無料ブログはココログ

« 夜間ドライブの救世主 | トップページ | 旧中野邸本館 »

2018年11月12日 (月)

熊野神社の七本杉

村上市布部の熊野神社を初めて訪れたのは昨年6月のことでした。
この周辺には他にも二つの熊野神社(薦川と猿田のそれ)があり、やはりどちらも昨年6月に訪れ、すっかり魅せられてしまったのです。
実は熊野神社にはある思い入れがあります。
昔約10年間大阪に住んでいた時、片っ端から聖地や神社巡りをしていたのですが、最もお気に入りだったのが熊野本宮大社(和歌山県田辺市)でした。
多分7~8回は訪れていると思います。
昨年薦川と猿田の熊野神社(どちらもとても小さな神社ですが)を訪れた時、当時の思い出がまざまざと蘇ってきました。
さて、この布部の熊野神社、急な石段を141段上らないといけないのですが、石段の入り口まで来て引き返してきたのです。
周辺の草むらにヒルが多数いて、車を停めたところから石段の入り口まで20m歩いただけで靴下にヒルが2匹もくっついたのに気づき、恐れをなしてUターンしたのです。
石段もそこそこ草むしていたし、石段を登ればさらにヒル攻撃に遭うことが予測できたので。
実はこの周辺の山中はなにげにヤマビルの宝庫でして、長靴や”ヒルファイター”が必修ですが、このときはどちらも持ちあわせていなかったのです。
そして時日は流れ(大袈裟か)11月11日、リベンジを果たしに行ってきました。

Img_2315

この石段、写真で見るよりかなり急です。
あまり訪れる人がいないのでしょう、石段は隅から隅まで苔むしています。

Img_2287

石段を登りきってみると、思いの外立派な社殿が出現。
勧請は1640年とのこと。
市の天然記念物になっている七本杉を含め、周辺には杉の大木がたくさんあります。
そのほとんどは樹齢350年とのことなので、熊野権現の勧請と同時に植えられたものと推測されます。

Img_2290

こちらが本殿の後ろに立つ七本杉。
樹高35mくらいでしょうか。
肌に活力があり、木が生きていることを実感できます。
熊野信仰は、山仕事で生業を立てている人々が巨木の精霊を祀ったのがはじまり。
実際、昔は七本杉の根元に祠があり、この木の精霊を祀っていたそうです。
平安時代半ばになると山岳仏教と結びつき、白川法皇、鳥羽法皇らの熊野詣でを契機に、熊野信仰は一気に全国に広まりました。
とりわけ山間部に住み、狩猟や木こりを生業としている人々の間に広まったので、猿田や薦川など、三面川水系の山あいの集落に熊野神社が多数残っているのは、このような事情が背景にあるからです。

« 夜間ドライブの救世主 | トップページ | 旧中野邸本館 »

神社・仏閣・史跡(下越)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 夜間ドライブの救世主 | トップページ | 旧中野邸本館 »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31