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2017年5月 7日 (日)

田植えを待つ棚田の夜

奇跡の透明度に恵まれた5月2日の夜、旧朝日村の某棚田へ行きました。
例年田んぼに水が入るのは5月中旬なのでまだかな?と思ったけど、やはり2/3の田んぼにはまだ水が入っていませんでした。
なので、ちょっと晩秋のような風景だったのですが、半月の残照に照らし出された棚田はそれなりに幻想的でした。

Gazo_a1_p

EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (32mm)

月没前に地上風景を撮り始めたので、残照に照らし出された山の影が写っています。
それでも天の川のコントラストは極上そのもの。
惜しむらくは、この場所からは北極星が見えないためコンパスで大雑把に極軸を合わせただけなのですが、レンズの焦点距離を32mmを選択したため、いざ星空部を追尾撮影する段階になって、1分でも流れてしまうことに気づきました。
結局ISOを1600~2000まで上げ、F2.8で40秒の露出で撮りましたが、それでも星像は満足のいくものではありません。
星空部は2枚モザイクし、あとで(強引に)重ね合わせています。
そのため、やや合成的要素もあるのですが、縦横比が正方形に近い絵は個人的に好みなもので・・・
月が完全に没した後、北極星が見える棚田の中央まで移動して、改めて今度は18mmで撮ってみたのが次の画像。

Gazou_bfinal_corrected

EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (18mm)

ほとんど低空の被りもなく、素晴らしい天の川を拝むことができました。
体力が尽き、5~6枚撮っただけで現場を後にしましたが、こんな空なら毎週でも通い詰めたいですね。
反省点として、この場所でも極軸合わせはポタ赤本体に開けられている穴に北極星を導入するだけの簡易合わせで済ませたのですが、多数枚コンポしようとするなら、広角レンズ使用時でもきちんと極望を使って極軸合わせをしないと、それなりに星像はいびつになることが多いようです。
なので次回からは横着せず、レベルの高い星空の時はきちんと極軸合わせを行おう思います。
それにしても、定評のあるシグマのズーム(18-35mm F1.8)でさえ、周辺部ではそれなりに星像が伸びるので、より完璧な点像になるレンズが欲しくなりました。
ステップアップのためには小手先の画像処理のテクニック以上に、周辺部まで星が丸く点に写るレンズを使うことが先決であると思いました。
まもなくスイスの気鋭のメーカーIrixの15mm F2.4が手元に届きます。
Samyangの14mm F2.4の方が周辺部の画質はより完璧に近いでしょうけど、APS-C機で使うなら、Irixの15mmでも十分だと思います。
ちなみにこのレンズ、設計はスイスですが製造はSamyangのようです。
価格も、B&Hで買えば送料込み500ドル以内で入手可能なので、非常にお得。
光学系は同一で、価格の安いのと高いの二つラインナップされているのですが、鏡筒部の作りが違うだけです。
安いバージョンの方でも簡易防水防滴仕様なので、こちらで充分かと。
重量も608gなので、自分的にはちょうどいい重さです。
ファーストライトが楽しみ!(気が早い)

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星景写真(下越)」カテゴリの記事

コメント

おお、端正な色合いと肉眼に近いコントラストが良いですね。同じ40秒でも固定とガイドでは、解像感がやっぱり違います。
低空のカブリは補正していないのだと思いますが、相当良い空ですね。

また、新たなレンズを発掘したようですね。
Samyangのものより前玉が小さく、いろんな工夫もされていて非常に良さそうですね。こちらの作例も期待しています。

もっちゃんはご存じのように、今まではM-RAWばかり使っていたのですが、最近目が肥えてきたためか、もっと解像感が欲しくなってきました。なので、この写真はフル画素で撮っています。フラットエイドプロ、星景でも使える機能満載ですので、一から画像処理をやり直したいのですが、めんどくさい。あれからソフトのマニュアルを読み進めているのですが、被り補正も使えますね。星マスクも簡単に作れるし、次の新月期まで使いこなせるよう、勉強してみます。

奇跡の透明度と仰るだけあって素晴らしい天の川ですね。
私も同じ日に箱岩~胎内辺りをうろついていましたが、目視では薄っすらと確認出来る程度でした。

条件も良いんでしょうが、やっぱり追尾した天の川はハッキリクッキリで美しいですね~、ここの所面倒で一発撮りばかりだったのでその差は歴然です。

Irixの15mm F2.4楽しみですね~
私はSamyangの14mmを待っていたのですが、Fマウントは何時になるか分からん様で困っています(;;)

Tomさんのように、最新のフルサイズ機があれば、ぼくも一発撮り専門になっていたでしょう。基本的にめんどくさがり屋なので。でも、80Dでは画質的に一発撮りは不満の残るものになってしまうので、やむなく追尾させているんですよ。この日、福島でも最高の透明度だったようです。この場所では、恒星がシャンデリアのように明るく強く輝いており、まるでマウイ島のハレアカラ山の山頂で見た星空を彷彿とさせる素晴らしさでした。
サードパーティー製のレンズは、キャノンとニコンマウントは必ず出ますが、それ以外のメーカーのは出たり出なかったり。出るにしても発売から時間がかかったり。お気持ち察します。

もう皆さん早々と天の川ですね。私は出遅れています。
奇跡のt透明度、素晴らしいです。春にこんな星空に出会えるなんてうらやましい限り。
場所は大○、それとも葡○でしょうか。葡○の棚田は一度行こうと思って入り口で断念しました。 Toshihikoさんのような小回りのきく軽自動車が撮影用に欲しいです。

まるひさん、場所は後者です。国土地理院の1/2.5万地形図をネットで見てもらうとわかりますが、葡○峠を越え、北側の農道経由でアプローチすると、5ナンバー車で全長4.2m程度の車なら入って来られます。途中から地図では破線の表示になりますが、ダートではあるものの悪路ではないし、道幅はそこそこ広いです。倍くらい遠回りになりますけどね。現地にまだ明るさが残っているうちに行く場合は、行きは農作業帰りの軽トラとのすれ違いを避けるため、この遠回りルートを使います。でも、絶対的な光害の少なさは大○の方が上ですよ。まるひさんが行かれた時はたまたま条件がそれほど良くなかったと思うのですが、天蓋高原やここよりさらに暗さを感じます。ただし、この棚田地帯のある林の中にはヒメボタルが棲息します。もし撮影してみたいのならいつでも案内しますので、声を掛けてください。時期は7月上旬です。

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