昨日に引き続き、某神社へヒメボタルを見に行ってきました。
昨夜に比較すると、本殿背後の林で3割減、それ以外の場所では5割減といった感じでした。
この辺でのヒメボタルのピークは土日だったようです。
夏日が続くと一気に婚活が行われますので、土日よりホタルの数が減少したのはセオリー通りと言えるでしょう。この場所でヒメボタルの姿が見られるのは、あと2~3日といったところでしょうか。
さて、この日は本殿背後の谷にカメラを向けてみました。

EOS6D MARK II + TAMRON SP 45mm F1.8 Di VC
総露出時間約50分。
ホタルが写っていたのは半分のコマでした。
小沢が下を流れているため、ゲンジも結構舞っていました。
技術的なことになりますが、今回は次のような点に留意しました。
1.光跡をできるだけ真円に近づけるため、絞りは使用レンズの開放付近で撮る(ここではF2を使用)。
2.明るさが残っているうちに背景を撮っておけば背景は真っ暗にしか写らなくてもいいので、ノイズを押さえるためもあり、ISOは3200までとする(シャッタースピードは20秒)。
3.カメラノの発熱を抑えるため、インターバルは1~2秒間隔とする。
4.前回、ある程度近くを飛ぶヒメボタルの光跡が尾を引くような感じの写りになってしまったコマがあるので、乱反射の原因になっているかもしれない保護フィルターや拡散系のフィルターは付けずに撮影する。
5.レンズは50mm前後の焦点距離を使用。
ネットで漁ったヒメボタルの撮影方法と、自分がここ3年間で試行錯誤してきた方法とをミックスさせた結果、このような改善を施したのです。
結果は満足のいくもので、今まで撮ったヒメボタルの写真の中では、絵的にも画質的にも最も上質な1枚となりました。
(ただし、RAWではなくJPEGでの撮影。RAWだと画像処理に3~5倍の時間を要するので、割り切っていつもJPEGで写しています。)
21時頃撮影を切り上げ車の所へ戻ってくると、満天の星空が出ているではありませんか。
出発するとき、山間部に厚い入道雲がかかっていた新発田に比べ、村上方面は快晴だったのでもしやとは思っていました。
コントラストも高く、久々に天の川のモクモクを見ました。
目の前の田んぼではまだヘイケが光っているし、ホタル星景の撮影開始。

EOS6D Mark II + SIGMA 24mm F1.4 DG (星空部1枚、地上部は約60枚を比較明合成)
ポタ赤を持ってこなかったのが悔やまれます。
稲穂に止まって点滅しているヘイケはかなり多くいたので(これらは写真には写っていません)、20時台のゴールデンタイムだったら壮観な光景を見ることができたのでは?
正面の林にもヒメボタルは生息しており(歩いていって肉眼で確認)、ピクセル等倍で見ると明らかにヒメボタルのものと思われる光跡が幾つか写っていました(正面にくっきり写っているそれは、多分ヘイケの光跡と思われます)。
火星が昇ってくるまで我慢しようと思ったのですが、右から薄雲が流れてきたので21時45分撤収。
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