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カテゴリー「ホタル2016(新発田市)」の13件の記事

2016年7月 3日 (日)

第2回ホタルを見る会終了

この日(2日)ほど、直前まで天気予報に悩まされたことはありません。
ぎりぎり19時半から1時間程度は雨が上がってくれるような気がしたのですが、基本的には不利な材料の方が多かったので、新潟からの参加者にはキャンセルを告知。
新発田在住の人たちだけで行ってきました。
場所は、新発田市内から車で15分程度の近場。
現地までのドライブの間、短いサイクルで雨が降ったりやんだりしていましたが、現地へ着くと雨は上がりました。
それでもしばらくは風が強かったのですが、20時を過ぎると風も収まり、結局21時前まではそこそこの乱舞が続きました。
雨さえ降らなければこっちのもの。
気温と湿度の高さは梅雨シーズンに入ってから今日がイチバンですし、飛ばないわけがありません。

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林との境を小川が流れており、そこの草むらで早くも19時25分には光始めていました。
過去、最短記録です。はやっ。

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風が収まってきた20時過ぎからヘイケの動きが活発になってきました。

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今日も幸せなひとときを過ごすことができました。
ありがとう、ホタルたち。そしてI家ファミリーの皆さん。

2016年6月30日 (木)

三光川のホタル

新発田市管内のホタルのポイントは、そのほとんどが標高20~70mくらい。
いよいよこのくらいの標高に生息するホタルは終盤を迎えつつあるようです。
今年は二王子山麓のホタルは、1回坂井川へ行っただけで何も撮っていません。
しかし今シーズン、県北を含む全てのポイントを通して、最も行きたかった場所が二王子山麓に残されていたのです。
もうピークを過ぎていることは確実だけど、雨上がりで条件は悪くないのでプチ乱舞くらいは見られるかも。
ということで、三光川へ行ってきました。

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19時54分撮影。
開けた場所から、しかもかなり距離を置いて撮っていますから、既に飛んでいるはずの蛍の光、この時点では視認できませんでした。
20時を回ってから、ちらほらと言った感じでした。
次の写真とは、10mほど左側に離れた場所から撮っています。

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撮影開始時刻:20時20分 (総露出時間約16分)

この川の上流にニノックススノーパークがあります。
正面の山は二王子岳(1421m)。
過去、この丘から何度も星景写真を撮ったことはあるけど、そもそも眼下を流れる三光川流域でホタルウォッチングをしたことがありません。
しかしながら、昨年何度か昼間に近くの河原を下見した際、カワニナなどの巻き貝が多く見られたことから、かなりの数のホタルが生息すると確信していました。
以来、夜間に下見に立ち寄ることもせず、一発勝負の今日でしたが、ほぼ予想通りの数のホタルたちが現れてくれました。
上の写真は丘から上流側を写したものですが、肉眼ではこれほど見えなかったです。
家に帰ってからピクセル等倍でPCで鑑賞して、初めてS字状の川に沿ってホタルがびっしり張り付くように舞っている様が写っているのを確認し、驚いた次第。

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撮影開始時刻:20時5分 (総露出時間約8分)

これは丘のすぐ横ですが、このあたりで乱舞が見られました。
20時50分にはこの場所を去ったのですが、そのときも20時台前半に比べ2~3割減っただけで、ひたすら乱舞が続いていました。
本当のピーク時だと、どのくらいのホタルが舞うのでしょう?
来年はそれを突き止めてみたいと思います。

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撮影開始時刻:21時40分 (総露出時間約9分)

帰りに、上の2枚の場所よりやや下流部へ立ち寄ってみました。
(ピンぼけ写真、ご容赦)
背後の河川敷は、集落の明るい外灯3本の明かりがまともに入るのですが、こちら側はかろうじてセーフ。
実際、ホタルたちもより暗いこちら側に群れていました。
明日からは、県北のホタル探しに切り替えようと思います。

2016年6月20日 (月)

守りたいホタルの聖域

18日、知る人ぞ知るホタルの保護地へ。
ところが、現地に立っている案内板の情報が不十分なせいもあり、進入禁止区域にヘッドライトを煌々と照らしながら迷い込んでくる車が数台見受けられました。
具体的な場所を明かすことにはためらいもあったのですが、むしろ正確な情報をお伝えする方がホタルにとっての利益になると考え、記事にしました。

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撮影開始時刻20:10、総露出時間8分20秒

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撮影開始時刻20:40、総露出時間5分40秒

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撮影開始時刻20:58、総露出時間11分

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ここ新発田市米倉では、米倉小学校とNPO法人加治川ネット21が協力して近年ビオトープを設置。
近隣の集落の協力を得て、一丸でホタルの保護・育成に努めているのです。
たまたま18日は、有機の里交流センター主催の”ホタルを見る会”が開催されており、30人以上の参加者がありました。
他に、ほぼ毎日のように訪れているという近所の人やカメラマンを含めると約40人くらいの人が19時半~20時半にかけてホタル見物をしていました。
驚いたのは、みなさんマナーがいいこと。
月明かりがあったというせいもあるのでしょうけど、懐中電灯を点けながら歩いている人は皆無。
みなさん、暗闇の美しさを知っているようで、気持ちよくこちらもホタル観賞することができました。
地元のホタル愛好家の方やカメラマンの方と色々話をさせて頂いたのですが、いかにみなさんホタルを愛しているか、地域をあげて保護に取り組んでいるかを知り、力強く思いました。
残念だったのは、冒頭にも書きましたが、案内板で謳っている夜間進入区域に迷い込んでくる車がかなりあったこと。1時間の間に7~8台くらい?
現地では17:30-21:00の間は次の区域に進入してはいけませんよと案内板を要所要所に立て、説明しているのですが、説明不十分なところもあり(じゃあどこに停めればいいかという案内が、文章で示されていない。文字の色も薄くてわかりづらい)、どの車も農道の入り口で右往左往していました。
その間、ヘッドライトの光がこちらへ入ってくるのですが、案内板の立っている所はかなり遠くであるにも関わらず、簡単に光がこちらへ届いてしまうのには正直驚きました。
地形的にオープンなところなので、700-800m先のヘッドライトでもホタルのいる林が照らし出されます。
ましてや、最近の明るいLEDのヘッドライトだと、その距離でも直視できないくらいのまぶしさを感じるのです。
そのため、ぼくが改めて作成した地図では、オリジナルのそれよりやや広めに夜間進入禁区域を設定しています。あくまで自主ルールですが。
車は県道14号線に面した”ふれあい農園駐車場”か、米倉集落内の”有機の里交流センター駐車場”に停めます。
最初からそれらの駐車場を目指してくれば、ポイント近くの農道へ迷い込むことはなくなるでしょう。
駐車場から現地までは徒歩5~6分。決して遠くはありません。
その際、できるだけ懐中電灯は点けないこと。
やむをえずに足下を照らす場合でも、何十ルクスもの明るいLED灯は避けてほしいものです。
できれば、天体写真愛好家の人たちが使っているような赤色LEDのヘッドライトがいいでしょう。目が暗所順応しやすくなります。
最近は大手釣り具ショップやホームセンター、ゼビオスポーツなどでもこの手の商品が入手可能。
赤いマジックで懐中電灯のレンズを赤く塗るのも、かなり効果があります。
照度も押さえられるのでお勧めです。
また、案内板では6月中旬から夜間進入禁止となっているのですが、今年がそうであるように6月上旬からホタルが発生する年もあります。
同様に、時間帯について案内板では19:30~21:00となっていますが、活性度の高いときにはいわゆるセカンドピークが22時以降に訪れることもあるので、翌朝まで進入禁止とすべきです。
実は前日の17日、23時過ぎにここへ立ち寄ったのですが、乱舞に遭遇したのです。
18日はだいたいどのポイントもそうであるように、ここのホタルも20時20分を過ぎたら半減し、21時にはピーク時の5-8%しか飛ばなくなりました。
18日に地元の人に話を聞いたら、ここのホタルは22時~22時30分頃にセカンドピークが訪れるとのこと。
以下の写真は、17日の深夜に写したホタルたちです。

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撮影開始時刻23時10分、総露出時間8分

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撮影開始時刻23時24分、総露出時間6分

4枚目に掲げた案内板のマップで言うところの、ホタル水路付近のホタルはまだほとんど発生していませんでした。
現在は、月の光が届かない高い杉林直下のあたりと、農道沿いの水路のホタルが中心。
新月期になれば、ホタル水路前の水田も暗くなるので、そうなってくるとそちらのホタルも羽化してくる。そういう図式ですね。
今年は早くから飛んでいるので7月中旬までは難しいと思いますが、7月上旬までは確実に楽しめそうです。

2016年6月19日 (日)

ホタルの川

17日夜は長い夜でした。
ここは城山温泉近くの松岡集落。
集落を流れる川は、まさにホタルの川でした。

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撮影開始22時4分、総露出時間5分40秒

ホタルが比較的集中しているのは、林が月明かりを遮ってくれるところ。
この日は時折風が吹きましたが、木の枝の揺れが一定以上になると一斉にホタルがいなくなるのが面白かったです。
全カット、ピントが甘いです(-_-;)
夜10時過ぎ、まさかの乱舞に興奮し、カメラ操作が雑になりました。

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撮影開始22時20分、総露出時間1分40秒

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撮影開始22時31分、総露出時間6分

人里近くでホタルを観賞するのも乙なものですね。

*「新発田市下水道ホタルマップ2014」なる資料をネットで発見しました。
これは役に立ちますね。もちろん、ぼくが既に調査済みの場所も含まれます。
参考までに。

2016年6月16日 (木)

My favorite spot へ

15日、最近2~3年の間で最も通い詰めたお気に入りの場所へ、今年初めての訪問。
数日前知人が訪れたときはまだ数が少ないということだったけど、この日も相変わらず数は少なめでした。
もっとどんよりした空を期待したのだけど、以外と薄雲で月明かりの影響は大。
ここは幹線道路から300mしか離れていないにも関わらず、なぜか気温は2度前後低いことが多く。
そのせいもあってか、標高65mの割には、新発田市内の他の場所よりピークは遅めに来るような気がしています。
こないだの新月期の前半はまだ気温が低かったため、ここのホタルは次回の新月期、23日以降にどっと地上に出てくるのだろうか?
今月下旬になったら確かめなければ。

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19時半頃撮影。
前方左手から小沢が本流に合流。
このあたり常時暗く、あまり月明かりの影響を受けません。
なんか、例年より川の水量が少なかったような気がします。

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同じ場所にて。
他の開けた場所のホタルは20時20分にはあまり飛ばなくなったけど、ここはいつまでも飛び続けていました。しかしながら、その頃には数は3~4割ほど減ったけど。

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昨年16日に乱舞を見た場所。
地形的に開けており、こちらは月明かりの影響をまともに受けるので、さすがにあまり飛んでくれませんでした。

2016年6月14日 (火)

ホタル絵巻

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EOS80D + EF70-200mm F2.8L IS II (180mmにて)
各ショット1枚ずつで4コマパノラマ合成(19:50頃撮影)

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EOS80D + EF70-200mm F2.8L IS II (180mmにて)
各ショット約40枚ずつで4コマパノラマ合成(19:55-20:25頃撮影)

先日、仲間たちとホタル観賞に来た場所です。
湿原を見下ろす丘の上に登り、そこから望遠レンズで狙ってみました。
11日に比べると、ホタルたちは1/3以下に減っていました。
おそらく11~12日にかけてがピークだったのでしょう。
今後は減る一方と思われ、ホタルの姿がここで見られるのは今週一杯といったところでしょうか。
20時20分過ぎには早くもホタルの姿が減り始めました。
ピント合わせに失敗し、ピクセル等倍で見ると非常に恥ずかしい画像です。
ま、記録写真ということで。

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この湿原の右端。
本当は5コマのパノラマ合成で、ここまで含めるつもりだったけど、やや右に振りすぎたためか、photomergeできませんでした。
撮影中、ずっと双眼鏡で湿原の隅々を観察。
来年に向けて、幾つか発見がありました。

2016年6月13日 (月)

やはり現れたホタルたち

6月9日と10日に訪れた、圃場の整備のされていない広大な田んぼ(標高約45m)を再訪。
11日は気温が低くてだめだったけど、気温がうんと上がった12日、果たしてこの田園地帯下部の田んぼで乱舞は見られるのか。
まだピークではないと思われるけど、初めてこのエリアでプチ乱舞と言える多くのホタルたちを見ることができました。

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曇っていたとはいえ、既に半月になっている月明かりの影響はかなりありました。
いつもよりホタルの軌跡が明るく写ってくれません。
しかし、肉眼ではかなり鮮やかに光のショーを楽しむことが出来ました。
なぜかこのポイントではヘイケが多かったです。
4割はヘイケボタルでした。
よくよく写真を分析すると、ヘイケの方が明るいところでも多く飛び回っているようです。
ゲンジは林の際の暗いところに集中していました。

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1枚目の写真から、ややアングルを右に振ってのカット。
こちらの方が月明かりが入りにくいので暗い分、わずかにホタルたちが1枚目の場所より多くいた印象。
今日は初めて今年専門学校を卒業して社会人になった甥っ子を連れて行ったのですが、彼も充分感動した様子。
この次も連れて行ってくれと頼まれました。
このあと、二人で聖籠町のホタルがいるかもしれない某小川へ下見に行ったのですが、そちらは一匹も姿を見ることはできず。
来週はどんどん月が大きくなるので、ホタルウォッチングは厳しいかもしれません。
20日が満月で、24日の月の出が21時45分。
ホタルの活動するメインの時間帯の19時40分頃から21時にかけて暗くなれば再び活発に飛び回ると思われるので、24日すぎからまたあちこち行ってみたいと思っています。

2016年6月12日 (日)

第1回ホタルを見る会終了

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11日はぐんと気温が上昇、19時の時点で28度ありました。
これならホタルたちも乱舞するはず。
来週からはどんどん月が明るくなる一方なので、ホタルたちにとっても今日あたりが前半のラストパーティーだと予想。
事実、この日の光り始めは19時35分。早いです。
ぼくの経験の中では、過去最速かも。
6月9日にも訪れたこの場所は、非常に足場が良いため家族連れにも最適。
昨年は第1回目のホタルを見る会を6月16日に開催したのだけど、今年は若干早い11日に開催。
過去最高の参加者がありましたが、ホタルを見慣れているぼくでも感動するほど、前回にも勝る乱舞が見られたので、みなさん満足げでした。
2枚目の写真を見ておわかりのように、じっと椅子に座っているとホタルの方からまとわりついてくるのです。
9日の時は広場の方へはあまり流れてこなかったけど、この日はホタルの飛翔範囲がうんと拡がっていました。
(2枚目の写真、実は50枚くらい撮ったのですが、ホタルが写りすぎるので20枚程度のコンポ枚数に留めました。)
それにしても気心の知れた仲間とまったりホタル観賞・・・最高の贅沢ですね。
時間が止まればいいなと思いました。
ホタルたちは活性度が高かったため、居残っていれば深夜に来るであろう2回目のピークを見ることができたかもしれません。
しかし、21時20分にこの日は解散。
次回開催は6月下旬以降ですね。

2016年6月10日 (金)

奇跡の田んぼのホタルたち

この一帯の田んぼは昔のまんまです。
中心を流れる川こそ護岸化されているけど、おそらくは既に40年は経過しているので、河床には植物も昆虫もかなり復活しているように見受けられます。
そして田んぼ。
川をはさんで南側は全くエンゾにコンクリートが見当たりません。
川に沿って走る農道から森との境目までの中間に湿地帯があるため、歩ける農道を熟知していないとたちまち行き止まりになります。
長靴を履いていても。リアル湿地帯だからです。
昨年はアプローチのしやすい一番奥の田んぼで写真を撮りました。
それが7月3日のこと。
時期的に当然なのですが、ほとんどヘイケでした。
そして今年6月9日、最初は昨年と同じ場所で撮影開始。ただし、田んぼの手前の川でです。
そこが最もチカチカしていたからです。

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雨は20時頃上がると思って、それまでは車の中で待機。
あにはからんやちょうどその頃上がったので、20時5分から撮影開始。
ほとんど、大天城公園脇の水路状態です。
こちらの方が川幅があるため、より幻想的。
奥には、威圧的に厚い雲が立ちこめています。
このあと、この農道の終点まで、ホタルの分布を確認しながら移動したのですが、この橋から200mあたりまでしかホタルはいませんでした。
昨年は数は少ないながらも、農道終点手前の橋の前後にもホタルが舞っていたので、時期尚早なのでしょう。

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上流部の下見を終え、今度は戻りながら下流部の視察。
時刻は21時を回っています。しかしこの状態です。
たきがしら湿原の2~3倍の面積があるこの一帯の田んぼの、まだ1/3しか知りません。
21~22時までは残り2/3の下見に時間を割いたのですが、びっくりしました。
基本的にどこでもホタルはいます。
ゲンジ主体ですが、昨日の場所もそうであったように、1割ほどヘイケも混じっています。

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農道歩き30分。
やっと遠目で見えていたポイントへ辿り着きました。
もちろん長靴を履いての歩きですが、湿地帯を避けるのにかなり遠回りをしたりして時間を食いました。
時刻は22時になっていましたが、この日の雨が効いたのか、まだまだホタルは舞っています。
そして、この日最初に訪れた奥の田んぼより、このエリアの中間地点にあたるこの一帯の方がホタルは多くいました。
この田んぼ一帯に言えることですが、湿地帯の中に田んぼがあるという感じで、蛙の鳴き声もすごい。
あぜ道はでこぼこして、時にぬかるみの連続で非常に歩きにくい。
しかし、どの田んぼも水鏡のようで、とても美しい。田んぼと言うよりは池の連続。
スケール的には旧朝日村の松の木平の棚田には劣りますが、圃場整備がされているあちらより、田んぼ的にはこちらの方が芸術的です。

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3枚目の場所の後ろの田んぼ。
22時20分からの5分間。
これでこのエリアの2/3を把握しましたが、まだ北側1/3は未開拓なのです。
昨年ほんの一部歩いてみた感じでは、南に比べぱっとしない印象でしたが。
それにしても、これだけ広い面積の田んぼが昔のままの姿で残されているなんて、奇跡以外のなにものでもありません。
阿賀町のたきがしら湿原も、昔は田んぼだったと言います。
標高こそ違うけど、地形的には結構似ていたりします。
人が住んでいた時代のたきがしら湿原の田んぼって、こんな感じだったのかな。

2016年6月 9日 (木)

第一のピーク到来

Tomさんを誘って、昨夜21時半過ぎにプチ乱舞を見たポイントへ行ってきました。
4月の桜の時期に下見したときに比べ草丈が高くなり、地形や植生を再度確認する必要もあり、現地にはちょっと早めに到着。
ホタルの光り始めは19時43分。
いや、もっと早くから瞬いていたかもしれません。
こちらの気づくのが遅かっただけで。

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もっとコンポ枚数を減らした方がすっきりするのだろうけど、あえてホタルの軌跡をてんこ盛りにしてみました。
それほど高く飛ばないのでまだまだピークではないと思いますが、それでも圧倒的な光のショーに口をあんぐり開けて見とれるばかりでした。
とはいえ、それほど総露出時間は長くありません。一応、乱舞と言える状況だったと思います。
昨年、第1回目のホタルウオッチングは6月11日だったのですが、同じような標高の場所でそこそこの乱舞を見ました。
ということは、下越では6月10日前後からシーズンインといった感じでしょうか。
意外だったのは、このような自然環境にはいないと思い込んでいたヘイケが少しいたこと。
ヘイケがこんな早期から発生するのも珍しい。
常識の通用しない場所のようです。

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こちらは帰る間際に撮ったショット。
湿原の北側は、昨日よりホタルが少なかったです。
一雨降ったら、さらに羽化してくる個体も多いのでは?
後日、もう一度来てみたいと思います。

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