山王森史跡公園
U字溝が使われていない田んぼを求めて、22日は聖籠町を探索。
その過程で、自然にこの丘に引き寄せられました。
この丘陵は、次第浜の山王森史跡公園。
意外と海岸に近いエリアは、知っているようで知らない地形が多くあることに気づきました。
山王森史跡公園は、日枝神社の社叢を公園として整備したもの。
落葉広葉樹であるアベマキの、県内最大の群生地としても知られています。
上の写真は海岸側から写したものですが、本当の入り口は反対側にあります。
度重なる火災のため、現在の社殿は大正13年の建築。
境内は広く、この丘陵全体に及びます。
アベマキという木は初めて知ったのですが、とても優しいバイブレーションを発している木です。
丘陵全体が軽やかな雰囲気に包まれているのはそのせいでしょうか。
ところで、この丘の周辺の田んぼは、ほぼ昔のままの佇まいであることに気づきました。
そして、これまた引き寄せられるように、多様な生態系が残っているであろう水辺に出たのです。
あとで国土地理院の地形図を見たら、この川を派川加治川と称するのだそうです。
水が澄んでおり、鳥のさえずりもたくさん聞こえてきます。
1km以上の長きに渡り、遊歩道が並行して延びており、散歩するには最高の場所です。
こんなオアシスが聖籠町にあったなんて・・・
ざっとインスペクションした感じでは、およそ800mくらいはホタルがたくさんいてもおかしくない空間でした。
6月の楽しみがまたひとつ増えました。
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