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カテゴリー「星景写真(下越)」の108件の記事

2016年10月 7日 (金)

漁船のいない海

10月6日、夜8時過ぎあたりから県北の海岸地帯では晴れるのではないかと思い、夕方から村上市へ。
市内のラーメン屋で夕食を食べているとき、その頃はまだ曇っていたので弱気になり、いったんは引き返そうかと思いました。
しかし、まだ風は強いので少なくとも日本海には漁船は出ていないはずと、漁り火のない漆黒の海を見たい一心で、柏尾海岸近くの展望台へ。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO2000, F2.8, 20秒X1枚

現地へ着くや、急に雲が取れだし、月が地平線に没する頃には全天に占める雲の割合は1/5程度になりました。
周囲の樹木は強風で揺れまくっていますが、奇跡的にこの広場のみ風が当たらず、心ゆくまで星見を堪能できました。
・・・と言いたいところなのですが、なんということか、ポタ赤と自由雲台を忘れてきたことに気づきました。アチャ~
幸いタイマー付きリモコンはカメラバッグの中にあったので、それならばと高ISO、短時間露出で枚数を多く撮る、いわゆる固定星景のスタイルで撮り始めたのでした。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO3200, F2.2, 8秒X10枚 (拡散系フィルター使用)

このようなスタイルで撮るのは初めて。
それぞれの構図で50枚ずつ撮ったのですが、帰宅して画像処理をやってみて、この方法の欠点に直面しました。
手元に「驚きの星空撮影法」谷川正夫著という本があるのですが、ここに赤道儀を使わない”超固定撮影”のノウハウが解説されています。
読み直してみたらこうありました(p69参照)。
「・・・広角レンズで固定撮影した多数のコマをコンポジットすると、画像周辺の星像が放射状に伸びてしまいます。これはボリューム歪像という、周辺にいくに従って像が拡がって写る特性が原因です。」
そうなんです。
50枚をソフトでコンポしたら、周辺部が激しく流れてしまうのです。
谷川氏によると、レンズの歪曲がゼロだとしても、広角レンズ使用時には生じる現象だそうで・・・
標準レンズ以上の焦点距離だったら大丈夫とのことなのですが。
30枚でもダメ。結局10枚で手を打ちました。
ボリューム歪像の出方は方角によってその強度が違ってくると思うのですが、下のプレアデスを写した写真では20枚以下なら許容範囲となりました。
結局10~15枚しかコンポ出来なかったため、圧倒的に露出不足。
そのため色があまり出ませんでした。
(多数枚コンポの精度の良さで、最近PixInsightが注目を集めていますが、ボリューム歪はこのソフトを使っても矯正できないのかな?)
早い時間帯にははるか遠くに漁船の漁り火がひとつだけ見え隠れしていたのですが、それも21時すぎには見えなくなり。
(帰りにしつこく藤塚浜にも立ち寄ったのですが、ここから村上にかけては漁船は皆無だったものの、新潟市の沖合には漁り火らしき光が2、3見えました。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO4000, F2.0, 5秒X15枚

自由雲台がないので、カメラを傾けるには三脚の脚の出し入れで調整しました。
構図がままならないのは本当にストレスとなります。
この頃(21時すぎ)には雲の量は1割程度となり、シャンデリアのような星空が出現。
相変わらず海には漁船の姿はなく、低空の透明度こそ低かったものの、見たかった風景を現れ、至福のひとときを過ごしました。

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帰りに、岩ヶ崎海岸へ立ち寄りました。
すると、広場から海岸へ降りていく石段があったので、その石段の途中に三脚を構えて撮影。
こちらは地上部と星空部を別々に撮っています。
やはり星空部はコンポ枚数10枚、地上部は1枚です。
ここはもろに強風が当たり、しぶきも飛んできたので15分で退散。
背後の広場には蛍光灯の外灯が何本もあるので、水面の微妙な緑がかった色合いはその影響でしょう。
それにしても海岸線は外灯が多いですね。
笹川流れに限らず、少なくとも下越地方の海岸線沿いでは、人工光を視界に入れずに星見ができる場所を探すのはほぼ不可能。
久々に粟島・内浦地区の夜景を対岸から見ましたが、内浦も明るくなりました。

2016年10月 3日 (月)

天蓋高原独り占め

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (14mm)
撮影時刻:18時23分 (固定撮影)

10月2日、稲がたわわに実った棚田風景を見たくて、県北の棚田地帯へ。
この一帯は標高が300mあるので、稲刈りはまだのようでした。
刻一刻と移り変わる、光のグラデーションの変化が美しかった。

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (15mm)

1枚目の写真の場所で沈む天の川を撮るつもりだったけど、思ったより右端の方に現れたため、やや場所を左に移して薄明終了を迎えました。
正面には村上市街が見えています。
過去10年間、どんどん明るさを増してきた村上市の夜景ですが、そろそろ落ち着いてきたようです。
最近2年間は、明るさに変化がないように思います。

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (20mm)
撮影時刻:22時46-59分

19時半頃天蓋高原へ移動してきたら、おやおや誰もいません。
これ以上ない快晴なのですが。
GPVではそこそこ雲が湧く予報だったので、ぼく自身それほど期待はしていませんでした。
もっとも雲の多いときでも3割ぐらい、おおむね雲の量1割程度で夜の23時台前半まで快晴が続きました。
透明度も抜群!今年1,2を競う星空でした。

※改造後のファーストライトとなった80Dについて、簡単に感想を述べます。
画質は予想以上に良かったです。
20時から2時間ばかり望遠レンズと格闘していました。
その間ISO1600-2500の間で使っていましたが、新品時代のわが60Daより画質は上ですね。
クール&ホットピクセルも数個しか現れず、画像処理も快適です。
星景写真の時、構図を決めるための試写でISO3200を使いましたが、こちらでも十分使える画質。
トキナーのこのレンズ、14~16mmの無限遠がフォーカスリングを一杯に回したところに来るようになりました。
20mm側ではやや手前で無限遠が来ますが、それでも改造前の80Dに装着したときよりは遊びが少なくなったので、ピント合わせが非常にラクになりました。
また今回、先週買ったばかりの、非球面レンズを使った3.5倍のルーペでピント合わせを行いました。
文房具屋で400円で買ったルーペに比べるとピントの合う面積が拡がったので、ピントの山をつかむのがかなりラクになりました。
3000円オーバーの値段に見合う性能があるかは微妙なところですが、個人的には買って良かったと思っています。

※望遠ズームでは、結局機材との格闘に終始し、作品撮りはできませんでした。
次回もう一度反省点を踏まえてトライしてみますが、ポタ赤の動作がなにげに不安定だったのが気にかかります。
ひょっとしたら、Pモーションの数値がかなり悪いのかもしれません。
ちゃんとエージング、やったんだけどなあ・・・
Polemaster、確かに便利ですが、精度の良い極望があれば、自分にはそれで十分かなと思いました。

2016年8月 9日 (火)

天蓋高原夏まつりの夜

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8月7日は、恒例の天蓋高原夏まつり(高根フロンティアクラブ主催)。
久々に花火を見に行ったのですが、アットホームな雰囲気に癒やされました。
花火大会(といっても25発だけですが)が始まる直前、1000本あるというキャンドル以外の場内の照明が全て消灯されました。
時刻は19時50分くらいだったでしょうか、すると満天の星空が出現しました。
天気はどうかな~とあまり期待していなかったのですが、完璧な星空です。
北斗七星の横に花火が打ち上げられ、バックグランドが真っ暗なので3号や4号の花火でも夜空に映えました。
花火大会を見終えてから大毎の棚田へ移動する予定だったんですが、果たして大毎の空はどうでしょう?雲が湧いていなければいいのですが。
いつものポイントへ車を停め、車から外へ出てみると、今年イチバンのもの凄い星空です。
感激しました。

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EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 (22mm)

記念写真代わりに、速攻で1枚。
今日はEOS 60DaにIDASのHEUIB-IIを付けているのですが、外すのが面倒なのでそのまま使いました。
周辺が流れ気味ですが、それはフィルターのせいというより、バックラッシュの影響があるかもしれません。
なにせSWAT300(輸出仕様)を持ち出すのは1年ぶりですから。
今年は星景写真ばかりで、いつもPanhead EQを使ってきたのです。
バックグランドの色を見ると、やっぱりこの日はいい空だったんだなと思います。
シンチレーションはやや高かったものの、これだけコントラストの強い”シャンデリア”のような天の川を見たのは2年ぶりぐらいだったかもしれません。

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EOS60Da + TAMRON SP45mm F1.8 (with HEUIB-II)

総露出時間約30分です。
この倍くらいコンポ枚数を重ねてみたい誘惑に駆られましたが、他にもカメラを向けたい対象があるので、30分で切り上げました。
欲を言えば切りがないですが、個人的にはこれで充分満足です。

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EOS60Da + TAMRON SP45mm F1.8 (with HEUIB-II)

昨年秋にいろいろ小物を買い込み、どの方向でもバランスを保てるようなシステムを構築しました。
ドイツ式にするOPパーツも持っているのですが今回は使わず、L型プレートを使って自由度を高めてみました。
写真はケフェウス座周辺の散光星雲ですが、それまではこの対象にカメラを向けることは非常に難しかったのです。
今回初めてラクに導入することができ、ひとつ進歩しました。
しかしながら、構図がダサすぎ。
せっかく知人のTさんが同じ対象の写真をHPにアップしたのに、しかも事前にそれを見ていたにも関わらず、間抜けな構図となりました。
こちらも総露出時間は約25分ですが、天の川の中心部方面と比べると暗いので、こちらは1時間は露出をかけたいところ。
少なくとも、気の短いぼくをそういう気にさせる得体の知れない魅力を、ケフェウス座付近の天の川は備えているようです。
23時20分に現地を離れましたが、こういう空なら朝まで星を見続けていたいと思いました。

2016年6月 6日 (月)

夏井河川敷公園からの天の川

6月3日、あらかわ総合運動公園の溜池で天の川を撮り終えた後、そろそろ野球場でのナイターも終わっただろうと思い、再度胎内川の夏井河川公園へ立ち寄ってみました。

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EOS60Da + TOKINAR 14-20mm F2.0 (14mmにて)

ナイターは終わっていました。
嘘のように満天の星空が見えます。
でも、もっと早い時間帯でないと、飯豊連峰のエブリサシ岳から昇る天の川の絵は撮れませんね。
仕方ないので、まだまだ水量の多い胎内川の勇壮な流れと対比させるべく、ローアングルで撮りました。
最初、縦アングルで撮り始めたのですが、縦アングルはなんかしっくりきません。
構図を変えて横アングルで撮り始めたら、すぐレンズにわずかですが曇りが生じてしまいました。
火星が無残にも滲んでしまいましたが、固定・追尾それぞれ1枚ずつしか撮っていないにも関わらず、天の川そのものはよく写ったのでよしとします。
0時まで、ほとんど雲も流れず透明度も高いまま。
素晴らしい一夜でした。

2016年6月 4日 (土)

溜池から見る天の川

なぜか3日の夜は快晴となる予感があったので、早めに家を出ました。
まずはホタルの下見を兼ねて、甥っ子が数年前ホタルを見たという乙宝寺近くの田んぼへ。
この場所の下見は2回目ですが、さすがにここ1ヶ月で川の土手は草ぼうぼうとなりました。

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EOS60Da + SIGMA18-35mm F1.8 (20mmにて)

時刻は20時30分。露出時間10秒のワンショット画像(固定撮影)です。
実写では、ひょっとしたら80Dの方が高感度性能では半段分くらい優れているかもしれません。
ぼくの60Daは経年変化でホットピクセルとクールピクセルが30個以上も出るようになったので、それらを消す作業が結構大変です。
この川の周辺は比較的暗いのですが、遠くの国道を行き来する車の往来が激しい。
それを除けば、平野部でお気軽な星見をするには悪くないポイントだと思います。
ホタルは・・・微妙。2週間後にもう一度来てみるつもりです。
このあと、胎内川の夏井の河川敷へ行ったのですが、ロイヤル胎内パークホテルの、川をはさんで対岸にある野球場でナイターをやっているらしく、とてもじゃないけど明るすぎて星が全く見えません。
なので、次の候補地、5月19日の記事で取り上げた某運動公園奥の溜池へ移動しました。

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EOS60Da + TOKINAR 14-20mm F2.0 (14mmにて)

夜は暗いと聞いていましたが、期待にたがわぬ暗さ。
もちろん、南~南東に関川村の光害の影響は感じられますが、許容範囲。
外灯も町明かりも直接視界に入らない点が気に入りました。
幸運なことに空の透明度も良く、久々に星見を満喫しました。
軽量機材で撮ったので、星像はややいびつです。
このように条件のいい場所では(三脚を立てている場所は、フラットなコンクリートの路上です)、これからは昨年買い足ししたSWAT300(海外仕様)を積極的に活用しなくてはと反省。

2016年5月30日 (月)

潮風に吹かれながら

ぼくはEOS 40Dから、二桁Dのモデルチェンジの度に買い換えている、キャノンのお得意さんです(^^;)
80Dに買い換えるか、それとも高感度性能重視で(ホタルや星景メインですから)値頃感が出てきた6Dにするか随分悩みましたが、総合的な使い勝手を重視し、最新モデルの80Dを買いました。
フルサイズでホタルを広角レンズで撮る場合、当然絞りは開放かそれに近い絞りを選択するわけですが、その場合レンズに接近してきたホタルの軌跡が太く写りすぎるきらいが出てくるのです。
個人的には、ホタルの光(軌跡)は、できるだけシャープに細く写したいと思っています。
なので、パンフォーカスの範囲が広くなるAPS-C機には、フルサイズ機に対してメリットもあるのです。

早速、3機種でダークの比較をやってみました。
条件はISO6400, 3分で3枚連射、3枚目の画像で比較しました。
70Dのみ、他の2機種とは違う日(前日)に撮っています。
ドナドナ前のラストショット?です。
ノイズリダクションはオフ、全てMサイズのjpeg撮って出しです(強調処理は行っていません)。ちなみに、気温はいずれも22~23度でした。

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60Da

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70D

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80D

70Dに比べたら、随分改善されましたね。このあと、CS6でレベル補正(オート)をかけた画像でも比較したのですが、それだとより一層、70Dとの差が出ました。
しかし、60Daがまださらに上を行っている事実に驚愕。
差はわずかですが、これにより60Da、現役続行です。あと2~3年は頑張ってもらいましょう。
日曜の夜、快晴だったのでテスト撮影に出撃。
同時に買ったトキナーの14-20mm F2.0のテストも兼ね、いつもの60Daでなく、80Dを持って行きました。

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ISO1000, F2.5で、固定撮影3枚、追尾撮影4枚を合体させています。

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ISO6400, F2.0, 8秒のワンショット(追尾撮影)です。
8秒なら、追尾でも背景の写り方は固定撮影と変わりません。
結論から言うと、まずカメラ(80D)についてですが、感覚的には70Dより2割ほど高感度性能が上がっていると感じました。
ISO6400でも、なんとか使える感じ。70DはISO5000から上は緊急用と感じましたが。
80Dはヒメボタルの撮影でも、充分戦力になりそうです。
次にレンズについてですが、海外のサイトの詳細なレビューを読んでから買ったので、その高性能ぶりは予測の範囲内のこと。
絞り開放から使えます。歪曲も、周辺光量落ちも少ないです。
周辺部の星像もシグマの18-35mm F1.8並みにいいですし、色収差もほぼ皆無。
フォーカスリングの機構が時代遅れなのが玉に瑕ですが、天体写真では最初からマニュアルフォーカスしか使わないのでよしとしましょう。
同社の11-20mm F2.8 PRO DXも併用していくつもりですが、全ての項目においてこのレンズを凌駕しています。

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ISO1600で、固定撮影、追尾撮影それぞれ1枚ずつを合体。
絞りは固定撮影F2.8、追尾撮影の方はF2.0。
今日のブログのタイトルは、この写真に対して付けています。
ISO1600なら、全然ノイズは気になりません。
カメラの写りはいいし(^-^)、実に気持ちのいい夜でした。
この日は様々な組み合わせで撮りましたが、どんなに枚数を重ねても散光星雲の赤が出てくるわけではないので、ノーマルカメラで天の川を写す場合はワンショットで構わないかな、と思いました。
80Dのテスト撮影は今回限り、次回から星景は再び60Daで撮るつもりです。
最後にこの場所ですが、岩船港です。
10年以上前はシーバス狙いでかなり足繁く通っておりました。
昨年久々に夜間に下見に来たのですが、赤灯台を正面に見る位置まで堤防を歩いてくると、そこから先端にかけては、正面の海岸線に人工光が一切視野に入らないことを確認しました。
35mm換算で20mm程度の画角なら大丈夫です。16mmだとわかりませんが。
この日は明るい漁船が数隻、背後の沖合にいたので真っ暗というわけにはいかなかったですが、漁船がうんと沖合にいるときは意外と暗くなるのです。
天の川も結構下の方までディテールが写ります。
それにしても、昔に比べると防波堤に入って釣りをしている人の数が劇的に減りましたね。
先端部には一人もいなかった。ある意味、寂しかったです。

2016年2月 8日 (月)

最高の滑りができた夜・・・

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EOS60Da + TOKINAR11-20mm F2.8 PRO DX (11mm)
IDAS HEUIB II使用

8日の胎内スキー場のナイターは最高でした。
といっても、滑走日数は今期13日目となりますが、ナイターは初めて。
ナイターは普通に氷点下以下の気温になるので、雪質がよくなります。
この日のように日中快晴に恵まれた日には、夜間に入るとバーンが非常に硬くなります。
下越のスキー場で昼間、このようにアイシーなバーンで滑れることってあまりありません。
スピードも出るし、いや面白かった。
練習のためには、あえてナイターに来ることも必要ですね。
スキーは早めに切り上げ、体力の残っているうちに星景写真を撮りました。
最初、正面ゲレンデで撮ろうとしたのですが、やはりというか、ナイター照明が明るすぎます。
素直にあきらめ、もう一つの候補地、夏場もたまに来る風倉ゲレンデ側の駐車場へ。
こちらはそこそこ暗かったのですが、人気の消えた鹿の俣ロッジのスピーカーから、えんえんとBGMが大きな音量で流れているのには辟易しました。
BGMがほとんど聞こえなくなる所までゲレンデの中を歩いていき、コースのど真ん中に三脚をセッティング。
2ヶ月ぶり?に見るオリオン、いい感じです。
右手の鉄塔上空に薄雲が湧いていたのはわかったけど、いざPCでRAWデータを現像してみると、光害の影響受けまくりなのにはびっくり。いや、がっかりと言った方が正解でしょう。
肉眼ではよくわからなかったのですが、正面ゲレンデのナイター照明と、ニノックススキー場のナイター照明の影響が現れています。
とにかく色むらや被りがひどかったので、色温度を大きく補正して処理した次第。
あと、鉄塔も一本消しています(^^;)
HEUIB IIは付けるつもりはなかったのですが、カメラに装着してあったことを忘れて撮影してしまいました。周辺部の星像が伸びているのはそのためです。
星空部は2分X4枚。もっとコンポ枚数を重ねたかったけど、凍死しそうになってきたので早々と撤収しました。

※10日、写真を再処理したものに差し替えました。今度は鉄塔も電線も消していません(^_^;)

2015年12月14日 (月)

鷲のテイクオフ

奇跡的に晴れ上がった土曜の夜、8日に引き続き二王子山麓へ行ってきました。
双眼鏡で見ると、こないだより低空まで星がびっしり見える。
ただし、いいのは南の空で、肝心の南東~二王子岳山頂方面~はやや透明度が悪かったのですが。
案の定、自宅でいざ現像してみると1枚ごとに微妙な薄雲がひっきりなしに飛来しているようで、散光星雲の色が全く出ません。
先日の薄雲もそうですが、中国のPM2.5の微粒子が県内に流入している可能性がありそうです。
数日前、北海道に大量のPM2.5の一団が飛来しつつあるというニュースでやっていましたが、普通の薄雲と発色がやや異なるので、その影響もあったのではと勘ぐっています。
とにかく、どどめ色の星空。う~ん、美しくない。
こんな空でも一期一会ですが。

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EOS60Da + EF100mm F2.8 IS MACRO

先日の教訓を踏まえて場所を選定したため、狙い通りの場所から鷲星雲が昇ってきてくれました。
もっと上空は比較的クリアな空だったのですが、低空はずっともやっていました。
鷲星雲はかなり淡いため、よほど完璧な条件が揃ったときでないと、鑑賞に堪えうる作品を撮るのは難しいですね。
技術的な話ですが、今回も前回に引き続き、微動装置はユニテックのゴニオ式のそれを使わず、FEISOLのPB70と、10月24日の記事に書いたDESMONDのレベラーの組み合わせで極軸合わせを行いました。
この組み合わせ、なかいいです。
剛性感も申し分なく、中望遠だったら全然OK。
極望も今回は”ナンチャッテ極望”ではなく、トーストの極望です。
やはりこれは使いやすいです。
久々に、3つの星できっちり合わせましたが、精神的に安心しますね、2点合わせよりも。
ノータッチガイドも(今回せいぜい3~4分ばかりの露出なのですが)、全コマ成功。
バックラッシュの影響が出たコマも1枚もありませんでした。
SWAT300プロト、いいわあ~(^-^)

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EOS60Da + TAMRON 45mm F1.8 Di VC USD

南の空が比較的低空までクリアだったので、5~6年ぶりくらいにとも座の散光星雲を狙ってみたのですが・・・
星空部はかなりの枚数をコンポしたのだけれど、ほとんど色が出ませんでした。
こちらも1枚ごとに薄雲が移動している様子が見られ・・・
HEUIB IIを使えば、また結果は違ったか?
どぎつい色をなんとかしたかったけれど、まあいいや。
シリウスを入れない横位置でも撮ったのですが、シリウスの青白い光がワンポイントになるので、こちらの構図を採用。
PHOTOSHOPでは、まだタムロンのこのニューレンズのプロファイルが出てないみたいですね。
画面右側にややオレンジ色の縁取りが出たのですが、相変わらず解像度はいいし、使いやすいレンズです。
他にもこのレンズでオリオンを撮ったりしたのですが、途中でバッテリー切れになってあまり枚数を撮れなかったのでボツにしました。
双子座流星群は写真には撮りませんでした。
なぜなら、カメラ2台体制にすると何かと忙しくて眼視がおろそかになるから。
今回は眼視を優先し、空いている時間はまったり流星観察。
現場にいた2時間40分の間に20個ほど見ました。
ただし、ほとんどが小さいやつで、小火球が2個の成果。
双子座から下側で多く流れました。

2015年10月19日 (月)

鎮守の森

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先日、Keroさんからメールをもらいました。
今は転勤で九州に住んでいますが、新潟市に住んでいたときは毎年胎内星まつりにも出展者の側で来ていた、星の大先輩です。
う~ん、久しぶり。てか、ブログをやっていること知りませんでした。
Keroさんのブログを読んでいると、いろいろ勉強になります。もちろん、天体写真の素晴らしさも特筆もの。
Keroさんの機材も着実に進化しているんですねえ。
で、ちょっと刺激を受けたので、初めてドイツ式に仕立ててみました。
ユニテックのダブル雲台ベースのトップに自由雲台をアルカスイスのクランプをかまして付けていますが、長めのプレートを介して取り付けています。
これはKeroさんの記事をヒントにやってみたもので、目的は不動点を三脚の中心に近づけること。
プレートは縦に付けているので、前後にスライドさせることによってバランスを調整することができるのです。
さて、18日はドイツ式の練習ということで、少しでも雲が少なそうな県北へ行ってみました。
最初天蓋高原へ立ち寄ったのですが、村上市街がすっぽりと雲に覆われ、光害がいつもの1/3に減っています。
しかしながら雲はそれなりに出ていて、撮影には不向き。
仕方ないので、複雑怪奇な地形きわまる大毎の棚田の探索に乗り出しました。

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40分くらい歩いたでしょうか。
今まで歩いたことのなかった農道を経て、ぐるりと上半分を半周。
途中これでいいのか不安になりましたが、見覚えのある地形がやがて現れ、無事スタート地点に戻ることができました。
初めて大毎の棚田を訪れたのは4~5年前ですが、以来いつも目を引く地形がありました。
それが上の写真に写っている扇型の森で、地形的にちょうどこの棚田地帯の中心に位置します。
この森がいい雰囲気。
ぼく的、大毎のシンボルです。

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EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED AS

ニュージーランドのテカポの教会をバックに天の川を撮るというのは、彼の地での定番アングルのひとつですが、それを真似て撮ってみたのがこれ(ちょっと大袈裟か)。
この広大な棚田には絵になる作業小屋がいくつもあり、以前から撮ってみたいと思っていたのです。
残念ながら雲は増える一方でほぼベタ曇りの中での撮影でしたが、雰囲気は少しは出せたかな?

2015年10月17日 (土)

SWAT300(輸出仕様)で出陣

朝から快晴になった16日、満を持して県北へ。
最初は笹川流れのどこかで日本海に沈む射手座付近の天の川を撮り、その後場所移動して大毎へ。
そこで先日購入したプロトタイプのSWAT300を初めて使ってみるという計画でした。
しかしながら、極望のステーを本体に固定する止めネジを忘れたため、いつものように短時間露出とせざるをえなかったのは残念でした。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm/2枚コンポ))

狐崎の岬のてっぺんからとるつもりで、20年ぶりくらいで崖をよじ登りました。
ところが踏み跡は途中で途絶え、岩場にへばりつくように生えている松も枯れかかっているものが多く、枝がすぐ折れます。
狐崎全体の印象として、いろいろな意味で荒れているような気がしてこのままでは大けがをすると思い、最初のピークへ出たところで引き返しました。
従って、これは岬の付け根からのショットです。
薄明終了後30分は漁船が一艘もいなかったのでこれは・・・と思いましたが、1時間もするとしっかり現れました。
それでも、弥彦山の裏の海岸から撮るよりははるかに天の川のディテールが下の方まで出ています。
それにしても笹川流れも外灯だらけです。
胎内市の海岸線にはストラボライト付きの風車が立ち並んだし、日本海沿いで星見に適した場所はほぼなくなりました。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm/2枚コンポ)

うっぷんを晴らしたくて、県北でぼくが最も暗いと思っている場所・大毎へ。
大毎は期待を裏切りませんでした。東西南北、どこも暗い。
雲が出ているときは府屋方面の光害がわずかに感じられるときもありますが、この日は快晴とあって光害は全く感じません。う~ん、快感!
ただ、若干抜けの悪い空というか、湿度は決して低くはないようでした。
ほんの一角を除き、稲刈りは終了していました。
その貴重な一角で撮影。西の空なのに、光害の影響はほとんどないです。
画像処理も極めてシンプル。被り補正なども一切していません。

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EOS60Da + TAMRON 45mm F1.8 VC (4枚コンポ)

極望を取り付けられないため、仕方なく残りの時間はタムロンのおニューのレンズのレンズテストに費やしました。
余談ですが、この輸出仕様のSWAT300、素通し穴でなく、ガリレオ式の10mm2.2倍の極望を内蔵しています。
そいつでもって合わせたわけですが、素通し穴より星がシャープに見えるため、とても合わせやすかったです。この仕様は復活させてもいいと思いますけどね。
で、露出時間を1分から始めて、2分、3分と1分刻みで伸ばしていきました。
2分まではOKでした(ただし、帰宅してPCでピクセル等倍で見るとわずかに星像が伸びていましたが)。
よって、上の写真は2分のコマ(ISOはさまざまです)を4枚コンポさせています。
絞りもF2.2、F2.5、F2.8、F3.5を試しました。
中心部の解像度はF2.2でも満足のいくレベルで、違いは色収差の出方です。
途中でピントを合わせ直したりもしたのですが、F2.8が分水嶺という感じ。
それより開けると赤ハロが出ます。逆にF3.5まで絞ると、ほぼハロはなくなります。
周辺減光はF2.8ですと、ほぼ目立ちません。
結果、非常にいい性能だと思いました。
以前所有していた、シグマの50mm F1.4(旧モデル)よりシャープですね。

より以前の記事一覧

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