無料ブログはココログ

« はるかなる記憶の田園風景を求めて | トップページ | 田んぼの小宇宙 »

2016年4月20日 (水)

春の二王子山麓

あまり手が加えられていない河川環境が残っていると、昨年から着目していた姫田川。
南楯から下楠川にかけての土手を、左右両岸ひたすら歩いてみました。

Img_2894p

水量も豊富で、水も透明。
コゴミもたくさん生えているし、いい感じ。
これは総明院橋から上流を写したものなのですが、やや下流から総明院橋を写したのが次の写真。

Img_2909_

この橋、写真で見る以上に小さな橋で、田んぼのど真ん中にあります。
従って、交通量は極めて少なく、農道沿いに外灯もありません。
このように、橋を前景に入れた構図を、勝手に橋桁星景と名付けました。
個人的に好きな構図です。
これでもしホタルがこの川に飛んでくれれば最高ですね。

Img_2913p

緯度 37 54 10.6 N
経度 139 23 44.1 E

Img_2917

緯度 37 54 2.7 N
経度 139 23 43.9 E

次に、出鼻先山(93m)を二等辺三角形の頂点とし、宮古木と上新田を底辺とする一帯を歩いてみました。
もちろん、この辺の農道歩きは初めて。
いや、なかなか風情があって良かったです。
出鼻先山から北に延びる尾根沿いに山桜が自生しており、1本独立して立っている桜の木を発見。
特に2枚目のそれは木の形が良く、桜星景にはもってこいの被写体になります。
昨日でしたか、知人のブログに、新発田には桜星景に適した桜の木はありませんねえ、とコメントしたばかりなのですが、この2本の木はいいです。
この丘一帯は、畑地とかつての牧草地が半々となっているのですが、それらの地面は土が軟らかいので、三脚を立てるなら農道しかありません。
なので構図の自由度は多少制限されるかと思いますが。

Img_2922

丘の上から二王子山へカメラを向けてみました。
山麓の建物の明かりがどの程度入るか、夜に来てみないと何とも言えないです。

Img_2924

緯度 37 53 48.9 N
経度 139 23 52.0 E (標高81.2m)

農道(幅は狭いけど舗装済)をもうちょい右側に歩いたら、丘の縁が道路より高くなってきました。
このあたりからだと、雑多な建物を消すことができます。

Img_2933

緯度 37 54 19.2 N
経度 139 22 0.1 E

帰り道、R14を走っていたら、黄色のお花畑が目に飛び込んできました。
何の花だろうと車を降りて近づいてみたら、菜の花でした。
昨年はなかったので、農家の人が植えたのですね。
まだ背は低いので、来年辺りから観光名所になるのではないでしょうか。
幹線道路沿いなので、菜の花星景は難しいと思いますが・・・

« はるかなる記憶の田園風景を求めて | トップページ | 田んぼの小宇宙 »

大自然・ネイチャー(新発田市)」カテゴリの記事

コメント

みんないいところばかりですね。このあたりは想定外でした。
桜の木もいい枝振りで素晴らしい。来年はぜひここで撮ってみたいです。
菜の花も一見よさげですが、車の往来が多い道路ですね。ちょっと残念です。
しかしまだまだ新発田は未開拓のところが多いようで、私も通りかかったときはいろいろ探してみたいです。

まるひさん、コメントありがとうございます。加治川本流に関しては、五十公野山の裏から山内まで、川沿いをくまなく歩いたことがあるのですが、三町歩、宮古木、下新田、上新田、大友、宮古木周辺の農道や丘はぼくにとって最後のフロンティアだったので、ワクワクしながら歩き回りました。出鼻先山へ登る時間がなかったので、このあたりの精査は次の機会に。
二王子山麓の北麓、上寺内のあたりへ先に行ったのですが、この辺りは終わってますね。。集落のすぐ外、寺内川沿いの林道の入り口に早くも電気柵のゲートが現れるし、よそ者に来てほしくないという雰囲気がそこかしこに感じられます。
反面、下石川と上石川の辺りは心の琴線に触れる農村風景が残っています。枝振りのいい桜の木はなかったですが。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« はるかなる記憶の田園風景を求めて | トップページ | 田んぼの小宇宙 »

2023年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31