潮風に吹かれながら
ぼくはEOS 40Dから、二桁Dのモデルチェンジの度に買い換えている、キャノンのお得意さんです(^^;)
80Dに買い換えるか、それとも高感度性能重視で(ホタルや星景メインですから)値頃感が出てきた6Dにするか随分悩みましたが、総合的な使い勝手を重視し、最新モデルの80Dを買いました。
フルサイズでホタルを広角レンズで撮る場合、当然絞りは開放かそれに近い絞りを選択するわけですが、その場合レンズに接近してきたホタルの軌跡が太く写りすぎるきらいが出てくるのです。
個人的には、ホタルの光(軌跡)は、できるだけシャープに細く写したいと思っています。
なので、パンフォーカスの範囲が広くなるAPS-C機には、フルサイズ機に対してメリットもあるのです。
早速、3機種でダークの比較をやってみました。
条件はISO6400, 3分で3枚連射、3枚目の画像で比較しました。
70Dのみ、他の2機種とは違う日(前日)に撮っています。
ドナドナ前のラストショット?です。
ノイズリダクションはオフ、全てMサイズのjpeg撮って出しです(強調処理は行っていません)。ちなみに、気温はいずれも22~23度でした。
60Da
70D
80D
70Dに比べたら、随分改善されましたね。このあと、CS6でレベル補正(オート)をかけた画像でも比較したのですが、それだとより一層、70Dとの差が出ました。
しかし、60Daがまださらに上を行っている事実に驚愕。
差はわずかですが、これにより60Da、現役続行です。あと2~3年は頑張ってもらいましょう。
日曜の夜、快晴だったのでテスト撮影に出撃。
同時に買ったトキナーの14-20mm F2.0のテストも兼ね、いつもの60Daでなく、80Dを持って行きました。
ISO1000, F2.5で、固定撮影3枚、追尾撮影4枚を合体させています。
ISO6400, F2.0, 8秒のワンショット(追尾撮影)です。
8秒なら、追尾でも背景の写り方は固定撮影と変わりません。
結論から言うと、まずカメラ(80D)についてですが、感覚的には70Dより2割ほど高感度性能が上がっていると感じました。
ISO6400でも、なんとか使える感じ。70DはISO5000から上は緊急用と感じましたが。
80Dはヒメボタルの撮影でも、充分戦力になりそうです。
次にレンズについてですが、海外のサイトの詳細なレビューを読んでから買ったので、その高性能ぶりは予測の範囲内のこと。
絞り開放から使えます。歪曲も、周辺光量落ちも少ないです。
周辺部の星像もシグマの18-35mm F1.8並みにいいですし、色収差もほぼ皆無。
フォーカスリングの機構が時代遅れなのが玉に瑕ですが、天体写真では最初からマニュアルフォーカスしか使わないのでよしとしましょう。
同社の11-20mm F2.8 PRO DXも併用していくつもりですが、全ての項目においてこのレンズを凌駕しています。
ISO1600で、固定撮影、追尾撮影それぞれ1枚ずつを合体。
絞りは固定撮影F2.8、追尾撮影の方はF2.0。
今日のブログのタイトルは、この写真に対して付けています。
ISO1600なら、全然ノイズは気になりません。
カメラの写りはいいし(^-^)、実に気持ちのいい夜でした。
この日は様々な組み合わせで撮りましたが、どんなに枚数を重ねても散光星雲の赤が出てくるわけではないので、ノーマルカメラで天の川を写す場合はワンショットで構わないかな、と思いました。
80Dのテスト撮影は今回限り、次回から星景は再び60Daで撮るつもりです。
最後にこの場所ですが、岩船港です。
10年以上前はシーバス狙いでかなり足繁く通っておりました。
昨年久々に夜間に下見に来たのですが、赤灯台を正面に見る位置まで堤防を歩いてくると、そこから先端にかけては、正面の海岸線に人工光が一切視野に入らないことを確認しました。
35mm換算で20mm程度の画角なら大丈夫です。16mmだとわかりませんが。
この日は明るい漁船が数隻、背後の沖合にいたので真っ暗というわけにはいかなかったですが、漁船がうんと沖合にいるときは意外と暗くなるのです。
天の川も結構下の方までディテールが写ります。
それにしても、昔に比べると防波堤に入って釣りをしている人の数が劇的に減りましたね。
先端部には一人もいなかった。ある意味、寂しかったです。
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