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カテゴリー「神社・仏閣・史跡(下越)」の26件の記事

2018年4月11日 (水)

黒鳥兵衛伝説

前回アップした桜の木の根元には、「黒鳥兵衛の鬼塚」と書かれた石碑が建っています。
11日、やっと満開になったと予想されたので、昼間改めて立ち寄ってみました。

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平安貴族のような艶やかさ漂う見事な桜です。
ところで、黒鳥兵衛は平安時代の人物で、奥州の豪族・安部氏の家来。
反乱を起こした安部氏は朝廷の命を受けた源義家に滅ぼされますが、家来の兵衛は越後に逃れ、蒲原地方一帯に勢力を伸ばしました。
定説では、兵衛は悪行の限りを尽くしたが故に討伐されたことになっていますが、勝てば官軍の習い通り、本当に悪人であったかどうかはわからないと思います。
確かなのは、身長180cmの頑強な大男だったこと。
いずれにせよ、兵衛が勢力を伸ばすのを面白く思わなかった義家は弟の加茂次郎義綱を派遣し、兵衛を討伐します。
兵衛の遺体は別々に切り離され、首は西宮内、胴体は弥彦、手足は緒立(現在の新潟市西区黒崎)に埋められたといわれています。
埋葬地の上には兵衛の荒ぶる魂を鎮めるために、八幡様が祀られました。
そして、この桜の背後の杉林の中に八幡宮が確かにありました。

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境内にはある種の霊気が漂っています。
でも決しておどろおどろしいいものではなく、透徹な空気感を感じます。
そして、手足が埋葬されたと言われる緒立にも八幡宮がありました。

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亀貝インターを下りてすぐ、日帰り温泉施設の新潟市老人福祉センター・黒埼荘がありますが、その近くです。
敷地は結構広く、遠くから眺めるとやはりマウント状になっているのですが、この場所は緒立八幡宮古墳が発掘された場所でもあり、新潟県の指定史跡になっています。
遺跡そのものは1600~1700年前の古墳時代前期のものなのですが、ここにも黒鳥兵衛伝説が語り継がれているのです。
緒立温泉の源泉は八幡宮の境内にあるのですが(次の写真)、源泉の湧く場所は兵衛の遺体が埋められた場所だとのこと。

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敵対する有力者を殺害し、その霊を鎮めるために祠を建てるのは歴史上普通に見られることです。
神社の裏?の歴史をひもとくと、地名に”戸”が付いている場所は殺害や虐殺が行われたところで、死者の呪いを恐れるがゆえに、つまり霊を封印させるために神社を建立したという例はたくさんあるのです。
弥彦神社も、確か境内にそういった性質の小さな祠があったかと思います。
今回、鬼塚を調べるに際し、郷土の歴史について大変詳しく書いてあるHPを見つけました。
まさに西宮内に住む佐々木家の方が作ったHPがそれ。
より詳しく知りたい方は要チェックです。

2018年2月22日 (木)

結界の中へ

聖籠町の山王森史跡公園は、ブナ科のアベマキを初めとした広葉樹林に覆われ、森林浴にもってこいの丘です。
この丘の中心に鎮座するのが日枝神社。

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1000年以上の歴史を誇る神社なのですが度重なる火災に遭い、現在の社殿は大正13年に再建されたもの。
ぼくが初めてこの神社を訪れたのはほんの数年前なので、往時の姿を知るよしもありません。
おそらく昭和30年台まではかなりの賑わいをみせていた神社だと思うのですが、現在は参拝客の姿を見かけることは稀です。
冬期は尚更人気がなく、小春日和のこの日であっても雪の上に足跡は見られません。
本殿は思いの外立派な建物。
この丘全体が結界の中にあるようで、土地の気は抜群にいいのですがなぜでしょう?
なぜ人気が途絶えてしまったのか?
例えは大袈裟ですが、9世紀の初め頃、人口の8割が突如として消えてしまったマヤ文明の古代遺跡に佇む気分です。

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最近約20年ぶりにインフルエンザにやられてしまい、今日からようやく日常生活復帰です。
カメラを手にするのも久しぶり。
とはいえまだ寒さが骨身にしみるので、手持ちでささっと工場夜景(胎内市)を撮影。
高感度に強いEOS 6D mk2でも、このくらいの暗さが手持ち撮影の限界でしょうか。
最近のミラーレス機はボディ側とレンズ側補正を組み合わせ、6~6.5段分もの手ぶれ補正が効く機種があるので、それに比べると3~4段の補正量は物足りない気がします。
まあ、横着しないで三脚を使えばいいのですが、なんだかなあ・・・

2018年1月 1日 (月)

初詣マラソン

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滝観音堂(新発田市)
初めて行きました。
菅谷不動尊へ行く途中目にとまり、立ち寄った次第。
なかなか良かったです。

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多くの堂宇が立ち並ぶ菅谷不動尊ですが、開山堂はいつ来ても爽やかです。
尚、上の2枚は12月31日の撮影です。

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そして新年を迎えた今日。
割と天気が良かったので、石段を150段上ったところにある胎内市下館の大蔵神社へ。
といっても、道路に雪がなかったので、車で上の駐車場まで上がってしまったけれど。
地元のおばさんが一人で境内を清掃しており、快く声を掛けてくれました。
この神社は旧黒川村の人たち以外にはあまり知られていないけれど、素敵なパワースポットです。

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境内には、推定樹齢1350年、かつて軒の天然記念物に指定されていた赤松の巨木の根株がプレハブ小屋の中に保存されています。
昭和60年頃から樹齢が衰え始め、残念ながら平成5年に伐採されてしまいました。
往時の写真を見ると本当にすごいです。
でも、この切り株からもある種のエネルギーというか、磁場が感じられます。

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夕方のマジックアワー狙いで、昨年の正月に引き続き胎内市乙の乙宝寺へ移動。
いつも五重塔と本堂を組み合わせたいいアングルはないかと模索するのだけど、まだこれといったアングルを見つけることができていません。

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本堂では祈祷の真っ最中。
参拝客はこの時間になってもそこそこ多く、人々から愛されているんだなと思いました。

2017年10月15日 (日)

新潟の護国神社と新発田の小峯神社

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EOS6D MK2 + EF24-105mm F3.5/5.6 IS STM

約10年ぶりに新潟護国神社へ。
昨日キタムラで、中古で買ったばかりのレンズのファーストライトです。
思ったより歪曲が少なく、いい感じ。
ズームリングのトルクも一定です。

先月購入したEOS 6D MK2用の標準ズームをどれにしたらいいか、1ヶ月近く悩んだ結果、EF24-105mm F3.5/5.6 IS STMをチョイス。
このレンズ、APS-C用のEF-S 18-135mm F3.5/5.6 IS STMをそのまんまフルサイズ用にスケールアップしたような製品で、MTFもよく似ています。
重さもほとんど一緒。
80DとEF-S 18-135mm F3.5/5.6 IS STMの組み合わせが1325g、6D MK2とEF24-105mm F3.5/5.6 IS STMの組み合わせが1370g(デジタル秤で計測)。

Canon DSLR Camera and Lens Reviewsを初めとした国内外のレンズ性能比較サイトを仔細に分析した結果、同社の他の2本の標準ズーム・EF24-70mm F4L IS USMとEF24-105mm F4L IS II USMと、ほとんど解像力に差がないことがわかりました。
これら2本に比べてわずかに逆光に弱いようですが、シグマの24-105mm F4 DG OS HSMよりは強いようです。
解像力だけならシグマのこのレンズが最もいいですが、差はほんとにわずか。
純正だと周辺減光や歪曲、色収差の補正ができるので、それを加味するとサードパーティー製よりアドバンテッジがあります。
質量も軽いですし(軽さは正義。スナップ写真で700g以上のレンズはノーサンキュー)。
F2.8通しの標準ズームは今回ターゲットに入れていません。
一応先のサイトで一通り比較してはみましたが、写り重視のシチュエーションでは単焦点レンズを使うので取りあえず不要かなと。
それほど性能差もない上、価格も高いですし。
惜しいのはキャノンの最新標準ズーム、EF24-105mm F4L IS II。
実売価格半額以下のEF24-105mm F3.5/5.6 IS STMとの性能差が少なすぎます。
なぜUDレンズが1枚も使われていないのか、そこも引っかかります。
先発組のEF24-70mm F4L ISと比較してみても、テレ側の焦点距離が長いこと以外に、これといった長所がありません。

この日の夜、80D(EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM付き)と6D MK2(EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM付き)の2台のカメラを携え、県立新発田病院裏の空き地で撮り比べ。
ISOは800に押さえ、広角側、テレ側それぞれに絞り開放で写したのですが、ノイズはともかく、解像力や階調の面で如実に差が出ました。
スナップ用途は引き続き80Dで、と思っていたのですが、考えを改めます。
トータル質量もほとんど同じなので、これからは6D MK2メインでいきます。

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カメラテストのあと、空き地の隣の小峯神社で一休み(上の写真は80Dによる撮影)。
ここはいつ来てもいい。
小学生の時からのお気に入りの、癒やし系神社です。
この界隈には古い街並みが結構残っているのですが、何軒かあったお店は近年軒並み廃業してしまいました。
20年後にも、この神社が残っていますように。

2017年7月 6日 (木)

白山神社の風鈴まつり

新潟市の白山神社で、6月30~7月18日まで風鈴まつりが開催中との情報をゲット、早速行ってきました。

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18時39分から21時まではライトアップされるそうです。
フルサイズ機と明るい単焦点広角レンズの組み合わせですが、背景のボケ具合がガラスの質感を引き立たせてくれます。
あまりに楽しかったので、夜の部も来てみたい。

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ついでに、トンネルをくぐっていく奥の院を参拝。
昨年のブログにも書きましたが、やっぱりこの道祖神に一番強く惹かれます。

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昨年は全くその存在に気づかなかったのですが、今回はこの木に惹きつけられました。
そして、御稲御倉(みしねのみくら)前のこの石。

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昨年まではなかったよなあと怪訝に思いながら説明文を読んでみると、白山開山1300年を記念して、白山(2702m)から切り出した石をこの地まで運んできたそうです。
ご神石としての白山くくり石を通じ、白山奥宮の霊気を皆様にお届けしましょう、という趣旨です。
ぼくは白山山頂まで登山したこともあるし、石川県白山市にある白山比咩神社へ行ったこともあるのですが、懐かしくそれらのたおやかな神気~どちらも素敵な体験でした~を思い起こしました。

2017年3月13日 (月)

閻魔大王とご対面

村上市の旧市街を散策し、今回最もツボにはまったのが旧町人町にある安善小路、通称黒壁通りでした。

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詳しくはリンク先を見てもらうとして、ここは是非お勧めしたいエリアです。
割烹新多久さんのように、古いものと新しいものが見事に融合している建物もあり、見晴らしのいい丘というロケーションの魅力と相まって、歩くだけで身も心も晴れ晴れとなることでしょう。
さて、個人的に最も感動したのはえんま堂を偶然見つけたことでした。

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後で知ったのですが、冬以外の第四日曜日には骨董市が立つらしく、大勢の観光客で賑わうとのこと。
近年始まったイベントとのことですが、村上市はたくさんのイベントが有機的に結合しており、町おこしにつながっています。素晴らしいことです。
えんま堂に鎮座する閻魔さま、400年前の像らしいです。
特に文化財に指定されているわけではないのですが、びんびん感じるものがあり、すごく感銘を受けました。
これは怖い!
いたずらした子供は、昔はきっとえんま堂に連れて行かれて閻魔さまとご対面させられたのでしょうね。この体験はきっとトラウマになりますね。
でも、幼い頃のこの種のトラウマは決してネガティブなものではなく、むしろその後の人間形成に不可欠な栄養を与えてくれるのではないでしょうか。

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近くには九品仏(くほんぶつ)が鎮座します。
この仏様もいい感じ。
1760年に作られたそうなのですが、他にも多数の九品仏が近くにあるとのこと。
九品仏巡りも、町歩きの趣向として面白そうです。

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三面川で採れる鮭は本当に美味しいです。
値段は高いけど、来年の冬には北海道産ではなく、村上産の鮭を買ってみることにしよう。

2017年3月 5日 (日)

笹川邸の雛まつり

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初めて笹川邸(新潟市南区)の雛飾りを見ました。
見学者に無料で甘酒のふるまいサービスがありました。

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ここは子供部屋。
毎年1回は必ず訪れる笹川邸で、お気に入りの部屋のひとつ。

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2階にある化粧部屋へ来ると、いつも心が引き締まる思いがします。
背筋がぴ~んと伸びるというか。
まだこの空間には往時のホログラムの残滓が残っているようです。

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書斎前の廊下。
ここでなら何時間でも遊んでいられる。

2017年1月 9日 (月)

愛宕神社と船江大神宮

新潟市の昔からの繁華街・古町通り1番町から5番町あたりにかけては、個人的に他のどこよりノスタルジーを感じるエリアです。
最近数年間、万代島の北半分はかなり探索したけど、古町から白山公園にかけての旧市街はまだまだ未開拓。
1月9日、20年ぶりくらいでしょうか、愛宕神社とそれに隣接する船江大神宮へ行ってきました。

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愛宕神社は、新潟を代表する某大企業とゆかりのある神社です。
でも、そういう予備知識を仕入れると目が曇るので、純粋に自分の感覚を研ぎ澄まして参拝することをお勧めします。
ここだけ空間にぽっかりと穴が空いたように、周囲の雑踏から隔絶しています。

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愛宕神社の左には口之神社が鎮座します。
この神社は、江戸時代中期の農民、千葉の佐倉宗五郎を祀った神社。
なぜか愛宕神社より、こっちの建物に自然と脚が吸い寄せられていきました。
由緒を知ったのは帰宅してからです。
町歩き中は、できるだけ詳しい説明を書いた案内板を読まないようにしているからです。

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愛宕神社から白山公園側へ約20m、天照大御神と豊受大神を主神として祀る船江大神宮こと古町神明宮が鎮座します。
境内入り口には写真のように、味のある古い木造家屋が建っており、隣の高層マンションと格好の対となっています。

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愛宕神社とは空気感が全然違います。
こちらの方が万人好みと言えるでしょう。
近くに住んでいるのだったら、毎朝散歩の際に立ち寄りたいスポット。
どこか温かみを感じさせる神社です。

2017年1月 8日 (日)

坂井神社のご神木

新潟西バイパスの亀貝インターから車で5分、新通小学校近くのこんもりとした松林の中に坂井神社が鎮座します。
古くから坂井村の産土神として尊崇を集めてきたが、詳しい創立年代は不詳とのこと。
寛永三年(1626)に小祠が建てられ、それをもって発祥とする説が有力です。
坂井輪公民館前の交差点を左折し、県道16号線に入ります。
ほどなく進行方向右手に小高い松林が視界に入りますが、そこが坂井神社。
1月8日、初めて参拝しに行ってきたのですが、すぐわかりました。
坂井神社の建つ小高い丘全体が一種のパワースポットとなっており、境内の松の樹勢がいいのもその土地のエネルギーのせいでしょう。

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保存樹木にも指定されているこの2本の松が、ぼく的には事実上のご神体であるように感じました。
境内で最も背の高い木でもあり、これほど凛としたエネルギーには久しぶりに接しました。

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本殿入り口右手の、これらの松の木もなかなかでした。

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ぼくが訪れた時は、社務所の前で真新しい軽自動車のお祓いをやっていました。
宮司さんの威風堂々とした佇まいが印象的でした。

2017年1月 4日 (水)

白山神社の奥地

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つい昨日知ったばかりなんだけど、新潟市の白山神社には地下道があるんです(写真参照)。
迷路や路地裏大好き人間のぼくは、久々に血湧き肉躍る高揚感を覚えました。

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地下道を抜けると、写真右手に出ます。
いろいろな祠が建ち並んでいます。
ひとつひとつ手を合わせました。
この一角は白山神社の敷地内なのだけど、表の参道や境内からは見えません。

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祠の間には道祖神。
ここが一番癒やされたかな。
カメラの被写体には事欠きません。

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こちらは、蛇松明神社。
ここへ来るのが取りあえずの目的だったのだけど、やっぱり良かったです。
由緒については次のリンク先を参照ください。

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蛇松明神を過ぎても、まだまだ小道は続きます。
小道のどん詰まりに建つのが、黄龍神社と松尾神社。
特に、黄龍神社が存在感あります。磁場の強さを感じます。
今日は1月4日。
まだまだ正月の参拝客で境内はごった返していました。
それでも、この秘密の小道へ入ってくる人は少なく、行きも帰りもそれぞれ2~3人とすれ違っただけです。
でも、この空間を一人で独占してみたいので、今度は平日に改めて来てみたいと思いました。

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