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カテゴリー「ホタル2017(下越)」の17件の記事

2017年7月20日 (木)

楽園から見る天の川

昨日の記事の続きですが、増谷沢源頭の林道を視察したあと、7月12日の場所へ立ち寄りました。
既に21時は回っているのだけど、いるもんですねえ。
感心です。
天の川も結構見えているし、固定撮影ではありますが、ホタルを入れた星景写真を撮ってみました。

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EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20mm F2 PRO DX (14mm)

地上部10枚、星空部1枚です。
左側は以後の田んぼと林の境目に、際だってヘイケが群れているところがあり、そこも撮ろうとしました。
が、21時20分を過ぎると急にホタルの活動はやみ、こちらの写真はボツ。
その場所は近づいてみてわかったのですが、なるほど、こういうわけだからヘイケが群れていたのか的な条件を備えており、勉強になりました。

2017年7月19日 (水)

増谷沢源頭部のホタル

新発田から比較的容易にアプローチできるところで最も標高のある林道は、上綱木から新谷を結ぶ、馬ノ髪山南西部を走る林道です。
途中、夢ハウスの別荘もあり、奥の方に進むと旧三川鉱山のズリのすぐ近くを通過するなど、大自然の魅力を満喫できるとてもワイルドな道路となっています。
もうヒメボタルのピークは過ぎているとはいえ、標高が300m近くあるここならまだ2~3匹は見かけるかもしれません。
ヒメボタルを念頭に下見したことはないのだけれど、星景写真がらみで何度か来たことがあり、もしやと思って19日行ってみました。

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夢ハウスの別荘への分岐をすぎ、200mほど進むといい感じの森になってきました。
グーグルアース上でもやはりこの辺に目を付けたのですが、全体的にしっかり人の手が入っているため木は若いのですが、たまに写真のような古木が点在しています。
下草は低く、見通しは非常に良く、踏み跡のないところでも歩けます。
林床は県北のヒメボタル生息地のそれと同じような状態となっており、条件的には申し分ありません。

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37 47 42.6, 139 26 18.5 (標高290m)

ここは、馬ノ髪山登山口から南へ60mくらい進んだところ。
道路から林の中へカメラを向けています。
右手から瀬音が聞こえてくるのですが、増谷沢の源頭部なのでした。
増谷沢と言えば、2~3年前ホタルを撮りに行ったことがあり、下綱木から1km上流まで、くまなく探索したことがあります。
すっかりコンクリートで覆われているためホタルの数は並でしたが、渓流釣り名人の知人いわく、戦前は第一級の岩魚釣り場だったそうで、そんな渓相の良さの片鱗はしっかり脳裏に刻み込まれていたのです。
でも、悲しいことに国土地理院の1.2.5万地形図を見ると、源流部に5つも堰堤があるんですね。となると、やはり岩魚は源流まで遡行しても期待できないかもしれません。
ヒメボタルを目撃することはかないませんでしたが、予想以上にゲンジがたくさん(といっても7~8匹ですが)いました。
ある意味、こんな山奥の杉林でゲンジに出会うとは予想だにしなかったので、とても幽玄な眺めでした。
ここからさらに南へ200mほど進んだところで左から林道が出会います。
この林道は全長500mくらい。
写真を撮っている間、100mほど歩いてみたのですが、なかなかいい感じでした。
グーグルアースで改めて見ると、もう100m歩くと興味深い地形が出てきていたのですね。
また、馬ノ髪山登山口もほんのさわりだけ歩いてみたのですが、ここも次回はもうあと5分は歩いてみようと思います。
全ては昼間下見してみないとわかりませんが、来年は要チェックということで。

補足:帰りに4箇所ほど車を停めて周辺の林を見渡しましたが、沢からかなり離れているところでも驚くべきことにゲンジを見ました。自然はそれなりに豊かだなと感じました。
また、この林道はここ数年草が刈られていないのか、通行する車もほとんどないのか、軽でもところどころ張り出した枝に車体を擦ります。
舗装はされていますが道幅はあまりないので、小型車限定です。

2017年7月18日 (火)

高原のヘイケボタル

標高約370m、T高原の近くにちょっとした湿原があります。
地元の人がビオトープを作っているという話を聞いたことがあります。
17日の訪問です。

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昨年初めて夜間に来て、ホタル観賞をしたのですが、今年は昨年に比べると左半分が乾いているような・・・

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昨年もここに沢山ヘイケボタルがいました。
というか、ここにしかいない。
もっと早い時期に来れば、ゲンジもたくさん舞っているのかも。

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湿原の中は木道もあるし、歩きやすいです。
ただ、もう少し湿り気が欲しいところ。

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この日のもう一つの目的は、ヒメボタルの新たな生息地の調査です。
近くのこんな林道を歩いてみました(標高は同じ370m台)。

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すると、いました、ヒメボタル。
林道の両側の林、それぞれに2匹前後でしょうか。
そろそろ終焉を迎えていると思われるので、あと1週間早かったらどのくらいいるのか、興味があります。
それにしても、この山塊は自然の宝庫です。
来年も楽しみです。

2017年7月16日 (日)

森の舞踏会

なにやらロマンチックなタイトルが続きます(^^;)
15日、一番星さんと友人の宙ガールYちゃんを案内して7月9日の記事の場所へ。
ヒメボタルのピークは数日前に来ていただろうと予測していましたが、案外飛んでくれました。
昨年のピーク時ほどではなかったけれど、それの2割減くらいだったでしょうか。
初めてヒメボタルを見る二人は感激してくれたようなので、案内人としては嬉しかったです。

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EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (18mm)

総露出時間約37分。
森の奥へ一番星さんを案内したあと、自分のカメラを設置していったん車の所へ戻りました。
Yちゃんを連れて戻ってくるまでの間、放置プレイ。
基本的に放置プレイはやらない主義なのですが、この日は例外です。
この林で、これだけヒメボタルが現れたのは初めてかもしれません。
右手の林道奥でも乱舞が続いていたし、一番星さんも満足されたようです。

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総露出時間約14分。
この日、もうひとつ嬉しかったことがあります。
田んぼのヘイケが沢山見られたことです。
ここ2~3年あまり見られなかったので、どうしたものかと気にかけていたのですが。
それでも、4~5年前の乱舞には及びませんでしたが。
背後の一枚田では、今年も残念ながらヘイケの乱舞は見られませんでした。
前回(8日)に来た時はそこそこいたので、1週間後には昔みたいに乱舞が見られるかもと期待したのですが・・・
なぜなのでしょうか?

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この日はそこそこ晴れてくれたもののモヤがかなりあり、終始眠い空でした。
そんななかで、くだんの一枚田の手前で一発撮り(13秒の固定撮影)。
ノーマルの80Dで、ISOを4000まで上げたのでかなりノイジーですが。
ヒメボタルの撮影は、今年はこれで終了。
来年もこの地でホタルが生きながらえ、華麗なる舞踏会が繰り広げられますように。

2017年7月15日 (土)

華麗なる夜会再び・・・

14日、精霊のいる森を再訪。
果たして、ピークは続いていました。
ヒメボタルは2割ほど減っていたけど、ヘイケは逆に2~3割ほど増えており、華麗なる夜会が森の内外で繰り広げられました。

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EOS6D + TAMRON SP 35mm F1.8 VC (プロソフトンA使用)

総露出時間約22分。
谷を斜め後方から見渡すような場所から撮ってみました。
ここはよりヒメボタルたちの通り道に近いため、1m以内に近づいてくることもしばしば。
この谷間までは道もところどころ薮が深く、暗くなってからは歩行にとても神経を使うため、放置プレイで現場を離れることができません。
山に入ったら、撮影を終えるまで三脚の傍らに腰を下ろし、じっとヒメボタルたちの夜会を眺め続けます。
技術的なことを言うと、今回は35mmの単焦点レンズを使ったのですが、プロソフトンAを併用する場合、ちょっと効果が強く出すぎるようです。
下地の地形は明るさが残っているうちにノーフィルターで撮っているのでなんとかなりましたが、拡散系フィルターをホタル写真で使う場合は、35mm換算で20mm台の焦点距離までにした方がいいと思いました。

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総露出時間約13分。
じっと観察していると、左側にやや開けた地形があるのですが、そこから谷の中央へ向かって飛んでくる個体が多いことに気づきました。
いわばそこは表参道です。
昨年までは右手奥の沢の入り口が表参道だと思っていたけど、あそこは裏参道ですね。
こちらが正門?でした。
三脚は動かさずにカメラをそのまま45度回転させ、表参道?方面にカメラを向けました。
他の写真はISO6400、30秒の組み合わせで撮っているものが多いのですが、このショットは同じISOで1枚90秒で撮りました。
すると、ノイズがどうしようもないほど乗ってきます。6月と7月とでは気温が違うので、6月の感覚で写したらダメですね。1回の露出を30秒以内に抑えるのが鉄則。
それにしても、下を流れる沢はどこから水が来ているのか。
地下水が湧出している部分もあるかもしれません。
精霊の樹よりさらに大きな古木もあるし、部分的にではありますが、太古の森そのままの風景がここにあります。

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森から出てくると、ヘイケがこないだより増えていたので、ちょっと撮ってみました。
試しに、プロソフトンAでなく、マルミのシルキーソフトというフィルターを使ってみたのですが、プロソフトンAより拡散効果が強いようです。
レンズはやはり35mm。
試しにノーフィルターでも撮ってみました。

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こちらの方がしっくり来ますね。
小屋の上に覆い被さってる枝にヘイケが群れています。
たまにヒメボタルもここまで出てきます。
ゲンジもまだ少しはいるので、3種類のホタルがここには写っていることになります。

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終始一定量の雲が流れていましたが、白鳥座を入れて撮ってみました。
レンズは24mmに変更しています。
地上部10枚、星空部1枚(15秒の固定撮影)です。
ぼくにとって、初のヒメボタル星景です。

帰りに心当たりの場所に4箇所ほど立ち寄ってみましたが、ヒメボタルの新たな生息地を見つけることはできませんでした。
三面川水系の某所のように、探せば近くで容易に何ヶ所も生息地を見つけることができる場所もありますが、この森の周辺はもう3年間も探し続けているのですが、未だに見つけることができないでいます。
ゆえに、ピンポイントでこの森に多数のヒメボタルがいることが不思議でなりません。

2017年7月14日 (金)

宴の終えた森

7月13日、10日に初めて訪れた三面川水系の新たなポイントへ行ってきました。
標高が100mなので、新発田市近郊の同じような標高のポイントでしたら、既にピークは終わっています。
10日に訪れた時は必ずしも乱舞というわけではなかったのですが(例外の場所もあったけど)、インターバルを2日はさんでいるので、これでこのポイントのホタルが新月に向かって上昇気流にあるのか下降気流にあるのかがわかるはずです。
グーグルアースで改めて見たら、ヒメボタルが林の際に群れていた横長の森の中央に、背後から回り込んで到達している農道があることがわかりました。
今回の撮影場所は全てそこ。
結論から言うと、ゲンジとヒメボタルのピークは過ぎてしまったようで、どちらのホタルも1/4程度に減っていました。
一方増えたのはヘイケでした。ただしどの田んぼにもいるというわけではなく、ごく一部の田んぼにしかいないのですが。

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総露出時間約4分。
グーグルアースで見たのよりも下草が深かったし、森の中程にある草原もほとんど荒れ地と化していました。
上の写真には1匹しかヒメボタルが写っていませんが、荒れ地をはさんでもう片方の森にはもっといました。

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総露出時間約20分。
昨日の記事の場所は、19時45分頃から早々とヒメボタルが活動を始めましたが、ほとんど終盤戦に突入したと思われるこちたの森では、最初に光を見たのが20時丁度ぐらい。
農道からここまで徒歩で20mほどなので、ヒメボタルがたま~にしか見えないため放置プレイに変更。
途中からもう1台のカメラで田んぼのホタルを撮りました。
しかし、カメラマンがいない間にそこそこ現れたようで、結構写っています。
終盤に向かうと、活動の時間帯がうしろにずれるのかもしれません。

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総露出時間約17分。
森から戻って田んぼを見渡してみると、この区画にだけヘイケが密集しているのが目に入りました。
背後にも同じように地形があるのですが、ここだけです。不思議です。
林との境をヒメボタルもたまに舞っています。
左手の森の入り口を横断していくヒメボタルもいました。

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総露出時間約9分。
これだとアングルが悪いので、森から撤収してきたカメラで異なるアングルから撮ったのが上の写真。

帰りにこないだ立ち寄った竹藪ですとか、行く時に新たに目を付けた林だとか3箇所に立ち寄ったのですが、見かけたヒメボタルは1匹のみ。
全く気配が感じられませんでした。
それはゲンジも同じで、この一帯でのホタルが完全に終盤に向かっていることを、森の沈黙が告げていました。

2017年7月13日 (木)

精霊のいる森

グリム童話に出てくるようなイメージの森を歩き回るのが、子供の頃からの夢でした。
ドイツの黒い森なんか、そのイメージにピッタリの森ですが、新潟県下越地方にはなかなかピンと来る森が思い浮かばず・・・
山歩きも好きなので低山ハイクを随分やりましたが、どこか満たされない思いが残ります。
小道を歩き回るのはつまらないのです。
道なき道を当てずっぽうに歩くのが面白い。
数年前、ヒメボタルに魅せられて以降、必然的に踏み跡がわずかに残っているだけの森を歩く機会が増えました。
前置きが長くなりましたが、12日の夜をぼくは一生忘れることはないでしょう。
県北の棚田に隣接するこの森には、道が全くありません。
5柔らかな林床を踏みしめ、50mほど緩やかな斜面を登っていくと、沢のせせらぎが近づいてきます。
と、眼下に高低差6~7mほどの谷が現れ、そこで行き止まりとなります。
この森には、県内では貴重なヒメボタルが生息するのですが、この谷間全体をヒメボタルが行き交います。
眼下を流れる沢へ苦労して入ったこともありますが、視界がよくありません。
ここへ辿り着くまでの杉林でもヒメボタルの舞は見られますが、数的にはそれほど多くありません。
ちょうどタイミングが良かったのでしょう、谷間を見下ろすこの場所で、これまでで最高の乱舞を見ることができました。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG (プロソフトンA使用)
総露出時間約30分。

右の大木が精霊の樹。もちろんぼくが勝手に名付けたものです。
そのやや下を沢が流れており、画面真ん中から向こう側は対岸となっています。
写真では平べったく見えますが、対岸の斜度は30~35度はあると思います。
足元から沢までも、やはりそのくらいの斜度があります。
V字谷のような地形です。
この場所、20時になるともう真っ暗になります。
19時台に早めに現地へ入り、下地用の写真を撮ります。
もちろん決め打ちです。
この日みたいにホタルの活性度が高ければまんべんなく飛んでくれるので、それほどアングルは気にする必要ないのですが、精霊の樹はどうしても入れたいと思いました。
PC画面上でピクセル等倍で見ると、対岸の急斜面を何十匹ものヒメボタルが写っているので驚きました。
これはすごい。
この森全体だったら、おそらく80~100匹はいたのではないでしょうか。
対岸のホタルは豆粒にしか写らないので、WEBサイズに縮小した段階でシャープネスをかけ、軌跡を目立たせています(具体的にはNik CollectionのSharpner Pro3の、RAW Presharpnerを少しかけています)。
ここへ辿り着くまで、本当にあちこちでヒメボタルが飛んでいるので、ひょっとすると歩行中にヒメボタルの雌を踏んづけている可能性だってあります(雌は飛べない)。
なので、ワンシーズン森へ入るのは2回までと自主ルールを作っています。

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EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG (ノーフィルター)
総露出時間約20分。

森から出てきてみると、森の外でも多数のヒメボタルが飛び回っていることに気づきました。
従来の例ですと、森から出てオープンスペースを飛び回るヒメボタルはせいぜい2~3匹しか見ないのですが、これは異常です。
背後は水田となっているのですが、あまり遠くまでは飛ばないものの田んぼの上をヘイケと一緒になって舞っているヒメボタルを見ると、どっちがどっちだかわからなくなります。
標高が400m近くあるため、例年県北の他のポイントがピークを終えてから訪れることが多いのですが、今年はちょっと早めに来てみました。
田んぼのヘイケはまだ例年より数が少なかったので、来週以降も見られるでしょう。
しかしながら、ヒメボタルは今週一杯が山場でしょうか。

2017年7月12日 (水)

楽園・綱木川上流

10年前からたま~に行っている、阿賀町綱木川の上流へ。
標高が200mあるため、7月の新月期にピークが来るものと思われます。
昨年は7月3日に来たのですが、ホタルはほとんど終盤戦に突入しており、ヘイケが主体でした。
今回はおそらくベストの時期に来ることができたと思います(12~13日の方がもっといいのだろうけど)。

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総露出時間約6分。
幹線道路からここまで3つある橋のうち、一番上流にある橋の上から上流部を写しています(37 485089, 139 242196, 標高217m)。
この橋から上流では、これだけのホタルを見たことはありません。
ちょっと感動。

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総露出時間約9分。
その橋から下流部です。
流域では、ここからの眺めが一番好き。
田んぼのホタルもいいですが、個人的にはどちらかというと川のホタルの方が好みというか、絵的に好きです。
昨年からできるだけ川ボタルを撮るように、そのようなポイント開拓を心がけています。
やはり、この川に通い詰めるようになってから、一番の乱舞のようです。

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総露出時間約10分。
早めに帰途についたのですが、幹線道路に一番近い橋~3つある橋の最も下手にある橋~に差し掛かったとき、対岸の田んぼにホタルが乱舞しているのが目に入りました。
林との境に、特に多く飛んでいるようです。
写真に撮ってみると、ヘイケが多いことがわかります。
このエリアでホタルを見た記憶はありません。
まあ、見逃してきただけなのかもしれませんが。
綱木川本流は目の前に流れています。
おそらく細い流れが境界部を流れているのでしょう。

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総露出時間約7分。
幹線道路から20mほど林道へ入ったところに広い路肩があります。
かつてはここに赤道儀を設置し、天体写真を撮ったことも何度かある場所です。
そこへ車を停め、すぐ脇を流れる本流を改めて観察してみました。
すごい乱舞です。
幹線道路を行く車のヘッドライトをもろに浴びるのに、これだけのホタルがいるとは信じられません。
上流部より下流部がどうやらピークのようでした。
流域は本当にどこにでもホタルが乱舞していたのですが、ここから下流は道路と並行して走るため、さすがに数は減るのでしょうけど。
あたりの地形を調べていたら、すぐ左手に橋が架かっていることに気づきました。
その橋の上もすごくいい場所でした、ホタルウォッチングに、ホタル写真に。

2017年7月11日 (火)

そして、桃源郷へ

10日、つい先日立ち寄り、ヒメボタルを数匹見かけたポイントへ。
そこでは残念ながら、1~2匹しか眼視できませんでした。
撮影中、林の境を右横へ200mほど歩いて様子を見ましたが、150mほど歩くと理想的な林が現れたものの、姫の姿はありません。
標高が約50mしかないため、明らかにここでの姫は終焉に向かっているようです。
来年6月の新月期に改めて来てみたいと思います。

さて、その後にまた新しいポイントへ立ち寄りました。
標高約100m、三面川水系の新たな川沿い。

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総露出時間約6分。
グーグルアースの空中写真をプリントアウトした紙を忘れてきたため、目的地の一歩手前までしか行けなかったのですが、たまたま車を停めた高台から川を見下ろすと、沢山のゲンジが舞っている光景が目に飛び込んできました。
最奥の集落を過ぎたところで川はゆるやかに湾曲しているのですが、湾曲に沿って広範囲にホタルの姿が見られます。

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総露出時間約5分。
こちらは上手の田んぼの脇の、細い沢沿いを飛ぶホタル。
(実は、右手の林の中にもヒメボタルが数匹いました。)
一帯はかなり広大。
昼間の下見なしに乗り込んできたのですが、四方八方どこにでもホタルがいる感じで、久しぶりにアドレナリンが噴出しました。
集落には外灯が少なく、明るさも一昔前のもの。
心を落ち着かせて周囲の地形を観察すると、ぼくの知っている県北の棚田地帯に負けず劣らず心の琴線に触れる何かがありました。

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総露出時間約14分。
こちらが最初に目にしたヒメボタルのいる林。
林道からやや見上げるような形でカメラを構えています。
今年初めてもう1台のカメラを取り出し、2台体制でヒメボタルを写しました。

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総露出時間約9分。
こちらは2mの崖を登って、林の入り口に設置したカメラで写したもの。
林道から林まで2~3mの高低差があり、傾斜も急なため、林に入れる場所はほとんどありません。
木はそこそこ密集しているので、奥行きのある絵を撮るのは難しいです。
ヒメボタルの数はかなり多く、10匹前後はいたと思います。
ヒメボタルの写真はいずれもフルサイズ機+24mmの単焦点レンズでの組み合わせて撮っているのですが、ホタルの軌跡を誇張するために、拡散系フィルターを次回は使ってみようと思います。

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総露出時間約8分。
ここも含め、ぼくが開拓した県北のヒメボタルのポイントは、どこも北西斜面になります。
ここもそうです。
すなわち、月明かりの影響を受けにくく、21時を過ぎたぐらいではまだ月が稜線から顔を出しません。
そのため思ったよりも林の中は暗く、このショットは露出アンダー気味になってしまいました。

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21時半、月が昇ってきました。
それと同時に、それまでそこそこ正面の田んぼと林の境目で舞っていたゲンジたちもなりを潜めました。
そして、今回ヒメボタルの棲息を確認した林が正面右手の背の高いそれになります。
ぼくもこのあとすぐ現地を跡にしたのですが、帰りはしばらくこの月明かりが入らない、そして外灯も全くない道路を走ります。
この日の余韻もさめやらぬままに、ひょっとしたらその辺の林にもヒメボタルがいるのではないかと思い、車を路肩に停めてみました。

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総露出時間約3分。
すると、いるではありませんか。
ここは道路から10mほど下った竹藪なのですが、すぐ向こうは川。
道路と川に分断された場所です。
竹藪の奥行きは8mくらいしかなく、しかし横幅は50mくらいはありそうです。
この竹藪には端から端まで、数は少ないもののヒメボタルの姿が見られました。

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車に戻ってみると、背後の林でもヒメボタルが1匹舞っています。
これは2枚の比較明合成です。
結局、4~5kmくらい走る間に車を4回停め、あたりを見渡しました。
そして、そのうち3回、数的には1~2匹なのですが、道路のすぐ脇の林の中でヒメボタルのゴールデンフラッシュを見ました。
この辺は広義の朝日連峰山麓にあたりますが、新発田市近郊の二王子山麓や櫛形山脈が開発され尽くしている(グーグルアースを見ると一目瞭然)のに対し、三面川水系の各河川の上流部はかなり太古の自然に近い森林が残されているように思います。
ヒメボタルの生息地は、おそらく無数にあることでしょう。
面白くなってきました。

2017年7月 9日 (日)

ヒメボタルとの新しい出会い

満月前夜の明るい月が照っている中、今年初の県北(村上市)のヒメボタル生息地へ。
ヒメボタルは林の中に現れるので、満月期は数が少ないながらも多少は見ることができます。
しかしながら、今年は6月が低温傾向にあり、6月の新月期に出てきたヒメボタルはあまりないだろうということで、先月は一度も来ませんでした。
大別して、ヒメボタルの生息地は下越地方で二箇所把握しているのですが、そのうちのより標高の低い(約150m)こちらの林は、隣接する沢に多数のゲンジとヘイケが棲息するので、ヒメボタルがいなくてもこれらのホタルを楽しむことができます。
3年間観察してきてわかったことは、このポイントではヒメボタルはゲンジよりやや遅い時期~ヘイケとほぼ同じ時期~に発生するということです。
ここでのヒメボタルの存在を知らなかった頃は、沢沿いでそれこそ満月が出ているのに多数のゲンジを見たこともあります。
先月の気温のデータからすると、ヒメボタルは来週後半に一斉に発生するものと思われますが、果たしてどうでしょう?

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森の入り口の比較的開けた草原でも、ピーク時にはヒメボタルが回遊してきたりするのですが、さすがにこの日は開けた場所は明るすぎます。
なので、森の核心部でカメラを構えました。
右手に小沢が流れているのですが、その上を2~3匹のゲンジがたまに舞うだけで、ヒメボタルはゼロ。
しかし、近くの場所で1匹だけ、それも至近距離でヒメボタルを見ました!
感動しました。
その個体は光りがとても強烈で、その存在感は森の精霊そのものでした。
ヒメボタルは早々にあきらめ、林間部から沢に降りて、ゲンジボタルの鑑賞に切り替えました。

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総露出時間2分半です。
満月期にこれだけのホタルを見たのは初めてです。
数年前の満月期に来た時は、もう少し下流部にしかいなかった。
ざっと流域を100mほど歩いて見た感じ、まんべんなくゲンジが川沿いで舞っていました。

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そうこうするうちに、稜線から月が顔を出しました。
このショットの撮影開始時刻は20時50分。
総露出時間約6分。
もうひとつ嬉しかったのは、このポイントの入り口にある棚田で、ヘイケがたくさん見られて事でした。
おそらくタイミングが悪かっただけだと思うのですが、最近3年間この棚田でヘイケの乱舞を見ていないのです。
来週後半、月明かりの影響が少なくなる頃にはヘイケが完全復活しそうな予感。

この日は下見というスタンスでしたから、このあとすぐに帰途につきました。
帰りに昨年6月21日の記事で取り上げた、一番最後の写真の場所へ立ち寄ったのですが、ヒメボタルのゴールデンフラッシュを目撃することはかなわず。
この場所は標高が一気に下がって、約50mしかありません。
なので、6月の新月期に出てきた可能性が高い。
ヒメボタルの地上に出てからの寿命は約1週間しかないので、本当にタイミングを合わせるのが難しいのです。
ところが、車に向かって引き返している時、脳裏にヒメボタルが飛んでいるイメージがフラッシュバックのように映し出されました。
車を通り過ぎて、足は道路の反対側に延びる農道へと引き寄せられていきます。
夢遊病者のように真っ暗な山際まで歩いていくと、さきほど眉間の奥のスクリーンに映し出されたヒメボタルの光りが目に飛び込んできました。

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総露出時間約10分。
肉眼では2匹くらいしか見えませんでしたが、ピクセル等倍で見ると他にも2匹小さく写っています。
この場所(ポイントB)の特徴ですが、地形的に月が頭上に来るまでは月明かりの影響を受けません。
この日最初に訪れた場所以上に、月明かりの影響を受けにくいのです。
上の写真も、最初ISO3200, F2.8の組み合わせで撮り始めたのですが、すぐISOを5000まで上げ、それでも暗いので絞りをF2.5に変更。
最終的にはISOを6400まで上げるという。
新月期なら完全な暗闇と化すでしょう。
他のぼくの知っているヒメボタルの生息地と違い、ここには沢が流れていません。
林床は適度に湿っていますが、沢に隣接しないポイント(全国的に見ればそれが普通ですが)はここが初めてです。
おそらく、昨年6月21日の記事の一番最後の写真の場所(ポイントA)との間を分断して走っている道路が出来る前は、この一帯に広くヒメボタルが棲息していたのでしょう。
ポイントAは道路と川でサンドイッチされているため、総面積は狭いです。
一方、こちらのポイントBは背後が朝日連峰につらなる原生林のため(グーグルアースで東にずっと辿っていくと、林道も集落もない)、”大自然度”が高いのです。
撮影中、森との境を左右に100mほど歩いてみたのですが、地形的にも植生的にも違いはほとんどなかったので、かなり広範囲にヒメボタルがいる可能性があります。
数的にどれだけいるかは、1回だけの訪問では知るよしもないので、来年は6月のベストと思われる時期に改めて来てみたいと思います。
もちろん標高が低いとはいえ来週後半からの新月期にピークが来る可能性もあるので、近日中にもう一度来てみるつもりです。

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