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2017年3月の9件の記事

2017年3月30日 (木)

幻のアンドロメダ銀河

防備録として書きます。
幻シリーズ(要はボツシリーズ)第二弾。
今回の新月期、東の空に銀河が昇ってくるのは深夜になってからなのですが、薄明終了から数時間は(新発田市の例だと)山側に目立つ天体がありません。
ニノックスのナイターも終わったことだし、まだまだ白銀を抱く二王子山と地味ぃ~な星空を写し留めるのもそれはそれで趣がありますが、一方日本海側には次から次へとメジャーな天体が水平線に没していきます。
透明度の良い時にはそちらにレンズを向けるのも面白そうです。
と思ってシュミレーションしてみたところ、村上市の岩ヶ崎海岸からだと20時10~30分にかけて、ちょうど粟島の真上にアンドロメダ銀河が没していくことがわかりました。
APS-C機と100mmのレンズの組み合わせだと、これまたちょうど粟島が画面ギリギリに収まります。
来月の新月期だと、もうアンドロメダ銀河は明るいうちに没してしまうので、今しかありません。
ところが、3月29日はGPVの予想に反して県北は全体に薄雲が拡がり、星は西の空の一部にしか見えていませんでした。
それでも試写したのですが・・・やっぱり星は全く写ってくれませんでした。
また来年に持ち越しです。

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EOS80D改 + CANON 100mm F2.8L IS MACRO

粟島でさえもくすんで見える悪条件。
色合いも最悪です。
過去に100mmで撮ったアンドロメダを合成してみました。
ステラのシュミレーションだと、角度はこんな感じになるようです。
灯台の明かりもそれほど明るくはなく、条件のいいときならこんな感じで写るはず。
結構大きく写るので、85mmでもいいかもしれません(持っていないけど)。
それにしても、春先で地平線近くまで晴れ上がることは稀だと思われ、撮れたら奇跡でしょうけど。
次回の新月期からはスバルやオリオンが水平線に没していきます。
笹川流れを北上すれば、ちょうどスバルが粟島上空に没する絵を撮ることができるかもしれません。
佐渡バックなら、場所の選択肢は一挙に拡がるので、佐渡を絡めて撮るのも面白そう。
東の山の稜線から昇る天体を撮るのに比べてどうしても海の場合はより低空まで晴れ渡っていないといけないので、ハードルは高いですが。

2017年3月25日 (土)

幻のガム星雲

とも座、ほ座、らしんばん座、りゅうこつ座に渡って広がっている巨大な星雲をガム星雲と言います。南の低空に位置するため、日本からだとその全容は見えませんが、大気の状態が良い時はなんとかその散光星雲の片鱗を、つまり散光星雲の赤を写すことができます。

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EOS80D改 + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM(18mmにて)
ISO1000, F2.8, 10秒 (固定撮影)

ここは菅谷(新発田市)の山中なのですが、ちょうど正面が南になります。
めくるめく外灯の明かりと、左奥に位置するニノックススキー場のナイター照明の影響でガム星雲の赤を写しだすことは難しいけれど、取りあえずここにあるはずだと視認できただけで結構感動したりします。
数年ぶりに、とも座のアルスハイルアルムリフを見ました。
深夜まで粘れば、オメガ星団も見えたことでしょう(23時40分には左側の山裾から顔を出すはず)。
写真の中央下に明るい点が写っていますが、これはホットピクセルではなく、星です。
星図を見ると、双子座のポルックスではないかと思うのですが、定かではありません。
それとも、シリウス?
思ったより透明度は良かったようで、低空までしっかり写っています。
この透明度だったら、スキー場のナイター照明さえなければ、それなりにコンポ枚数を重ねて追尾撮影すれば、ガム星雲の輪郭をあぶり出せるかもしれません。
でも、次の新月期だと遅いんですよね。
3月限定の構図です。

2017年3月17日 (金)

学校町通りを歩く

先日、学校町通りのほんの触りを歩いてきましたが、その先をさらに歩いてみました。
西大通りの北を並行して走る、一方通行の道路を指します。
新潟大学歯学部近くの信号のある交差点から通りに入るのですが、この先関屋本村の交差点で西大通りに合流するまで、部分的にですが昔の街並みが残されています。
車で一部通過したことはありますが、通しで歩くのは生まれて初めてです。

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新潟高校前まで歩いてみて、自然と目を惹かれたのがこの松林でした。

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菅原神社境内の松林でした。
これらの松の木たちの樹勢のいいことと言ったら・・・坂井神社境内の松林を思い出しました。
よほど”気”がいいのでしょうね。

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左の石柱に注目。
あとでネットで調べてみたら・・・ナルホド、そういう場所なのですね。
奥に日蓮宗の寺院があり、猫の額ほどのスペースに所狭しと墓石が並んでいました。

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写真は載せませんが、他にも廃墟と化した結構大きな家があったり、探せば古い木造家屋はわずかに残っています。

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お団子屋さん。

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レトロな食堂。
この界隈にキャリコという有名な食堂があります。
学生街なので値段は安く、しかし量は多く、コスパでは並ぶものなし。
この食堂はどうなのでしょう?
今度入ってみよう。

2017年3月14日 (火)

新潟大学医学部周辺を歩く

13日、新潟大学医学部と新大総合病院の周囲をぐるりと一周してみました。

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新大医学部の東側に唯一残る古い家。

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続いて旭町通り2番町をくまなく歩いてみましたが、ほとんど古い木造家屋は残っていません。
閑静な住宅街です。しかし、一箇所だけスイートスポットを発見。

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水道町の旭稲荷神社です。
ここは素晴らしい!
狭い敷地ですが、遠目からでも境内の気持ちの良さは伝わってきました。
数人の子供たちと若いママたちが境内で遊んでいたのですが、やっぱりここの軽やかな空気感に惹かれるのでしょうね。
新潟市内に魅力的な神社は数々あれど、最も気に入りました。

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そして、最後の最後で西大通りからひとつ入った道路沿いに、昭和の風景が残っているのを発見。

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ごく短い区間ですが、かろうじて、本当にかろうじて数軒古い建物が残っています。
シャッターの閉まっている店が多いのは残念ですが。

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左の建物はつながっています。つまり長屋です。
昔はこの空き地にも長屋が建っていたのでしょうね。

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先の写真の長屋の先端部。

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車を停めた駐車場へ戻る途中、東中通1番町で旅館を発見。
町歩きをしていると、結構意外な所で旅館を見つけることがあります。
これも楽しみのひとつです。

2017年3月13日 (月)

閻魔大王とご対面

村上市の旧市街を散策し、今回最もツボにはまったのが旧町人町にある安善小路、通称黒壁通りでした。

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詳しくはリンク先を見てもらうとして、ここは是非お勧めしたいエリアです。
割烹新多久さんのように、古いものと新しいものが見事に融合している建物もあり、見晴らしのいい丘というロケーションの魅力と相まって、歩くだけで身も心も晴れ晴れとなることでしょう。
さて、個人的に最も感動したのはえんま堂を偶然見つけたことでした。

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後で知ったのですが、冬以外の第四日曜日には骨董市が立つらしく、大勢の観光客で賑わうとのこと。
近年始まったイベントとのことですが、村上市はたくさんのイベントが有機的に結合しており、町おこしにつながっています。素晴らしいことです。
えんま堂に鎮座する閻魔さま、400年前の像らしいです。
特に文化財に指定されているわけではないのですが、びんびん感じるものがあり、すごく感銘を受けました。
これは怖い!
いたずらした子供は、昔はきっとえんま堂に連れて行かれて閻魔さまとご対面させられたのでしょうね。この体験はきっとトラウマになりますね。
でも、幼い頃のこの種のトラウマは決してネガティブなものではなく、むしろその後の人間形成に不可欠な栄養を与えてくれるのではないでしょうか。

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近くには九品仏(くほんぶつ)が鎮座します。
この仏様もいい感じ。
1760年に作られたそうなのですが、他にも多数の九品仏が近くにあるとのこと。
九品仏巡りも、町歩きの趣向として面白そうです。

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三面川で採れる鮭は本当に美味しいです。
値段は高いけど、来年の冬には北海道産ではなく、村上産の鮭を買ってみることにしよう。

2017年3月12日 (日)

町屋の人形さまを訪ねて

3月1日から4月3日まで、村上市で恒例の”町屋の人形さま巡り”が開催されています。
約80軒の町屋がこのイベントに参加しており、期間中は無料で各屋敷の屋内に飾られている雛壇を見学することができます。
ようやく小春日和が訪れた12日、2年ぶりに訪れてみました。
今回は今まで歩いたことのない路地をメインに歩き、多くの魅力的な街角風景に出会いました。
村上はまだまだ土地勘がなく、未知の小路が多いので、行くたびに新しい発見があります。
それにしても、素晴らしいイベントだと思います。
昨日訪れた新潟市の旧市街と比べても、おそらくは村上市の旧市街の方が古い家が多いと思います。
家の中へ入り、町屋の構造を見ることの方が、雛壇を見ることより感動が大きいことも多く・・・
街角スナップは近日中にアップすることにして、今日は雛人形たちのスナップを紹介します。

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以上、EOS80D + TAMRON SP45mm F1.8 Di VC USD

2017年3月11日 (土)

本町通14番町を歩く

2014年の9~10月にかけて、地元新発田市の妓楼(=貸座敷)の歴史を調べていました(当時のブログ記事参照)。
現在の石泉荘の建つ辺りを明治期は旭町と称し、そこに最初の妓楼街が形成されたのです。
ところが明治37年の大火により、妓楼街は三宜町(現在の御幸町2丁目)に移されました。

さて、これと同じような歴史を辿ったのが、新潟市の遊郭。
それまで、古町通四番町、五番町、西堀前通五番町など市内数箇所にあった遊郭が、明治21年の大火を契機に本町通14番町への移転を余儀なくされたのです。
ところで、ソープ街として知られる昭和新道は昔は飲み屋街だったのであり、赤線地帯だったわけではありません。
旧赤線地帯は本町通14番町にありました。
ここ20年で一気に再開発が進み、往時の面影を留める建物は少なくなりました。
初めてこの界隈を訪れたのは10数年前。
新潟市内の専門学校の某校長先生が案内人となり、生徒さん達と一緒に一帯を散策したのが最初です。
改めて当時の記憶を頼りに、この界隈を歩いてみました。

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スタート地点は浄信院(入船地蔵尊)。
ここまで来ると日本海はすぐ目の前。
ゆえに、海運業に携わった関係者の人々の信仰を集め、寄進された仏像の数は1407体にものぼるそうです。
浄信院を背にして立ち、南東方向に伸びる200mほどの通りの両側に、かつては貸座敷が建ち並んでいたエリア。
道路の右側に高層マンション(ダイヤパレス)が見えますが、そこを過ぎると間もなく、現在も営業中の旅館福田の建物が見えてきます。

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新潟遊郭創設期からの老舗なのですが、外観だけでなく、内部も当時のまま保存されているようです。
お散歩日記というブログをやっている花町太郎氏は実際に2012年、福田旅館に宿泊しており、宿の主人の了解を取った上で内部の写真を多数撮影、それらの写真を氏のブログで見ることができるのです。
素晴らしいの一言です。文化財の指定を受けていないのがフシギ。

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福田旅館脇の小道を歩いて行くと、やはり明治時代から営業している本田旅館に出会います。
さきに紹介したブログには、本田旅館にまつわる面白いエピソードも紹介してあるので、好奇心旺盛な方はどうぞ。

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上の写真は、本田旅館前の荒れ地。
おそらくは昭和初期からもっと古くに立てられたであろう正面の建物も、近い将来なくなるのでしょうね。
右側にセブンイレブンの大きな駐車場があるのですが、昭和42年の住宅地図によると、ここには”おおとり劇場”があったのです。
そして、福田旅館の隣、マピオンのネット地図によると大岩ビルと表記されているところに”セントラル劇場”と”キャバレー新招楽”がありました(ちなみに、セントラル劇場はストリップ劇場でした)。

さて、貸座敷の名残を留める建物として福田旅館は結構有名ですが、人知れず埋もれている建物もあります。

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福田旅館とは道路を隔てて反対側に建ちます。
2階部がせり上がっていて、かつては飾り窓のような構造だったのでしょう。
10数年前に案内された時、不思議とこの建物が印象に残りました。
この建物の前に来た時、案内人の校長センセが急にひそひそ声になったので、これはかなり貴重な情報に違いないと思い、それで記憶に残ったのかもしれません。
当時は確か、写真に写っている駐車場はなく、やはり長屋のような建物が建っていたような記憶があります。ただし、定かではありませんが。

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長屋風の建物の左端はこうなっています。
奥の方は昭和の香りがプンプンしますね。
それでも、残念ながらこの建物が往時の面影を留める最後の一棟になってしまいました、この通りの左側では。

本町14番町から12番町にかけてが、町歩きの穴場です。
12番町の外れには、現在新潟市が管理・一般公開している旧小澤家住宅がありますが、併せて観光するといいでしょう。

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かくいう私も立ち寄ったのですが、ちょうど雛飾りを展示していました。
写真撮影禁止の、享保年間に作られてお雛様も別室にあり(上の写真は撮影OKのやつ)、興味深く見学できました。

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旧小澤家住宅近くのお店屋さん。
ちゃんと営業しています!

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こちらも、現役ばりばりの味噌屋さん。

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先の味噌屋さん(渡辺益二商店)のすぐ近くに、やはりレトロな居酒屋さんが・・・
この辺は過去10年の間に何度も歩いているはずなのですが、カメラ片手だと注意力が増すのでしょう、この日も新たな発見が幾つもありました。

2017年3月 5日 (日)

笹川邸の雛まつり

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初めて笹川邸(新潟市南区)の雛飾りを見ました。
見学者に無料で甘酒のふるまいサービスがありました。

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ここは子供部屋。
毎年1回は必ず訪れる笹川邸で、お気に入りの部屋のひとつ。

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2階にある化粧部屋へ来ると、いつも心が引き締まる思いがします。
背筋がぴ~んと伸びるというか。
まだこの空間には往時のホログラムの残滓が残っているようです。

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書斎前の廊下。
ここでなら何時間でも遊んでいられる。

2017年3月 1日 (水)

久しぶりの星空

この冬、初めてポタ赤を携えて赤谷(新発田市)へ。
2月28日は深夜になってようやく雲が取れたけれど、3月1日は終日よく晴れました。

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18時30分撮影。
これは固定撮影。ブルーモーメントの片鱗が少し残っています。
赤谷地区はまだまだ積雪が多く、お目当ての農道へは入れませんでした。

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薄明終了後からポタ赤で追尾撮影をしたけど、レンズがすぐ曇ってしまい、使えたのは最初の数枚のみ。
外灯の影響が大きく、4枚重ねてもオリオンループが描出されるわけはなく、新星景風のこってりとした星空をあぶり出すことは断念。
電線もあることから画像処理も難しいし、結局19時ちょうどに撮った1枚モノで仕上げました。
たまたまかなり大きな流れ星が2枚連続で1個ずつ写ってくれたので、ひとつの画像にそれらをまとめてみました。
空そのものは非常に透明度も良く、外灯が明るい割には被りも少なく、そこそこ漆黒の宇宙の片鱗を垣間見ることが出来ました。
この後、二王子山麓へ移動したけど、あまりにスキー場のオレンジ色の明かりがすさまじく、その場に立ちすくむしかありませんでした。

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以上、EOS80D改 + TOKINAR 14-20mm F2.0 PRO DX

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