霞にけむる二王子岳
昼間、二王子山麓の気になるポイントを、新しい場所を含めて5箇所ほど下見してきました。
午後から翌日まで完璧な晴天が続く予報だったので、明け方3時前後に今年初の天の川を入れた星景写真を撮るための下見です。
例年3月最終日曜までニノックスのナイターがやっているし、その年の月の巡り合わせと積雪の多寡にもよりますが、雪山をバックにした天の川の写真を撮る機会はごくわずかしかないのです。
その難易度をさらに高めているのが、近年頻発するようになってきたPM2.5による霞。
そして、この日はその最たるものでした。
なので天の川はあきらめ、それぞれのポイントへ夜再び訪れ、視界に入る外灯などの見え方をチェック。
5箇所のうち、まあまあ使えるだろうというポイントを3箇所まで絞り込みました。
うち、一番いいなと感じた場所がここ。
まあ、予想された結果ではありますが。
ポイントの選定にあたり、鉄塔や送電線が稜線の上にはみ出るのもNG。
人工光が全く見えないのはこの場所だけでした。
なお、昼間の撮影は24-100mmの標準ズームを使っており、画角も24-50mmの間で適当に撮っています。
夜の部の撮影は24mmの単焦点(シグマ24mm F1.4 DG)で統一しており、それぞれの写真の焦点距離は厳密に一致しているわけではありません。
次にいいなと思ったポイントがこの場所。
以前はもっと外灯の明るさが暗かったのですが、かなり明るさが増したような気が・・・
とはいえ前景の草原がとても心地よく、最初のポイントと甲乙付けがたいです。
このポイントはアクセスが良いのが利点。
昼間の写真は焦点距離39mmなのですが、24mmだと他のポイントより二王子岳がやや小さく写りました。距離的にはそれほど違いはないのですが、やはり試写してみないとわからないものです。
ここは許容範囲ぎりぎりですが、外灯が気になります。
特に右端のそれはかなり明るいので入れたくないのですが、ここの農道を100mほど前後左右に移動しても、どうしても入ってしまうのです。
もっとも、焦点距離を35mmにしてしまえば入らないので、構図次第ですね
3番目のポイントの近くに、水芭蕉の群生地があります。
小さいですが、一応看板も立っています。
だけど特に駐車場はなく、農道の路肩に停めるしかありません。
群生地は130mほど小道に沿って延びているのですが、一番奥の湿原がお勧め。
それまでは雑木林の中に申し訳程度に生えている感じで、あまり感動はありません。
この日は五分咲きだったでしょうか。
五泉市のアソコに比べたら全然写真映えはしませんが、観光客は皆無なのでじっくり鑑賞できるのが長所です。
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