あやめ園のホタル
ます潟のあやめ園(新発田市五十公野)のあやめがやっと満開になったというので、25日夜、某所へホタルウォッチングに行った帰りに立ち寄ってみました。
17日に訪れた時に、この場所から撮ってみたいと思いました。
しかし、新発田市街からの街明かりがどっと入ってきているのがよくわかります。
17日に来た時はカメラを構えているあたりにホタルが多く飛んでいたのですが、この日は中間地点に多く見られました。
光害とダブっているので、あまりはっきり見えません。
ならばと、場所を変えて撮り直し。
この日は21時30分から22時ちょうどまで現地にいました。
ホタルは40分頃まではかなり広範囲に飛び回っていたのですが、40分を過ぎるとまばらに。
帰る頃には草葉の陰に隠れてじっとしているホタルがほとんどになりましたが、個体数はあやめ園全体で30匹はいたのではないでしょうか。
ここでこれだけのホタルを見たのは初めてです。
20時半頃まで雨が降っていたので、それで一時的に活性化したものと思われます。
帰り支度をしている頃、4人の親子連れがホタルを見にやって来ました。
時刻はちょうど22時になったところ。
ライトアップは21時消灯、ます潟からあやめ園へ通じる遊歩道のぼんぼりも21時半には消灯、あやめ園には自動販売機があるためその明かりで真っ暗にはならないものの、かなり暗くなります。
この日は雨上がり直後という好条件、しかも満開になったばかり、だったにも関わらず、カメラマンの姿はぼく以外にはゼロ。
そんななかで、夜遅くにホタルを見に来る人たちがいるということはなんか嬉しかったです。
ちゃんと挨拶してくれたし、ぼくもホタルが未だに光っている場所を教えてあげました。
ところで、撮影していて気づいたのですが、光害の影響のあるあやめ園の中間のあたりで、たまに光の色合い、グラデーションが微妙に変わるのです。
そのため、ぼくはオートホワイトバランスで撮っているのですが、ショットによっては色合いが変わってしまうのです。
あとでわかったのですが、これは島潟にあるパチンコ店・ダムズの屋外広告モニター(電飾看板)の照明のせいでした。
ます潟にほぼダイレクトに届いているのです。何もあそこまで照度を上げなくても・・・
あと、ます潟に立つ外灯の明るさも結構強烈です。
ホタルの受難はいつまで続くことやら。
もっとも、光害は我々人類にとってもある視点から見ると深刻な受難となっているのですが。
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