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2017年9月 3日 (日)

謎多き神社

長岡市の郊外に、神社のテーマパークかと思えるほど異様な景観を誇る、巨大な朱塗りの建物があります。
縄文時代の創建と伝えられる宝徳山稲荷大社です。
郷土資料辞典(人文社)によると、持統天皇の時代(690~97)に越国56座の筆頭として「越国総鎮守一ノ宮」の格式を賜ったのが始まりとありますが、越後国一ノ宮は、Wikipediaによると弥彦神社と居多(こた)神社、天津神社であり、延喜式神名帳に記載されている式内社に本神社の名前は出てきません。
また、祭神は天照白菊宝徳稲荷大神・日本古峰大神・八意思兼大神の3祭神ですが、最初の二つの神様はどの文献にも出てこない、この神社のオリジナルのカミサマです。
金運や商売繁盛に霊験あらたかとされ、近年高名な実業家や政治家達から尊崇を集めてきました。
ぼくの調べたところでは、天照大神を祀る伊勢神宮を表とすれば、裏にあたるのが天照女神(白菊さんは女神です)を祀る宝徳山稲荷大社なのではないかと。
裏伊勢神宮とされる神社は西日本に何ヶ所もあり、実際その中の4箇所ほど昔訪れたことがあるのですが、裏の日本史と合わせて探求すると非常に興味深いものがあります。

さて、ぼくは神社に現世利益的なものを求めて出向くわけではありません。
純粋に、そこに行けば心身がニュートラルな状態になれる場所を探してそこへ行きます。
別な言い方をすれば、脳波が落ちる場所。アルファ波からさらにはシータ波に。
そういう効果の得られる最高の場所は、標高3000m以上の高山です。
おおむね2500mを超えた辺りから、土星の輪のように地表を覆っている人間のエゴの集合意識を含む、ありとあらゆる雑音が消えていきます。
でも、高い山に登らなくても、ピンポイントでそういった場所はあります。
それがいわゆるパワースポットなのです。
パワースポットの定義は上記の通りで、社会通念とはやや異なるかもしれませんが、もちろんその中には神社仏閣も時には含まれます。
でも、この神社は”ノイズ”があまりに強すぎ(環境音のことではありません)、落ち着いて境内を散策することは出来ませんでした。取りあえず、一通り歩きましたが。
荘厳さとケバさと時に紙一重ですが、ぼくはどちらかというとケバさを感じました。
このような巨大な建築物を作った意図とは?
少なくとも、ぼくはそこに”愛”を感じることはできませんでした。
あえて予備知識を仕込まずに現地を訪れてみたのですが、それでも丘の上の方に惹かれる感じがあり、そこへ行ってみようと思いたちました。
いざ行ってみると、丘の上に奥の宮が立っているのですが、工事中ということで中へは入れませんでした。
でも、ぼくが無意識に惹かれたのは奥の宮ではなく、そこから一段下の林の中だったのです。

Img_1154

この一角は静寂さが支配していました。
やっと一息つけた、そんな感じ。
でも、ここが”それ”ではない。
近くにまだ何かあるはず。

Img_1163

赤い鎖に囲まれ、杉の古木の化石が5本ありました。
発信源はここでした。
傍らに立つ案内板によると、1億5千万年前のものらしいです。
ふと、二王子山の旧参拝道のことを思い出しました。
自動車がなかった昔は、登山者は新発田から徒歩で二王子山を往復したわけですが、その際陣馬山の一角で一服したといいます。
その広場にはおびただしい数の石碑や祠が建ち並び、中心には(化石化してはいませんが)大木の切り株が置かれているのです。
人々はそこにある種の霊力を感じたのでしょう。
確かに、奥の宮手前にあるこれらの木の化石群の磁力~吸引力は非常に強かったです。
物理的に、実際磁化されているかもしれないし。
本来なら、天然記念物にすべき化石群です。
この化石もそうですし、あれだけの威容を誇りながら、ごく最近急に知名度が増してきたとはいえ、まだまだ全国的には、マイナーな存在の宝徳山稲荷大社。
なぜなのか?
この神社を信奉する知人の一人によると、2点その要素として挙げています。
ひとつは、神社庁に所属していないため、独自性を保つことができた。ゆえにマイナーである続けることができた(逆説的ですが)。
もうひとつは、白菊さんの力というか、加護によるもの。
果たして、どうなのでしょうか?
ぼく的には見るべき価値のあるものは、あの広い境内地においてこの化石だけでしたが。

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