坂井川の聖域
7月6日、坪穴川の帰りにかつて知ったる坂井川中流部へ立ち寄りました。
ここはぼくの知る限り、下越では最も満月に強い場所のひとつ。
つまり、地形的に夜22時半くらいまでは月明かりが差し込まず、もともとこのあたりに棲息するホタルの絶対数も多いためか、タイミングが合えば満月期でもそこそこの乱舞を見ることができるポイントなのです。
とはいえ、ここ2~3年は新月期満月期を問わず乱舞と言えるほどの数を見ていなかったため、この場所で乱舞(正確に言うと、乱舞と言えるほどの数ではなかったかもしれませんが)を見るのは久しぶりでした。
EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO2500-3200, F2.8, 15-20秒 (X15枚)
撮影開始時刻は21時38分。
8割以上ががゲンジです。
田んぼの方でも、このポイントではなぜかヘイケはあまり発生しません。
EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO3200, F2.5, 20秒 (X9枚)
薄暗い杉林の中を、小沢が左手から本流に合流しているます。
小沢はU字溝化されているのだけど、20mほどの区間に渡って、そこそこの数のゲンジが舞っています。
この20mの区間の小沢は夜を通して月明かりが差し込まないため、ホタルたちが好んで回遊してきます。
EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO3200, F2.5, 20秒 (X19枚)
再びカメラをやや右に降り、合流点を入れて撮りました。
かなり大きな月が出ているのですが、オーバーハング状に林が川に覆い被さっているためか、新月期に原生林の中でヒメボタルを撮る時に準ずるセッティングにしないと写りません。
画像処理で地形をうっすらと描出していますが、見かけ上は本当に真っ暗です。
一番最後のコマを撮り終えたのが21時58分。
さすがにこの頃にはホタルの数が3割くらい減ってきたけど、おそらく23時くらいまではこんな感じでプチ乱舞が続いたことでしょう。
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