饒舌な森
30日、こないだ初めて見つけた場所へ行ってきました。
この日は友人一家を案内してのことだったので、写真は2カットのみ。
本当にこの場所でヒメボタルの乱舞が見られるのか不安でしたが、予想通りまとまった数のヒメボタルを見ることができました。
乱舞と言っていいでしょう。
EOS6D Mark II + TAMRON SP35mm F1.8 DI VC (共通)
明るさが残るうちにざっと道路沿いの林を見渡してみたところ、同じような地形が続いていました。
2箇所、容易に林内に入っていける場所もありましたが、この辺はどうもヤマビルが多く生息しているようなのでそれは自制し、先日同様道路端からの撮影です。
光り初めは19時55分。やや遅めでした。
目に見えて増え始めてきたのは20時10分過ぎでしょうか。
林内が真っ暗に近い暗さになってから一気に林内のあちこちでピカピカが始まりました。
横幅50mほどの区間でホタル観賞しましたが、この区間はどこもホタル密度は一定でした。
2枚目のカットは子供が三脚を触ったため、そしてもともとピントが合っていなかったためもあって、背景はぼけまくっています。
それでも1枚目のカットに比べてカメラの近くをホタルが行き来してくれたので、少ないコンポ枚数の割にはよく写ってくれました。
現地を後にしたのは20時45分頃。
ヒメボタルは減少の気配を見せず、森の中はまだまだ賑やかでしたが、子供が家に帰りたいと言い出したため、帰途につきました。
素晴らしい、濃密な夜でした。
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おぉ~、なかなかの絨毯っぷり・・・さすがですね。
こんなのが道端から撮れるのは魅力的ですね。
意外とここいら辺の民家裏の杉林に沢山飛んでたりしそうですね(^^;
投稿: Tom | 2018年7月 1日 (日) 09時32分
幹線道路を隔てて反対側の林の中にもいました。確かに、民家裏のちょっとした林にもいそうです。今日はそのちょっとした林~この近くにあります~を探索してみます。
*帰り、高速から胎内市の水沢地区の火事に気づきました。めっちゃ燃えてる。Tomさんの別宅は大丈夫だったでしょうか。
投稿: Toshihiko Sato | 2018年7月 1日 (日) 11時38分
素晴らしい!
こんな場所を、一人で見つけ出すバイタリティーに脱帽です。
この場所、地面からブッシュのトップまでは1m程度でしょうか?飛翔高度が、そのブッシュトップだとすると、結構高い位置を飛んでいますね。
また、ここは植林された杉林のようですが、手入れがされていないようにも見えます。地面は何十年も、弄られていない感じですか?
ヒメボタルのメスは飛べないので、繁殖地の条件(状態)がとっても気になります。
投稿: もっちゃんもっちゃん | 2018年7月 1日 (日) 21時14分
もっちゃん、昨年見つけた場所も今年見つけたこの場所も、同じ川の流域なのです。芋づる式で見つかります。この一帯はヒメボタル天国(ただし、県北の以前から通い詰めているもっと標高の高いポイントに比べ、ヤマビルの宝庫でもある)。MAXの生息数はまだわかりませんが、どこにでもいるって感じ。県北の他のポイントの植生も含め、ぼくが開拓したポイントは全部共通しています。植林された杉林メインですが、天然の広葉樹林地帯が混じっている場所も一部あります。杉の太さはそれほどでもなく、古木主体というわけではありません。若い木も多い。また、下草の高さは0.5~1mくらいの所が多い。全く放置されているという感じではなく、適度に手入れされている所の方が多いような気がします。従って、林の中は割と歩きやすい。また驚くべきことに川や田んぼや道路で分断されている場所もあり、中には100X60mほどの独立した林に生息していたりします。
投稿: Toshihiko Sato | 2018年7月 2日 (月) 00時12分
メスが移動できないのに、植林された杉林で繁殖している理由が理解できません。移植されない限り、太古から住み続けていると考えられるのですが・・・・。
投稿: もっちゃんもっちゃん | 2018年7月 3日 (火) 21時36分
雌は飛べませんが、歩けます。我々が思っている以上に、移動距離は長いのでは。現在ヤフーでヒメボタルの写真を検索すると18万もの写真を見ることができますが、お城のお堀の周囲だったり、住宅地に近い野原や畑地だったり、餌が全くないような竹藪だったりと生息環境は千差万別です。意外と彼らの生命力は強力なのかもしれません。
植林された杉林とはいえ、間伐方式で植林した所なら生き残っているケースも多いのではと想像します。実際、ぼくの見つけたポイントは恐らく全て間伐方式です。丸裸に伐採されたところは全滅するでしょうけど。
投稿: Toshihiko Sato | 2018年7月 4日 (水) 00時20分