新発田で最も遅くまでホタルがいる場所
中々山集落裏手の田んぼは意外と奥が深く、上の方は標高170m以上あります。
従って7月に入らないとホタルが見られないことが多く、例年県北のポイントがピークを迎えた頃かその後にホタルを見に来ることが多いです。
だから、本当のピークの時期に来たことはないと思います。
それでもホタルを見なかったことはないので、ポテンシャルは非常に大きい場所といえるでしょう。
今年は20日で取りあえずホタルウォッチング活動は終了。
撮影のラストはこの場所で飾りました。
もっとも、この場所は天体写真にももってこいの場所で、天の川の撮影には特に適しています。
日中よく晴れていたので、ホタルがいなくても星景写真が撮れればいいや、というスタンスです。
とっくにピークが過ぎているものと思われますが、それでも広範囲にゲンジやヘイケが舞っており、期待以上の光景を見ることができました。
一方、悲しいことに、下越で初めて(昆虫採集目的と思われる)ライトトラップに遭遇しました。
ちょうどぼくのホタル撮影開始時刻である20時10分頃からいきなりライトアップが始まり、ぼくは21時25分に現場をあとにしたのですが、その頃でもまだライトアップは続いていました。
場所は内ノ倉ダムの方で行われていたようです。
こんなことをしたら、自分たちの首を絞めるだけなのに。
それこそ昆虫は一網打尽になります。
もしその森にヒメボタルがいたら、もちろん絶滅に近い状態になるでしょう。
魚釣りも昆虫採集もその過程が楽しいのに、短絡的な結果だけを求める人々が増えていますね。
彼らに対して、怒りより哀れみを感じます。
EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
1枚目の写真の場所は、ライトの影響を受けるか受けないかギリギリだったので、途中から右手の方へ30mほど場所移動。
そこで薄明終了を待ちました。
地上部の総露出時間約60分、地上部は追尾撮影で30秒1枚。
シグマの24mmのレンズテストも兼ねての撮影でした。
このレンズは割と最近買ったので、まだ星を撮ったことはなかったのです。
追尾撮影は条件を変えてもう6~7枚撮ったのですが、結論から言うと、周辺部の星像は期待以上でした。
F2.8でバッチリ点像になります。色収差も少なく、周辺光量落ちもタムロン35mm F1.8 VCよりさらに少ない。
EOS80Dにシグマの18-35mm F1.8 DCを装着した時の周辺部の星像をベンチマークとしているのですが、それを上回ります。
ほぼ完璧です。
星の作例が少なかったので購入は冒険でしたが、このレンズは大当たりでした。
それがわかったことがこの日の収穫でした。
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