続・ホタルの川を辿る
6月17日の続きの撮影を19日、行ってきました。
すなわち、17日に訪れた橋から上流部の探索です。
EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 VC
ISO500, F4, 6秒~ISO640, F3.2, 7秒 (約30枚を比較明合成)
奥に見えているのが、前回の到達地点の橋(37 534188, 139 202359 標高28m)。
結局、この橋を中心に上流下流200mが最もホタルが多かったです。
というか、ホタルの聖域でした。
早めの時間帯からこの乱舞です。
EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 VC
ISO800, F3.2, 7秒~ISO1600, F3.2, 8秒 (約30枚を比較明合成)
こちらは上流側へ向けて撮ったショット。
部分的にホタル密度の高いところ、低い所があります。
落ち込みのあるところや、田んぼからの水が流れて込んでいるところはマイナスイオンが豊富なためか、ホタル密度が高かったです。
3枚目の写真は、前方に見えている橋からさらに上流を写したものです。
EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 VC
ISO1600, F2.8, 8秒 (約20枚を比較明合成)
この橋まで来ると、ホタルはまばらになります。
EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 VC
ISO2000, F3.2, 20秒 (約20枚を比較明合成)
橋から下流部も写してみました。
この辺まで来ると、流れ込みや落ち込みがなく水量も少なめなので、数が少ないのはそのせいでしょうか。
そして、集落もここまで。
この先は農道と川がしばらく並行して走り、ホタルもあまり見かけなくなります。
しかし、次に農道が渡る橋の上から下流部を見ると・・・
EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 VC
ISO2000, F2.8, 15秒 (約15枚を比較明合成)
ホタルが復活します。
川がカーブしているため、農道からやや離れるのがいいのでしょうか。
車のヘッドライトが入りにくくなりますから。
しかし、橋から上流側はホタルの姿が全く見られませんでした。
ご覧のように、工事用の新たな道路が造成中。
川の左岸の田んぼでは溜池造成や圃場整備が今年から進行中なのですが、その影響でしょう。
昨年まではこの区間にも多くのホタルがいたのですが。
EOS80D + EF70-200mm F2.8L IS II (135mm)
ISO1600, F2.8, 20秒 (約15枚を比較明合成)
帰りに、米倉のホタル保護地の一角に立ち寄ってみました。
浄水場か何かの施設の脇に電球色のLED灯が立っており、以前より明るさを増して周囲を照らし出しています。
その光のせいで暖色系に写っています。
橋の上から撮っているのですが、橋のあたりが最も明るいにも関わらずホタルが一番多かったです。
それにしても、30分近くいた間に、近くの農道を車が5台通過しました。
ホタルの時期は車での通行が禁止されているはずで、看板も立っています。
車が通過する度に、ホタルの生息地一帯がヘッドライトで照射されてしまうので、気が気でなりません。
でも、看板を読んでみると、通行禁止の時間帯が19時30分~21時までとなっています。
これはせめて22時にすべきですね。
実際ぼくが訪れたのは21時半すぎなのですが、まだまだホタルは飛翔しているわけで。
それ以上に、この施設の外灯をホタルの期間だけでも消灯すべきだと思いますが。
(そういう説明、つまりホタルの期間は保護のため消灯しています、との一文をどこかで読んだ覚えがありますが、事実はそうではありません。)
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コメント
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なかなかよさげな場所ですね。
位置も教えていただきありがとうございます。
近年はただ乱舞しているホタルだけでなく、周りも含めた蛍風景を撮りたいと思っています。
ここは生活圏なのでいい感じですね。ちょっと行ってみたいと思っています。
投稿: まるひ | 2017年6月20日 (火) 18時18分
県内でも屈指の場所です。まさに穴場。Tomさんもここは知っています。今年はまだ行ってないですが、剣竜峡手前の田屋集落付近の荒川川も、まるひさんが気にいりそうな風景が拡がっており、ホタルもそこそこいます。ところで今回記事にした場所、川の両岸とも歩くことが出来ますが、難点は車を停めるいい場所がなかなかないこと。普通車であると軽であるとを問わず、次の3ヶ所をお勧めします。
下流部から順に、37 534921, 139 202079、37 532937, 139 202990、37 531693, 139 204209。
集落側の土手を歩くのは避けた方がいいかも。犬を飼っている家が1軒、羊を飼っている家が1軒あり、どちらも家畜どもに騒がれましたので、足早にその場を去りました。羊が鳴くと異常にハイテンションな声を出すので、こちらもびびりました。
また集落の横、川の右岸から東側の田んぼは田植えがなされています。まだU字溝がちょっとしか使われていないので、シーズン後半には多数のヘイケが出てくると思います。
左岸側の田んぼは広範囲に渡って田植えがされておらず(お気づきと思いますが、今回の場所は14日の記事の集落のことです)、それでもこの日は森との境をちょこちょこゲンジが飛んでいましたが、昨年あれだけいたヘイケはこれから発生するのか微妙です。今年は出てきても、来年は無理でしょうね。
投稿: Toshihiko | 2017年6月20日 (火) 22時11分