北簑口の桜
この桜は、西新発田駅から真南に下った田んぼの中にあります。
イオンからも見えます。
実際、イオン前の道路を走行していて見つけたのです。
3本あり、中央には石碑が。
一番大きな石碑には「湯殿山」と刻まれています。
ひょっとしたら、昔はここに祠でもあったのかもしれません。
素晴らしい桜です。
5日くらい前に見つけたのですが、日参して開花状況をチェックしてきました。
昨日は小雪が降ったにもかかわらず、9日、ほぼ満開になりました。
EOS 6D Mark II + SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM (18mm)
9日は午後からどんどん晴れ間が拡がったので、薄明終了後の20時、再び来てみました。
7~800m離れたところにある自動車学校の超明るい照明がここまで届いており、月明かりのない闇夜でもご覧のように明るく写ります。
前向きに捉えれば、色被りをちょっと補正さえしてあげるといい按配に花の色が浮かび上がるので、星景写真にはもってこいの場所と言えなくもないです。
さて、この日は2週間前にゲットしたシグマの新しい超広角ズームのファーストライト。
いや、素晴らしいです。
ピント合わせの段階からレンズのシャープさは伺い知れました。
キャノンのEF16-35mm F4L ISも併用しましたが、シグマの方がピント合わせがラク、つまりピントの山がわかりやすいのです。
周辺部の星像も、絞り開放で全然OK。
全体のシャープさも、F2.8でキャノンのF4に勝っていると思います。
コマ収差の出方もごくわずかで、もちろん色収差も極小。
もっとも、キャノン用は補正用のプロファイルをレンズに実装しているので、補正をオンにして使った場合の結果です。
周辺光量も自動で補正してくれるので、純正レンズと使い勝手は変わりません。
これがいかに便利なことか。
大絶賛したいと思います。
こちらはキャノンの広角ズームにプロソフトンAを装着して撮った画像。
右にオリオン座を入れてみました。
拡散系フィルターを使うと、町明かりや外灯が必要以上に肥大してしまうので美しくありません。
地上部を入れない星野写真か、人工光の入らない星景写真なら、時には使ってもいいかなとは思いますが。
隅々まで望遠レンズで撮ったように星がシャープに写る、最近の高性能な広角レンズを使うのだったら、拡散系フィルターを使うのはもったいない気がします。
こちらは天の川の方向を意識しての構図。
もう少し右から撮らないといけないかもしれませんが、ここから先は低地となっており、地面がふわふわなのです。
なんとかなるとは思いますが・・・
※4月11日、2枚目と4枚目の画像を、フラットエイドプロを使って恒星をやや大きめにする加工を施したそれに差し替えました。
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コメント
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西新発田方面へ行く時は、こっち方面を通って行きますが気が付きませんでした。
車学の明かりの当たり加減が絶妙!!素晴らしいです。
空のクリアな時なら、天の川も写ってくれるかもしれませんね~
でもその時間帯は、車学の明かりは消えちゃってるか・・・
投稿: Tom | 2018年4月10日 (火) 17時46分
Tomさん、コメントありがとうございます。この桜を最初に見つけた時、ここへ来る前に立ち寄った場所はTomさんがブログにアップしたR290沿いの桜の木だったんですよ。ぼくも今まで何年も気づかなかったわけで、車を運転する時も目的意識を持っていないと見過ごすものがいかに多いかってことですよね。
そうなんです、照明の当たり加減が絶妙なんです。でも夜10時には多分消えるでしょうから、天の川と桜を一緒に写そうと思ったら、月明かりが必要ですね。大きめの三日月が理想でしょうか。それが早朝3時頃に出ていれば。
投稿: Toshihiko Sato | 2018年4月10日 (火) 18時44分