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2017年7月19日 (水)

増谷沢源頭部のホタル

新発田から比較的容易にアプローチできるところで最も標高のある林道は、上綱木から新谷を結ぶ、馬ノ髪山南西部を走る林道です。
途中、夢ハウスの別荘もあり、奥の方に進むと旧三川鉱山のズリのすぐ近くを通過するなど、大自然の魅力を満喫できるとてもワイルドな道路となっています。
もうヒメボタルのピークは過ぎているとはいえ、標高が300m近くあるここならまだ2~3匹は見かけるかもしれません。
ヒメボタルを念頭に下見したことはないのだけれど、星景写真がらみで何度か来たことがあり、もしやと思って19日行ってみました。

Img_0636p

夢ハウスの別荘への分岐をすぎ、200mほど進むといい感じの森になってきました。
グーグルアース上でもやはりこの辺に目を付けたのですが、全体的にしっかり人の手が入っているため木は若いのですが、たまに写真のような古木が点在しています。
下草は低く、見通しは非常に良く、踏み跡のないところでも歩けます。
林床は県北のヒメボタル生息地のそれと同じような状態となっており、条件的には申し分ありません。

Img_0647_0690p1

37 47 42.6, 139 26 18.5 (標高290m)

ここは、馬ノ髪山登山口から南へ60mくらい進んだところ。
道路から林の中へカメラを向けています。
右手から瀬音が聞こえてくるのですが、増谷沢の源頭部なのでした。
増谷沢と言えば、2~3年前ホタルを撮りに行ったことがあり、下綱木から1km上流まで、くまなく探索したことがあります。
すっかりコンクリートで覆われているためホタルの数は並でしたが、渓流釣り名人の知人いわく、戦前は第一級の岩魚釣り場だったそうで、そんな渓相の良さの片鱗はしっかり脳裏に刻み込まれていたのです。
でも、悲しいことに国土地理院の1.2.5万地形図を見ると、源流部に5つも堰堤があるんですね。となると、やはり岩魚は源流まで遡行しても期待できないかもしれません。
ヒメボタルを目撃することはかないませんでしたが、予想以上にゲンジがたくさん(といっても7~8匹ですが)いました。
ある意味、こんな山奥の杉林でゲンジに出会うとは予想だにしなかったので、とても幽玄な眺めでした。
ここからさらに南へ200mほど進んだところで左から林道が出会います。
この林道は全長500mくらい。
写真を撮っている間、100mほど歩いてみたのですが、なかなかいい感じでした。
グーグルアースで改めて見ると、もう100m歩くと興味深い地形が出てきていたのですね。
また、馬ノ髪山登山口もほんのさわりだけ歩いてみたのですが、ここも次回はもうあと5分は歩いてみようと思います。
全ては昼間下見してみないとわかりませんが、来年は要チェックということで。

補足:帰りに4箇所ほど車を停めて周辺の林を見渡しましたが、沢からかなり離れているところでも驚くべきことにゲンジを見ました。自然はそれなりに豊かだなと感じました。
また、この林道はここ数年草が刈られていないのか、通行する車もほとんどないのか、軽でもところどころ張り出した枝に車体を擦ります。
舗装はされていますが道幅はあまりないので、小型車限定です。

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