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カテゴリー「星景写真(下越)」の115件の記事

2017年9月28日 (木)

秋を迎える棚田

26日は、前日に比べたら大気中のチリが多いのか、夜になっても透明度はさほど上がりませんでした。
村上市の山あいにある某棚田へ来る前、笹川流れに立ち寄り夕日を鑑賞。
グリーンフラッシュが現れた時に比べ、太陽のまぶしさを半分くらいしか感じませんでした。
このような時はダメですね。

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前日に引き続き、EOS6D MK2のみ使いました。
レンズはシグマの24mmとタムロンの35mmのどちらか。
上の写真は24mmを使って、3枚モザイク合成です。
海岸に近い平野部では、稲刈りを行っている農家の方も見られました。
こちらは標高があるのでまだまだですが、稲は順調に育っているようです。
今年も豊作だといいですね。

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3枚モザイク、うち1枚(星空部)は追尾させています。
中央やや左にそびえる山はMt.カイラス。
カイラス山はチベットの奥地にそびえる聖地で、信仰の対象であるため未踏峰です。
形が似ているし、麓には聖なる泉が湧く森があることから、勝手にぼくが名付けたもの。
昨夜の超絶な星空はどこへやら、この場所も光害はほとんどないし、Aクラスの星空に出会える確率の高い場所です。
しかしながら、この日は月の光の影響もあるのですが、終始眠い空でした。

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3枚のうち地上部を写した2枚は、1枚は手前の稲にピントを合わせ、もう1枚は無限遠に合わせ、それを被写界深度合成させました。
星空部は追尾で1枚。拡散系フィルターを使用。
例によって、露光時間の半分だけ装着させています。
スバルが昇ってくるまで現地にいたのですが、月が沈むのも大体同じ頃のはずなのに、空の暗さが増しません。
いつの間にか薄雲が四方八方流れてきており、真っ暗にならないのはそのせいもあるみたいでした。
ここが潮時と、早めに帰途につきました。

2017年9月11日 (月)

弥彦山の大岩壁

どうせ雲が湧くとは思っていましたが、どうしても弥彦山へ登ってみたくなり(車でです)、10日の夕方に弥彦山へ。

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35mm換算で1344mmの超望遠レンズだと、どうしても三脚座のみの一点支持だとぶれやすくなります。
それで昨年秋にベルボンの望遠レンズサポーター”SPT-1”を買ったのですが、すっかり使うのを忘れていました。
初めて使ったのが、実は10日。
6日にグリーンフラッシュを撮った時も、家に忘れてきて使っていません。
おお、やっぱりピント合わせをしてみるとかなり止まるようになりますね。
ほとんどレンズがお辞儀をしなくなりました。
スリーウェイ雲台に載せているアルカ規格のクランプも、それまで5cmの長さのものを使っていたのですが、先日から12cmのやつに変更。
シロート丸出しですが、いろいろ工夫する過程が楽しいのです(^^;)
しかし、それでも完全には止まらないため、ピント合わせは本当に苦労します。

ところで、山頂手前の駐車場から日本海を見渡すと、右手に大きな岩壁があるのに気づきました。

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国土地理院の1/2.5万の地形図を見てみると、標高350mのあたりに岩壁のマークがありますね。
それによると、高さは40mぐらいでしょうか。
横幅はゆうに200m以上あり、なかなかの迫力。
この岩場を登攀した人はいるのでしょうか?

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肝心の夕日はここまで。
このあと完全に雲に隠れてしまい、二度と出てくることはありませんでした。

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一方、新潟平野側はいい天気。
でも、日没後一気に雲が湧きそうな気配。

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EOS80D改 + TOKINAR 14-20mm F2.0 PRO DX (14mm、固定1枚・追尾1枚の合体)

次にどこへ行こうか迷ったのですが、昨年今年とホタルをたくさん見た五頭山麓の杉林に囲まれた田んぼに来てみました。
到着した時は既に南の空は半分薄雲に覆われていましたが、北の方角は雲が少なめです。
とはいえ、こちらの空も急速に雲が流れてきて、現地滞在時間30分で撤退。
来る新月期に向けて、少しずつ気持ちが高まってきました。

2017年9月10日 (日)

マジックアワーの天の川

やはり9日も中越から下越へ夕方から雲が拡がるとの予報だったので、先日に引き続き碁石海岸へ。
予想以上にこちらも低空は薄雲が拡がっていましたが、新しい撮り方のテストをしたかったので撮影を敢行しました。
土曜日とあって、釣り客が何人もおり、駐車場には10台以上の車が停まっています。
近くの交差点ではっぴ姿の人たちが御輿を担いでいる姿を目にしたので、この日は地区のお祭りだったようです。

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それでも、わずかながらグリーンセグメントは見られました。
ただし、ほんの2~3秒だけでしたが。

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薄雲に邪魔されているとは言え、このままジュッと海に沈んでいきました。
残念ながら、色の変化は起こらず。
太陽フレアの影響で北海道ではオーロラが見られるかも、とニュースでやっていたので、この日は薄明終了時まで、北の空に注目してみようと。
この場所でもよかったのですが、久々に南の天の川も見てみたかったので、大毎の棚田上部へ移動しました。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
ISO1600, F2.8, 20秒 (追尾撮影)

撮影時刻19時丁度。
予報だと19時頃にはこの辺にも薄雲が拡がる感じでしたが、19時半まではそれほどでもなく、きれいな星空を拝むことができました。
この日の月の出は薄明終了とほぼ同時刻。
マジックアワー前半はご覧のように雲があまり出ていなかったので、天の川が徐々に輪郭を現してくる妙味を味わえました。
それにしても、この日は流星や人工衛星や飛行やらが頻繁に空を行き交い、そのどれかが写っていないコマはなかったほど。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
ISO3200, F2.8, 30秒 (追尾撮影)

19時37分撮影。30分を過ぎた辺りから雲が湧き出してきたけど、さすが大毎、東から南にかけては全く光害が感じられず、天の川の背景の空も限りなく黒に近い焦げ茶色になります。ここでは、CS6でコントラストを強めているだけで、それ以外の画像処理は一切行っておりません。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
ISO1600, F2.8, 90秒 (固定撮影)

北の方角も、比較的低空まで写ります。
右の光害は府屋のそれだと思われますが、以前より府屋方面の明るさも2~3割ほど増したような気がします。
オーロラは見られませんでしたが、やはりここは落ち着きます。
ちなみに、標高があるので稲穂の色づきはまだでした。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
ISO2500, F2.0, 15秒 (追尾撮影)

20時5分撮影。
そうこうしているうちに、府屋方面の空がフラッシュのように明るく瞬くようになりました。
なんと、花火が上がり始めたのです。
稜線ぎりぎりまで上がる花火もあり、かすかにど~んという音も聞こえてきたり・・・

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
ISO6400, F1.8, 1/4秒 (手持ち撮影)

帰りに荒川河口近くの海岸で途中下車。
北のオーロラ見るなら、やっぱり海岸からでしょうということで。
しかし、考えは甘かった。
今度は漁船の漁り火に妨げられ、現れていてもカメラに収めることができるかどうかは微妙。
いつかは新潟の海岸からオーロラを見てみたいものですが、場所探しは再考の余地ありです。

2017年5月24日 (水)

関川村の星見スポット

星見三連チャンとなる20日、向かった先は本当に久しぶりの”わかぶな高原スキー場”の駐車場。
標準レンズでじっくりアンタレス付近を撮りたかったので、アンタレスの方角が暗そうな場所を選んだのです。
ところが、座標の設定を謝ったのか、ステラでのシュミレーションより実際にアンタレスが昇ってきた高度が低く、南の天の川を撮るにはちょっと適さないように思いました。
また、以前は一つだけだった(よね?)レストハウスの非常口の緑色の明かりも二つに増え、全体的にレストハウスの明るさが増しており、これもすぐに撤収した理由の一つです。
次に向かった先は、これまた4~5年ぶりの大石~金俣集落に近い田んぼ。
Tomさんが今年何度か足を運んでおり、素敵な写真を残しております。
胎内平から黒俣経由で金俣へ抜ける道路が3年くらいだったでしょうか、災害復旧工事で通行止めになっていたので、ぼくもいつしか足が遠のいていたのです。

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EOS80D改 + TOKINAR 14-20mm PRO DX (19mmにて)
ISO2000, F2.8, 1分 (HEUIB-II フィルター使用、追尾撮影)

これは帰る間際に撮った写真ですが、もくろみ通り、アンタレスを狙うには絶好の地形でした。
暗さも問題なし。
しかし、この日は23時すぎまでひたすら眠い空でした。
23時半を過ぎてようやく天の川のモヤモヤが視認できるほどになってきたけど、まあ、こういう日もありましょう。
それにしてもトキナーのこのレンズ、すごいです。
あれ、こんなに星像良かったっけ?
HEUIB-II付けても、色ずれが起きません。
35mm換算で35mmより広角だと、周辺部で色ずれが起きるというのが過去の経験則ですが(今回はぎりぎりですかね)、それほど厳密にテストしたわけではないので、今度どの焦点距離までOKなのか、テストしてみたいと思います。

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EOS80D改 + TAMRON SP45mm F1.8
ISO1600, F3.2, 3分 (X25枚、HEUIB-II 使用)

条件のいい空だったら、2~3枚重ねればこれくらいの色は出ます。
過去最多の露出をかけたのに、ちょっと気合いが空回り。
でも、現地にいる間は気持ちが洗われました。
このあたりの田んぼも非常に絵になります。
田んぼ星景にももってこいの場所です。
しいて言えば西がやや明るいですが、基本的に全方向真っ暗と言ってよく、光害の少なさは特筆ものです。

2017年5月21日 (日)

明鏡止水パート2

18日に撮影した星景写真の続編です。

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EOS80D + SAMYANG XP 14mm F2.4
ISO1600, F2.8, 1分 (追尾撮影8枚 + 固定撮影1枚)

星空部、8枚コンポさせたら多少コントラストが上がりました。
しかし、ノーマル機ではM16, M17, M20などの赤が出ないので、少し不満が残ります。

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EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 (20mmにて)
ISO1000, F3.2, 3分 (追尾撮影8枚 + 固定撮影1枚)

現地へ入り、最初に写したのがこの絵。
こちらは天体用にフィルター換装したカメラでの撮影です。
先日アップした、ノーマル機での白鳥座を中心とする天の川の写真と比べると、やはり広角レンズと言えど、星を撮るなら散光星雲が赤く写る機種の方がいいなあと思ってしまいます。
この日は、1枚1枚見ると筋状の薄雲が微妙に流れて写っていたのですが、白鳥座方面の空は南の空に比べるとややマシでした。
それにしても、背景の天蓋山は絵になります。
このロケーション、大好きです。

2017年5月19日 (金)

明鏡止水

最近IRIXの15mm F2.4を買い、改造機のEOS 80Dに付けて試写してみたところ、無限遠が出ませんでした。
続いてSAMYANGのXP 14mm F2.4を購入、同じカメラに付けて試写したみたらやはり無限遠が出ません。
どちらもサムヤンの最新のラインで製造されているはずなので、以前のように無限遠が出ないといった不具合が起きるとは考えられません。
そこで、試しに非改造機のもう1台80Dに装着してみたら・・・今度は無限遠が出ます。
天体用のフィルターを換装した改造機は、ピント位置の変動は基本的にないはずなのですが、実際にはわずかに変わってきます。
当方80Dを2台持っているので、客観的に比較できるのですが、その経験上ピント移動は若干ですがあります(スターショップの新改造です)。
瀬尾さんとこの改造機と比較してみたいところですが、SAMYANGのXP 14mm F2.4に関してはノーマル80Dで使っていくしかないとの結論に達しました。
おとといIRIXに関して記事を書いたのですが、以上の理由からIRIXのレンズもノーマル機だったらきちんと無限遠が出ていた可能性があります(返品したので、もう手元にはないため再テストできません)。
なので、記事の内容が不適切であるため削除したことをお断りしておきます。

18日夜、SAMYANGの新レンズを携えて県北の開けた棚田地帯へ行ってきました。
村上市の天蓋高原から大毎方面へ抜ける予定が、岩船北部広域農道がまだ天蓋高原から先、冬期の通行止めが解除されていなかったため、目的地を変更してこの広大な棚田地帯をうろちょろしました。
珍しくこの日は2台の車を見かけました。
1台の車の持ち主とは言葉を交わしたのですが、やはり星景写真を撮りに来ているとのことで、流星群の観測にもこの場所へよく来ると仰っていました。
もう一人、Tomさんが近くへ来ているはずなので、多分棚田の下の方にちらほら見えている白い光がそうなのだろうなと思うのだけど、さすが山奥です。
携帯が圏外になります。確認が取れません。

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EOS80D + SAMYANG XP 14mm F2.4
ISO1600, F2.8, 1分 (追尾撮影1枚)

現場ではわからなかったのですが、筋状の雲がひっきりなしに流れていました。
大気光でしょうか?それともPM2.5の帯状攻撃?
射手座の散光星雲の赤や、サソリ座周辺のカラフルな色合いがほとんど出ないのは、やはり寂しいですね。
しかしながら、星像はさすがでした。
ジャスピンではなかったのですが、周辺部までちゃんと星が丸い点像に写っています。
左側にコマが出かかっているのですが、ほぼ点像と言っていいでしょう。
周辺減光もほとんどないです。
星景は地上部の風景と星空の総合的なマッチングがその質を決める要素なので、これだけの広角だったらノーマル機でもいいかなという気がします。(ていうか、そう言い聞かせるしかない・・・)

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EOS80D + SAMYANG XP 14mm F2.4
ISO800, F2.8, 2分 (追尾撮影1枚)

試しに、天の川の中では最も色濃く赤が出る白鳥座を入れてフレーミングしてみました。
やはりちょっと地味めですかね。
この日、最初は改造機の80Dとシグマの18-35mm F1.8の組み合わせで、白鳥座を中心とする天の川と天蓋山を絡めて撮ったのですが、そちらのアップは近日中に。
SAMYANGで撮った1枚目の写真も、実際にはもっと枚数を撮っています。
だけど、多分コンポジットさせてもあまり画質や色合いそのものは変わらないと思います。
なので、こちらは再度アップするかどうかは未定。

2017年5月 7日 (日)

田植えを待つ棚田の夜

奇跡の透明度に恵まれた5月2日の夜、旧朝日村の某棚田へ行きました。
例年田んぼに水が入るのは5月中旬なのでまだかな?と思ったけど、やはり2/3の田んぼにはまだ水が入っていませんでした。
なので、ちょっと晩秋のような風景だったのですが、半月の残照に照らし出された棚田はそれなりに幻想的でした。

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EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (32mm)

月没前に地上風景を撮り始めたので、残照に照らし出された山の影が写っています。
それでも天の川のコントラストは極上そのもの。
惜しむらくは、この場所からは北極星が見えないためコンパスで大雑把に極軸を合わせただけなのですが、レンズの焦点距離を32mmを選択したため、いざ星空部を追尾撮影する段階になって、1分でも流れてしまうことに気づきました。
結局ISOを1600~2000まで上げ、F2.8で40秒の露出で撮りましたが、それでも星像は満足のいくものではありません。
星空部は2枚モザイクし、あとで(強引に)重ね合わせています。
そのため、やや合成的要素もあるのですが、縦横比が正方形に近い絵は個人的に好みなもので・・・
月が完全に没した後、北極星が見える棚田の中央まで移動して、改めて今度は18mmで撮ってみたのが次の画像。

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EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)

ほとんど低空の被りもなく、素晴らしい天の川を拝むことができました。
体力が尽き、5~6枚撮っただけで現場を後にしましたが、こんな空なら毎週でも通い詰めたいですね。
反省点として、この場所でも極軸合わせはポタ赤本体に開けられている穴に北極星を導入するだけの簡易合わせで済ませたのですが、多数枚コンポしようとするなら、広角レンズ使用時でもきちんと極望を使って極軸合わせをしないと、それなりに星像はいびつになることが多いようです。
なので次回からは横着せず、レベルの高い星空の時はきちんと極軸合わせを行おう思います。
それにしても、定評のあるシグマのズーム(18-35mm F1.8)でさえ、周辺部ではそれなりに星像が伸びるので、より完璧な点像になるレンズが欲しくなりました。
ステップアップのためには小手先の画像処理のテクニック以上に、周辺部まで星が丸く点に写るレンズを使うことが先決であると思いました。
まもなくスイスの気鋭のメーカーIrixの15mm F2.4が手元に届きます。
Samyangの14mm F2.4の方が周辺部の画質はより完璧に近いでしょうけど、APS-C機で使うなら、Irixの15mmでも十分だと思います。
ちなみにこのレンズ、設計はスイスですが製造はSamyangのようです。
価格も、B&Hで買えば送料込み500ドル以内で入手可能なので、非常にお得。
光学系は同一で、価格の安いのと高いの二つラインナップされているのですが、鏡筒部の作りが違うだけです。
安いバージョンの方でも簡易防水防滴仕様なので、こちらで充分かと。
重量も608gなので、自分的にはちょうどいい重さです。
ファーストライトが楽しみ!(気が早い)

2017年3月30日 (木)

幻のアンドロメダ銀河

防備録として書きます。
幻シリーズ(要はボツシリーズ)第二弾。
今回の新月期、東の空に銀河が昇ってくるのは深夜になってからなのですが、薄明終了から数時間は(新発田市の例だと)山側に目立つ天体がありません。
ニノックスのナイターも終わったことだし、まだまだ白銀を抱く二王子山と地味ぃ~な星空を写し留めるのもそれはそれで趣がありますが、一方日本海側には次から次へとメジャーな天体が水平線に没していきます。
透明度の良い時にはそちらにレンズを向けるのも面白そうです。
と思ってシュミレーションしてみたところ、村上市の岩ヶ崎海岸からだと20時10~30分にかけて、ちょうど粟島の真上にアンドロメダ銀河が没していくことがわかりました。
APS-C機と100mmのレンズの組み合わせだと、これまたちょうど粟島が画面ギリギリに収まります。
来月の新月期だと、もうアンドロメダ銀河は明るいうちに没してしまうので、今しかありません。
ところが、3月29日はGPVの予想に反して県北は全体に薄雲が拡がり、星は西の空の一部にしか見えていませんでした。
それでも試写したのですが・・・やっぱり星は全く写ってくれませんでした。
また来年に持ち越しです。

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EOS80D改 + CANON 100mm F2.8L IS MACRO

粟島でさえもくすんで見える悪条件。
色合いも最悪です。
過去に100mmで撮ったアンドロメダを合成してみました。
ステラのシュミレーションだと、角度はこんな感じになるようです。
灯台の明かりもそれほど明るくはなく、条件のいいときならこんな感じで写るはず。
結構大きく写るので、85mmでもいいかもしれません(持っていないけど)。
それにしても、春先で地平線近くまで晴れ上がることは稀だと思われ、撮れたら奇跡でしょうけど。
次回の新月期からはスバルやオリオンが水平線に没していきます。
笹川流れを北上すれば、ちょうどスバルが粟島上空に没する絵を撮ることができるかもしれません。
佐渡バックなら、場所の選択肢は一挙に拡がるので、佐渡を絡めて撮るのも面白そう。
東の山の稜線から昇る天体を撮るのに比べてどうしても海の場合はより低空まで晴れ渡っていないといけないので、ハードルは高いですが。

2016年10月 7日 (金)

漁船のいない海

10月6日、夜8時過ぎあたりから県北の海岸地帯では晴れるのではないかと思い、夕方から村上市へ。
市内のラーメン屋で夕食を食べているとき、その頃はまだ曇っていたので弱気になり、いったんは引き返そうかと思いました。
しかし、まだ風は強いので少なくとも日本海には漁船は出ていないはずと、漁り火のない漆黒の海を見たい一心で、柏尾海岸近くの展望台へ。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO2000, F2.8, 20秒X1枚

現地へ着くや、急に雲が取れだし、月が地平線に没する頃には全天に占める雲の割合は1/5程度になりました。
周囲の樹木は強風で揺れまくっていますが、奇跡的にこの広場のみ風が当たらず、心ゆくまで星見を堪能できました。
・・・と言いたいところなのですが、なんということか、ポタ赤と自由雲台を忘れてきたことに気づきました。アチャ~
幸いタイマー付きリモコンはカメラバッグの中にあったので、それならばと高ISO、短時間露出で枚数を多く撮る、いわゆる固定星景のスタイルで撮り始めたのでした。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO3200, F2.2, 8秒X10枚 (拡散系フィルター使用)

このようなスタイルで撮るのは初めて。
それぞれの構図で50枚ずつ撮ったのですが、帰宅して画像処理をやってみて、この方法の欠点に直面しました。
手元に「驚きの星空撮影法」谷川正夫著という本があるのですが、ここに赤道儀を使わない”超固定撮影”のノウハウが解説されています。
読み直してみたらこうありました(p69参照)。
「・・・広角レンズで固定撮影した多数のコマをコンポジットすると、画像周辺の星像が放射状に伸びてしまいます。これはボリューム歪像という、周辺にいくに従って像が拡がって写る特性が原因です。」
そうなんです。
50枚をソフトでコンポしたら、周辺部が激しく流れてしまうのです。
谷川氏によると、レンズの歪曲がゼロだとしても、広角レンズ使用時には生じる現象だそうで・・・
標準レンズ以上の焦点距離だったら大丈夫とのことなのですが。
30枚でもダメ。結局10枚で手を打ちました。
ボリューム歪像の出方は方角によってその強度が違ってくると思うのですが、下のプレアデスを写した写真では20枚以下なら許容範囲となりました。
結局10~15枚しかコンポ出来なかったため、圧倒的に露出不足。
そのため色があまり出ませんでした。
(多数枚コンポの精度の良さで、最近PixInsightが注目を集めていますが、ボリューム歪はこのソフトを使っても矯正できないのかな?)
早い時間帯にははるか遠くに漁船の漁り火がひとつだけ見え隠れしていたのですが、それも21時すぎには見えなくなり。
(帰りにしつこく藤塚浜にも立ち寄ったのですが、ここから村上にかけては漁船は皆無だったものの、新潟市の沖合には漁り火らしき光が2、3見えました。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)
ISO4000, F2.0, 5秒X15枚

自由雲台がないので、カメラを傾けるには三脚の脚の出し入れで調整しました。
構図がままならないのは本当にストレスとなります。
この頃(21時すぎ)には雲の量は1割程度となり、シャンデリアのような星空が出現。
相変わらず海には漁船の姿はなく、低空の透明度こそ低かったものの、見たかった風景を現れ、至福のひとときを過ごしました。

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帰りに、岩ヶ崎海岸へ立ち寄りました。
すると、広場から海岸へ降りていく石段があったので、その石段の途中に三脚を構えて撮影。
こちらは地上部と星空部を別々に撮っています。
やはり星空部はコンポ枚数10枚、地上部は1枚です。
ここはもろに強風が当たり、しぶきも飛んできたので15分で退散。
背後の広場には蛍光灯の外灯が何本もあるので、水面の微妙な緑がかった色合いはその影響でしょう。
それにしても海岸線は外灯が多いですね。
笹川流れに限らず、少なくとも下越地方の海岸線沿いでは、人工光を視界に入れずに星見ができる場所を探すのはほぼ不可能。
久々に粟島・内浦地区の夜景を対岸から見ましたが、内浦も明るくなりました。

2016年10月 3日 (月)

天蓋高原独り占め

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (14mm)
撮影時刻:18時23分 (固定撮影)

10月2日、稲がたわわに実った棚田風景を見たくて、県北の棚田地帯へ。
この一帯は標高が300mあるので、稲刈りはまだのようでした。
刻一刻と移り変わる、光のグラデーションの変化が美しかった。

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (15mm)

1枚目の写真の場所で沈む天の川を撮るつもりだったけど、思ったより右端の方に現れたため、やや場所を左に移して薄明終了を迎えました。
正面には村上市街が見えています。
過去10年間、どんどん明るさを増してきた村上市の夜景ですが、そろそろ落ち着いてきたようです。
最近2年間は、明るさに変化がないように思います。

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20 F2 PRO DX (20mm)
撮影時刻:22時46-59分

19時半頃天蓋高原へ移動してきたら、おやおや誰もいません。
これ以上ない快晴なのですが。
GPVではそこそこ雲が湧く予報だったので、ぼく自身それほど期待はしていませんでした。
もっとも雲の多いときでも3割ぐらい、おおむね雲の量1割程度で夜の23時台前半まで快晴が続きました。
透明度も抜群!今年1,2を競う星空でした。

※改造後のファーストライトとなった80Dについて、簡単に感想を述べます。
画質は予想以上に良かったです。
20時から2時間ばかり望遠レンズと格闘していました。
その間ISO1600-2500の間で使っていましたが、新品時代のわが60Daより画質は上ですね。
クール&ホットピクセルも数個しか現れず、画像処理も快適です。
星景写真の時、構図を決めるための試写でISO3200を使いましたが、こちらでも十分使える画質。
トキナーのこのレンズ、14~16mmの無限遠がフォーカスリングを一杯に回したところに来るようになりました。
20mm側ではやや手前で無限遠が来ますが、それでも改造前の80Dに装着したときよりは遊びが少なくなったので、ピント合わせが非常にラクになりました。
また今回、先週買ったばかりの、非球面レンズを使った3.5倍のルーペでピント合わせを行いました。
文房具屋で400円で買ったルーペに比べるとピントの合う面積が拡がったので、ピントの山をつかむのがかなりラクになりました。
3000円オーバーの値段に見合う性能があるかは微妙なところですが、個人的には買って良かったと思っています。

※望遠ズームでは、結局機材との格闘に終始し、作品撮りはできませんでした。
次回もう一度反省点を踏まえてトライしてみますが、ポタ赤の動作がなにげに不安定だったのが気にかかります。
ひょっとしたら、Pモーションの数値がかなり悪いのかもしれません。
ちゃんとエージング、やったんだけどなあ・・・
Polemaster、確かに便利ですが、精度の良い極望があれば、自分にはそれで十分かなと思いました。

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