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2016年5月10日 (火)

胎内の縄文清水

先日初めて胎内市の図書館へ行き、郷土史関連の資料を物色している過程で、興味を引く記事を見つけました。
なんと、胎内スキー場へ行く途中にある熱田坂集落近くの田んぼに、縄文時代から湧き出ている清水があるというのです。
しかも、清水が湧き出ている河岸段丘一帯は、縄文時代から弥生時代早期にかけて大規模な集落があった場所とされ、実際に平成12-13年にかけて行われた発掘調査で、多数の土器や石器、墓や住居跡が発見されたのです。

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その分谷地A遺跡の中に、縄文清水はあります。
行き方ですが、鼓岡の信号のある交差点から熱田坂に行く道路沿いに特に案内板は出ていないのですが、熱田坂の手前(道路左側)に集落の墓が見えてきます。
墓の手前に農道がありますから、そこを左折、農道を150mくらい直進するとこの写真の案内板が立っています。
くだんの縄文清水は案内板の裏、5mほど農道を下ったところにあります。

Img_3311

エブリサシ岳を一望する絶好のロケーション。
単に景色がいいというだけでなく、この日2時間前に訪れた江上館跡にも言えることですが、例えて言うなら風水的に理想の場所に立地しているのです。

Img_3312

この農道の前後に集落があったのですね。
発掘すれば、まだまだ出土品は出るだろうということです。
尚、ここでの出土品は、胎内観音横の黒川郷郷土文化伝習館で見ることができます。
この博物館、展示物が豊富で、歴史・考古ファンなら満足すること請け合いです。

Img_3316

資料によると、年間を通して水温は11度、硬度24の軟水。
確かに冷やっとした舌触り。
軟水特有のまろやかな味・・・抜群にうまい!
万年雪を抱く飯豊連峰の伏流水が噴出しているわけですが、昔、北股岳直下の洗濯平で飲んだ水の味を思い出しました。
それにしても、幾多の水害や地震、気候変動を乗り越え、4000年間同じ場所から水が湧いているなんて奇跡ですね。
そんな感慨にふけりながら飲む縄文清水、同じ胎内市の名水”どっこん水”よりはるかに美味しいと感じました。

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