの建物も現存しません。
※星ヶ丘茶寮とは、美食家として知られた北大路魯山人ゆかりの高級料亭。今はその場所にザ・キャピトルホテル東急が建っています。
中野邸記念館は、以前は内部の写真撮影が禁止されていたはず。
5~6年ぶりに訪れた中野邸内部は、ごく一部を除いて三脚を使わないという条件付きながらも、写真撮影がOKになっていました。
しかも、公開されている部屋がぐんと増えた!
これは楽しい。
もみじ園がかなり荒廃していたので、これで入館料800円は高いんじゃねと心の中で悪態をついていたのですが、これならオッケー。
下越の豪農・豪商の館で一般公開されているところはどこも10回以上は入ったので飽きていたのですが、中野邸はそれらとは異なる特色があり、とても新鮮に映りました。
最後の一枚は、隣接する石油の里公園の施設の一部。
ポンピングタワー1号機を巡る周遊路が設けられており、こちらの散策も結構趣があります。
3月1日から4月3日まで、村上市で恒例の”町屋の人形さま巡り”が開催されています。
約80軒の町屋がこのイベントに参加しており、期間中は無料で各屋敷の屋内に飾られている雛壇を見学することができます。
ようやく小春日和が訪れた12日、2年ぶりに訪れてみました。
今回は今まで歩いたことのない路地をメインに歩き、多くの魅力的な街角風景に出会いました。
村上はまだまだ土地勘がなく、未知の小路が多いので、行くたびに新しい発見があります。
それにしても、素晴らしいイベントだと思います。
昨日訪れた新潟市の旧市街と比べても、おそらくは村上市の旧市街の方が古い家が多いと思います。
家の中へ入り、町屋の構造を見ることの方が、雛壇を見ることより感動が大きいことも多く・・・
街角スナップは近日中にアップすることにして、今日は雛人形たちのスナップを紹介します。
以上、EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 Di VC USD
新潟市を代表する高級料亭のひとつに、江戸時代末期の1846年創業の鍋茶屋があります。
その鍋茶屋専属の置屋(芸妓を抱え、客の求めに応じて料亭などに派遣)だったのが、鍋茶屋の真向かいに建つ川辰仲。
かつては400人の芸妓を擁し、京都の祇園、東京の新橋の芸妓と並び称されていた古町の花街。
そこでの人気芸妓だった川辰仲廣子の生家でもあるこの建物は、1935年の建築。
1997年、置屋を廃業し、廣子さんの親族の方が2015年から内部の一般公開を始めたのです。
実は、これらの事実を知ったのはつい昨日のこと。
思い立ったが吉日、早速今日(12月3日)見学に行ってきました。
館内は往時のまま保存されており、非常に興味深く拝観できました。
ちなみに、館内はガイド付きツアー(ガイドは廣子さんの娘さんが務める)でのみ見学できます。
他にお客さんがいなければ、いきあたりばったりで訪れても見学は可能。もちろん、一人でも構いません。
実際にぼくは予約を入れずに行ったのですが、ぼく一人のためにとても丁寧に説明してくださり、恐縮するばかりでした。
新潟市には数々の豪商の館がありますが、個人的にはここが最も気に入りました。
現在も人が住んでいるせいもあるのでしょうけど、ここで働いていた芸妓さんのシルエットがホログラム映像のように、館内のそこかしこで浮かんでは消えるのです。
建物全体が、なんていうか現役なのです。生きて呼吸をしているのです。
全国的に見ても、一般公開されている置屋は非常に珍しいのではないでしょうか。
川辰仲の観光資源としても価値は大きく、多分遅かれ早かれ市の文化財に指定されるのものと思います。
繰り返しになりますが、現在の館主である中川滉子(ひろこ)さんは非常に博識で、そのガイドは聞く価値大です。
隠れた観光資産として、川辰仲を心から推薦します。
開館時間:11-18時 (不定休)
要予約: 080-5414-2778
参考までに、次のサイトで詳しく館内を解説しているので、リンクを貼っておきます。
このサイトに甘え、ぼくは解説を省略します(^^;)
2階からは鍋茶屋がよく見えます。
ある意味、絶景です。
この日は結婚式が行われていました。
東堀通から見た、鍋茶屋の外観です。
昭和43年に増築をしているそうなのですが、こちら側からだとその跡がよくわかって興味深いです。
右の建物が鍋茶屋さん。
すっかり日も陰りました。
あと2時間もすれば、路地裏にも活気が蘇ってくることでしょう。
ここ14年で、かれこれ十数回目の訪問になる笹川邸(旧味方村)。
いつも写真を撮りに行くというより、昼寝しに行くようなものです。
天気の悪い平日の昼間は、まあほかにお客さんはいませんから。
今回十数回目にして、始めて女中部屋の存在に気づき、中へ入ってみました。
天井は低く、この屋敷の子供部屋と同じような作りでした。
左奥に女中部屋へ上がる階段があります。
なるほど、わかりにくいわけです。
きちんと水平を出して撮りましたが、廊下がかなり傾いています。
柱や床が歪みまくっている古い家屋を撮るのは、最終的には自分の水平感覚に頼ることになります。
どの角度が正解というものでもない。そこに自由度があり、構図を決める際の面白さがあります。
EOS70D + EF-S18-135mm IS USM
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