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2016年12月 3日 (土)

川辰仲と鍋茶屋

新潟市を代表する高級料亭のひとつに、江戸時代末期の1846年創業の鍋茶屋があります。
その鍋茶屋専属の置屋(芸妓を抱え、客の求めに応じて料亭などに派遣)だったのが、鍋茶屋の真向かいに建つ川辰仲。

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かつては400人の芸妓を擁し、京都の祇園、東京の新橋の芸妓と並び称されていた古町の花街。
そこでの人気芸妓だった川辰仲廣子の生家でもあるこの建物は、1935年の建築。
1997年、置屋を廃業し、廣子さんの親族の方が2015年から内部の一般公開を始めたのです。
実は、これらの事実を知ったのはつい昨日のこと。
思い立ったが吉日、早速今日(12月3日)見学に行ってきました。

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館内は往時のまま保存されており、非常に興味深く拝観できました。
ちなみに、館内はガイド付きツアー(ガイドは廣子さんの娘さんが務める)でのみ見学できます。
他にお客さんがいなければ、いきあたりばったりで訪れても見学は可能。もちろん、一人でも構いません。
実際にぼくは予約を入れずに行ったのですが、ぼく一人のためにとても丁寧に説明してくださり、恐縮するばかりでした。
新潟市には数々の豪商の館がありますが、個人的にはここが最も気に入りました。
現在も人が住んでいるせいもあるのでしょうけど、ここで働いていた芸妓さんのシルエットがホログラム映像のように、館内のそこかしこで浮かんでは消えるのです。
建物全体が、なんていうか現役なのです。生きて呼吸をしているのです。
全国的に見ても、一般公開されている置屋は非常に珍しいのではないでしょうか。
川辰仲の観光資源としても価値は大きく、多分遅かれ早かれ市の文化財に指定されるのものと思います。
繰り返しになりますが、現在の館主である中川滉子(ひろこ)さんは非常に博識で、そのガイドは聞く価値大です。
隠れた観光資産として、川辰仲を心から推薦します。

開館時間:11-18時 (不定休)
要予約: 080-5414-2778

参考までに、次のサイトで詳しく館内を解説しているので、リンクを貼っておきます。
このサイトに甘え、ぼくは解説を省略します(^^;)

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2階からは鍋茶屋がよく見えます。
ある意味、絶景です。
この日は結婚式が行われていました。

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東堀通から見た、鍋茶屋の外観です。
昭和43年に増築をしているそうなのですが、こちら側からだとその跡がよくわかって興味深いです。

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右の建物が鍋茶屋さん。
すっかり日も陰りました。
あと2時間もすれば、路地裏にも活気が蘇ってくることでしょう。

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