日倉山栗の里の現状
阿賀町の五十島駅から車で7~8分、日倉山山麓にある見晴らしのいい丘へ4~5年ぶりに行ってきました。
残念ながら川を渡ったところから両側はブッシュの連続となり、ほとんど通行する車もいないのではないかと思いました。
路面は陥没しているヶ所もなく、舗装は良好なのですが、薮が伸び放題なのです。
かなり車を傷つけてしまいました。
道路の終点に小屋がありますが、そこから一段上がったところにさらに見晴らしのいいベアグランドの広場があり、かつてはそこでよく星見をしていたものです。
その広場の入り口がこれまた薮となっており、以前は車で入っていけたのですが、今は無理です。
また、一帯は携帯が圏外となります、今でも。
あと5年もしたら、道路も廃道同然となるのではないでしょうか。
3日の夜は思ったより透明度が悪く、普通の透明度になったのが23時過ぎ。
それまではひたすら眠い空でした。
この日は機材のテストが主体だったので、その方面の目的は果たしたのですが、テスト撮影とはいえ、ほぼ全滅状態。
ガイドも不調で、原因は未だに特定できず。
もっとも、重量1.5kgある70-200mm F2.8L ISで、歩留まりが5割を上回ったことはありません。
重量が半分の100mm F2.8L MACRO ISだととたんに歩留まりは7割以上に向上するので、やはり重さに起因する何かがあるのでしょう。
途中からドイツ式のシステムをやめ、オリジナルのV字プレートを使ってバランスを取るシステムに変更しましたが、重い望遠ズームでもたわみは感じることなく運用できることを発見したのが唯一の成果。
それにしても、30分もすると極軸がかなり狂ってしまうので、まだどこかに遊びがあるのかもしれません。
もうひとつ、この日は80Dと60Daで撮り比べをしたのですが、ISO1600以上の高感度にすると、80Dは思った以上にノイズが出てしまいました。
60Daの方がまだ上を行っているのです。
80Dを天体用に改造する計画も考え直さないといけないかもしれません。
もっとも、この日は外気温が異常に高かったので、夏場以外ならそこそこ使えると思うのですが。
新しいベンロの36mm径の三脚はなかなか良かったです。
とはいえ、重量がベルボンの32mm径のやつと200gしか変わらないので、劇的に安定感が増すわけではありませんが。
とにかく、この場所へ行くなら春限定ですね。
ぼくはもう行くことはないと思います・・・
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コメント
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日倉山でしたか。私も近いところにいました。
もう栗園の営業をしていないのでしょうかね。何年か前に昼と夜に何回か行きましたが、それ以来どうも行く気分になれませんでした。標高稼ぐなら沼越峠に行きます。ただ、道路上の撮影になるので落ち着きませんが。
新機材を携えて天体写真に帰ってきたのですね。楽しみです。素晴らしい作品を待っています。
投稿: まるひ | 2016年9月 5日 (月) 00時35分
ぼくも、まるひさんは早出にいるんじゃないかな、と思っていました。日倉山、かつての”気”の良さはどこへやら、かなり荒んだ雰囲気になっていたのが残念でした。
新機材と言っても、カメラ三脚が1台増えただけです。今日も機材テストに赤谷へ行ってきたのですが、100mmマクロレンズだったら問題なく4分追尾できます。200mmはあきらめようかな。敷居が高すぎます。ピント合わせも敏感すぎて難しいです。といいつつも、MGENやらポールマスターやらの小道具に対する興味も増しつつあるのですけどね。
投稿: Toshihiko Sato | 2016年9月 5日 (月) 01時46分
SWATでオートガイド、良い選択肢ではないでしょうか?
最初、M-GENとPoleMasterを検討したのですが、両方とも専用品で拡張性がない(将来性がない)と判断しました。
私の90S赤道儀は、下記PCレスのオートガイダーで600mmをガイドしています。
オートガイダー:SS-ONEオーガイダー
カメラ:ASI120MM
レンズ:Cマウント50mm(または100mm)
また、P-2赤道儀に搭載している1軸モーターAMD-1
をオートガイド改造すれば、SS-ONEでオートガイド出来るようになります。
ピント合わせ等で使っていたB5ノートPCは、8.9インチWindowsタブレットになり、電子極軸望遠鏡にも使うようになりました。
タブレット:マウスコンピュータWN891
ソフト:PoleNavigatorかSharpCAP
カメラ:ASI120MM
結果、電源はモバイルバッテリー(12V対応)のみとなり、ポラリエを持ち出す体力的余裕ができました。
投稿: もっちゃん | 2016年9月 5日 (月) 21時20分
もっちゃん、いろいろ教えて頂きありがとうございます。一応製品を全て調べてみましたが、いずれもぼくには扱えそうにないです。ここ10年でわたしゃ随分頭が悪くなりました!なので、未だにガラケーですし、タブレット端末でさえ使えるかどうか自信がありません。なので、拡張性よりひたすら操作の簡便性優先ですね。もう少し、ノータッチガイドを極めてみます。
投稿: Toshihiko Sato | 2016年9月 6日 (火) 11時17分
僕も、ガラケーです・・・。
投稿: もっちゃん | 2016年9月 6日 (火) 20時28分