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2016年6月21日 (火)

健気に生きるヒメボタル

満月の20日、村上市北部の山中へ、今年初めてのホタル目的での遠征。

 

Img_2038_83p

 

昨年も20日に行ったのだけど、ここより100m下流で見物したので数の比較はできません。
とても広大なポイントで、行くたびにどこにカメラを構えようか迷います。
そして、ここは初めて今回カメラを入れた場所。
中央上に、少し気になる光跡が写っています。
昨年は7月に入ってから、ここで初めてヒメボタルの撮影に成功しました。
今年は今週末ぐらいから現れるような気がしますが、どうでしょう。
ちなみに最近ピントの甘い写真を量産してきましたが、原因がこのあとわかりました。
この自由雲台にはSUNWAYPHOTOのパノラマヘッドを付けているのだけど、その取り付けが緩んでいたことが原因でした。

 

Img_2084_2128p

 

ここは例年ゲンジの乱舞を見ることのできる場所。
この構図を撮り終えた後、自由雲台を交換。
ついでにレンズもトキナー14-20mm F2.0からシグマ18-35mm F1.8に交換。
個体差かもしれないけど、ぼくのこのトキナー、非常にMFリングのトルクが軽く、すぐ動いてしまいます。
コマ収差もかなり感じられる。LensTip.comではそうでもないのだけど。

 

Img_2129_35p

 

場所移動して、ある川の中流部へ。
このような、ある程度川幅のあるところでの乱舞を撮りたいという夢があります。
西日本ではそのような場所が多数あるようですが、新潟県内で撮られたホタル写真で、そういう写真を見たことがありません。
この川はその可能性を秘めた場所のひとつ。
ただし、夕方下見した感じでは土手の薮が深く、河原に降りられそうな所がほとんどないのです。
唯一見つけた場所がここでした。
満月期だし、撮り始めが21時7分と遅いのでそのせいもあるけど、思っていたよりゲンジは飛んでいません。
その理由は、ここの河原のすぐ背後まで、ブルドーザーが入って地ならしをしていたことが挙げられます。
そして、このあと左手の杉林の中を歩き回って気づいたのですが、50mほど上手に杉林から河原へ降りていく道があり、そこもブルが入っていました。
この杉林の面積は、90mX180mほどでしょうか。
左手、100m向こうにはそこそこ交通量の多い道路があります。
道路と川にはさまれ、朝日連峰の末端に連なる山林とは分断されている地形。
そんなところに、なんとヒメボタルがいました!

 

Img_2175_2206p

 

21時40頃撮影。
河原に面した大木に1~2匹、杉林の中にやはり1~2匹いました。
その頃満月が雲間から顔を出し、月明かりが杉林の中に入るようになると、時折見えていたフラッシュライトも消滅し、林の中のヒメボタルはカメラに収めることはできず。
これも運良く撮れたカットです。
ヒメボタルは雌が飛ぶことが出来ないため、群れとして大きく移動することができません。
ですから、ずっと昔からこの林の中に生息してきたのです。
そして、この林が伐採されたら即絶滅の運命にあります。
ひょっとしたら、新潟県内にも人知れず生息しているヒメボタルは多数いるのかもしれません。
森の守護者に会うには、夜間、森の中に入っていかなければなりません。
そのような労をいとわなければ、以外と近所の森にもいるのかも。
ヒメボタルは近年、全国で静かなブームを引き起こしつつあるようです。
暗闇の復権、これが理由でしょう。

 

 

 

 

 

 

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ホタル2016(下越)」カテゴリの記事

コメント

早くもヒメボタルに遭遇ですか!
羨ましい限りです。
パッパッパッ、と点滅しながら移動する姿に引き付けられるんですよね。

ヒメフリークが確実に一人増えましたね(笑)。

まさか、早くも高根に行ってるとは思っても居ませんでした(^^;
やっぱり川沿いのあちこち生息しているようですね、行くのが楽しみです。
ちょっと仕事が忙しくて、週末行けるかどうか・・・

もっちゃん、こんばんは。全てはもっちゃんのヒメ体験が動機になっています。まさかあの頃は、こんな標高100m以下の平場で見られるとは思ってもみなかったです。これで、下越では3箇所目の発見。ヒメは習性でさえ地域差、個体差があり、いるところにはいるし、いないところにはいないという、全生物中もっとも謎に満ちているような気が。彗星ハンターは無理ですが、姫ハンターならぼくでもできる。いや、面白いです。

Tomさ~ん、やっちゃいました。今日の午後、ジムでストレッチしていたら腰が逝ってしまいました。おとといから腰の調子が悪かったのですが、こんなんで逝くかという感じです。
3週間前のぎっくり腰が完治していなかったのかな。でも、ぎっくり腰のぎの字あたりでとどまってくれているので、あさってあたりから、それほど歩かなければホタル見学そのものはできると思います。新月期を前にして、非常に焦ります。

はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいてます。

私も新発田市在住ですがヒメボタルは毎年山形まで撮影に行っています。
新潟での情報はゼロに等しく貴重な発見をされたと思います。

ヒメボタルですが陸地に生息しています。
探すのであれば水場から離れて、林の中となります。

山形でホタルの研究をしている方の話では餌となるオカチョウジガイやキセルガイがいる場所であれば、発見されていないだけで全国的に何処にでも居るはずとのことでした。

地面が乾燥していなくて、下草が伸びきっていないような場所。人工の杉林で年数が経過しているようなところが意外とねらい目かもしれません。
いつか光の絨毯のようなヒメボタル写真を佐藤さんが撮影されることを楽しみにしています。

tauon.qooさん、コメントありがとうございます。
この川のもっと上流で昨年ヒメボタルを初めて見ました。数も乱舞に近かったです。カテゴリー欄に”ホタル2015(下越)”がありますが、そこをクリックして頂けると、昨年のそれを見ることができます。特に、7月10日の記事。もう一箇所、旧朝日村管内の某所でやはり撮影に成功しました。どちらも林の中ではあるのですが、小沢が流れているのです。水場と同居しているところであり、ゲンジボタルも同じ場所で見ることができました。小沢が流れているが故に地面が乾燥しておらず、下草が伸びきっておらず、そこそこ年数が経過した杉林という点は、tauonqooさんのおっしゃる特徴と共通しています。ぼくも発見されていないだけで、結構あちこちにいるものと確信しています。今年は(そろそろシーズンインしたので)新発田市管内で見つけることが目標。そういう特徴を備えた杉林は無数にあるので、あとはヒメボタルの出現にタイミングを合わせられるかどうかだと思います。彼らは寿命が短いので、そこが難しいのですが。

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