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2017年5月23日 (火)

箱岩峠、再び

19日の写真です。
ステラでシュミレーションしてみると、ちょうど二王子岳の山頂付近を最初はアンタレス、1時間後には射手座の中心部が通過することがわかったので、この二つの被写体を撮ってみました。

Img_6218_42p1_2

EOS80D改 + TAMRON  SP45mm F1.8 (絞りF3.2にて)

 撮影開始は20時42分。
早い時間帯は透明度もイマイチだったし、やはり光害が目立ちます。
上三光を中心とする山麓の集落の外灯に、山全体がライトアップされている感じ。
星空部はHEUIB-IIフィルターを装着し、次の写真も含め40-45分の露出をかけているのですが、アンタレス付近のカラフルな色合いはあまり描出できませんでした。

Img_6245_60p

EOS80D改 + TAMRON  SP45mm F1.8 (絞りF3.2にて)

その後、赤道儀のクランプをフリーにし、カメラの背面液晶の水平を見ながら、撮影開始時の位置まで戻し、固定撮影からリスタートです。
従って、地上風景は使い回しではありません。
カメラの背面液晶の緑の水平ラインもそれほど厳密なものではないので、全く同じ位置からというわけにはいきませんでしたが。
この頃には透明度も上がってきたせいもあり、写りは別物になりました。
ところで、ぼくのフォトショップはCS6なので、RAW現像はひたすらキャノンのDPP4を使っています。
純正レンズならデジタルオプティマイザーという飛び道具を使うことができますが、サードパーティー製のレンズだと、周辺減光や歪曲など一切の補正ができません。
DPP4ではあまりいじらず、撮って出しに近い状態で現像し、その後CS6でじっくり画像処理する流れです。
タムロンのSP 45mm F1.8に関して言えば、ピントをちょっとずらすとかなり赤~オレンジのフリンジが出てしまいます。
こんな時は、純正レンズのありがたみを痛感します。

Img_3662p

最後にカメラを80D改からノーマルの80Dにチェンジし、先日買ったサムヤンのXP 14mm F2.4を付け、絞り開放で露出時間50秒(追尾)の一発撮り。
色合いの補正は行っていません。
光害も含め、できるだけリアルな画像を見てみたかったので、コントラス強調のみです。
レンズに関して言えば、絞り開放でも周辺部の星像は乱れません。
フラットを撮っていないので、コントラスを高めるとやや周辺部が暗く落ちますが、トキナーやシグマの広角ズームのF2.8絞りよりは周辺減光は少ないと思います。
この写真の撮影時刻は23時15分ですが、22時半を過ぎたあたりから夜空のコントラストが上がり、肉眼でも天の川がくっきり見えました。
思ったより写りが良かったので、空の良さが現れたと思います。

それにしても、天気のいい日の週末はさすがに走り屋さんが大勢来ます。
2時間半で10台くらいでしょうか。
ちょっと落ち着かなかったです。

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