(続) 新発田の一本桜
19日の記事で紹介した以外にも、新発田の山あいには一本桜があります。
宮古木の丘の中腹に立つ一本桜。
丘の入り口の桜は既に盛りを終えており、やや遅れてこちらの桜が満開になりました。
ここへ来る途中墓地を通るのですが、その周囲に見事な桜並木(次の写真)があり、それらの桜も遅咲きなのでようやく満開(いや、八部咲きかな?)になっていました。
丘の背後の水田から撮っています。
圃場整備がなされた水田なので、あぜ道の幅が狭い。てか、なきに等しい。
農道は木々の真下を通っているし、もう少し桜並木に近寄った場所から桜星景を撮るのは難しそうです。
EOS6D Mark II + SIGMA 24mm F1.4 DG
(固定1枚、追尾1枚)
同じの夜9時半、この場所へ再訪。
三日月が出ているので、薄明が終わった後でも桜の写りがいいです。
風がかなり強く、50秒露出なのですが枝がぼやけてしまいました。
右側の明るい星は木星。
夜間この場所へ来たのはなんと7年ぶり。
以前の記憶はとっくに薄れているのですが、こんなに外灯なかったような。
正面には気になる明かりはほとんどないものの、画面から外れていますが左側は外灯だらけです。
21日の夕方撮影。
正面のピークは二王子岳。
最初の場所を下見したあと、偶然見つけた桜です。
ここ数年で長峰原一帯はどんどん林や灌木が伐採され、来る度に新しい展望地を見つけているのですが、今回も絶好の展望地を発見しました(次の写真)。
緯度 37 54 38.9 N 経度 139 24 43.5 E
多分、人工光は正面に限って言えば視界に入らないはず。
一本桜は谷を隔てた右手の尾根にあります。
ここも草原となっており(ただし、6月を過ぎるとやぶが深くなるでしょう)、撮影適地。
21日夜、最初に取り上げた桜の写真を撮ったあと、ここにも立ち寄ってみました。
EOS6D Mark II + SIGMA 24mm F1.4 DG
(固定1枚、追尾1枚)
サソリの頭とアンタレスが、桜の木の斜め右上に写っています。その上に木星。
あと1時間ちょっとで天の川が昇ってきますが、月もそろそろ沈みます。
体力的にも限界に来ていたので、このあと撤収。
年によっては天の川が出てくる時間と三日月~半月が出ている時間帯とが重なる年もあると思うので、天の川バックの桜星景はまたの機会にお預けです。
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新発田の山のほうはまだ桜星景が撮れるのですね。
私は有名観光地の桜よりもこういう山の中にひっそりと咲く桜が好きです。
5枚目の場所、なんとなくわかります。3月の満月の夜にさまよったとき、このすぐ近くで撮りました。薄雲が出ていたのでボツでしたが。このあたりはいいポイントがたくさんありますよね。鉄塔が多いのが残念ですが。
投稿: まるひ | 2018年4月24日 (火) 23時22分
有名観光地の桜を撮りに行くと、必ずカメラマンが大勢います。そして大抵マナーの悪い人も一人はいます。自然を愛でに行ってそういう不快な思いをするのがいやなので、マイナーな桜を探して撮っている次第。
二王子山は本当に鉄塔がいやらしいですよね。去年1年でさらに更地が増えたので、撮影場所が増えたのは嬉しいのですが。
投稿: Toshihiko Sato | 2018年4月24日 (火) 23時37分