無料ブログはココログ

« ジェミニアンの君へ | トップページ | 月夜のオリオン »

2015年12月14日 (月)

鷲のテイクオフ

奇跡的に晴れ上がった土曜の夜、8日に引き続き二王子山麓へ行ってきました。
双眼鏡で見ると、こないだより低空まで星がびっしり見える。
ただし、いいのは南の空で、肝心の南東~二王子岳山頂方面~はやや透明度が悪かったのですが。
案の定、自宅でいざ現像してみると1枚ごとに微妙な薄雲がひっきりなしに飛来しているようで、散光星雲の色が全く出ません。
先日の薄雲もそうですが、中国のPM2.5の微粒子が県内に流入している可能性がありそうです。
数日前、北海道に大量のPM2.5の一団が飛来しつつあるというニュースでやっていましたが、普通の薄雲と発色がやや異なるので、その影響もあったのではと勘ぐっています。
とにかく、どどめ色の星空。う~ん、美しくない。
こんな空でも一期一会ですが。

Img_8043_47p

EOS60Da + EF100mm F2.8 IS MACRO

先日の教訓を踏まえて場所を選定したため、狙い通りの場所から鷲星雲が昇ってきてくれました。
もっと上空は比較的クリアな空だったのですが、低空はずっともやっていました。
鷲星雲はかなり淡いため、よほど完璧な条件が揃ったときでないと、鑑賞に堪えうる作品を撮るのは難しいですね。
技術的な話ですが、今回も前回に引き続き、微動装置はユニテックのゴニオ式のそれを使わず、FEISOLのPB70と、10月24日の記事に書いたDESMONDのレベラーの組み合わせで極軸合わせを行いました。
この組み合わせ、なかいいです。
剛性感も申し分なく、中望遠だったら全然OK。
極望も今回は”ナンチャッテ極望”ではなく、トーストの極望です。
やはりこれは使いやすいです。
久々に、3つの星できっちり合わせましたが、精神的に安心しますね、2点合わせよりも。
ノータッチガイドも(今回せいぜい3~4分ばかりの露出なのですが)、全コマ成功。
バックラッシュの影響が出たコマも1枚もありませんでした。
SWAT300プロト、いいわあ~(^-^)

Img_8068_74p

EOS60Da + TAMRON 45mm F1.8 Di VC USD

南の空が比較的低空までクリアだったので、5~6年ぶりくらいにとも座の散光星雲を狙ってみたのですが・・・
星空部はかなりの枚数をコンポしたのだけれど、ほとんど色が出ませんでした。
こちらも1枚ごとに薄雲が移動している様子が見られ・・・
HEUIB IIを使えば、また結果は違ったか?
どぎつい色をなんとかしたかったけれど、まあいいや。
シリウスを入れない横位置でも撮ったのですが、シリウスの青白い光がワンポイントになるので、こちらの構図を採用。
PHOTOSHOPでは、まだタムロンのこのニューレンズのプロファイルが出てないみたいですね。
画面右側にややオレンジ色の縁取りが出たのですが、相変わらず解像度はいいし、使いやすいレンズです。
他にもこのレンズでオリオンを撮ったりしたのですが、途中でバッテリー切れになってあまり枚数を撮れなかったのでボツにしました。
双子座流星群は写真には撮りませんでした。
なぜなら、カメラ2台体制にすると何かと忙しくて眼視がおろそかになるから。
今回は眼視を優先し、空いている時間はまったり流星観察。
現場にいた2時間40分の間に20個ほど見ました。
ただし、ほとんどが小さいやつで、小火球が2個の成果。
双子座から下側で多く流れました。

« ジェミニアンの君へ | トップページ | 月夜のオリオン »

天体写真」カテゴリの記事

星景写真(下越)」カテゴリの記事

コメント

鷲の羽ばたき、撮影成功おめでとうございます。
こういうシリーズは面白そうですね。難しいでしょうが、難しいだけに撮り甲斐があるというものでしょう。星雲景という新語を流行らせましょう。
そういえば最近の空は何となく赤っぽいカブリが多い気がします。PM2.5のせいなんでしょうか。

まるひさん、いつもありがとうございます。ある程度標高のある山や何か特徴のあるモニュメントと、赤い星雲やアンドロメダを絡めて中望遠で撮ると新鮮な絵が得られます。まあ、新星景の木村さんの二番煎じなのですが。
Tomさんのブログの最新記事の1枚目の写真は、笹川流れから日本海へ向けて写したものですが、見事に薄雲の部分が赤褐色にかぶっています。扇型に拡がる雲の流れ方がいかにも微粒子っぽい(のではないかと)。銀河は下の方まで写っているので、雲というよりやはり大量の微粒子の飛来がその正体のような気がします。
二王子山は海岸線から比較的近いので、県内の内陸部の地域よりPM2.5の影響が強く表れたのではないかと推測しています。

二王子山から飛び立つ鷲星雲ですか!お見事です!
とも座の作品もシリウスの輝きがとれも美しいです。
どちらも流石としか言いようが有りません。写真のセンスが光りますね。

ところで、わたしが土曜に行った守門岳付近も微かな薄雲が常に通過していたようです。同じ露出のカットごとに星雲の写りが異なってました。PM2.5等の大気汚染だとすると厄介ですね。

ちーすけさん、コメントありがとうございます。
ちーすけさんの写真、とても同じ新潟県で撮ったものとは思えません。ぼくは大震災前に200~300mmの望遠レンズで、ほぼメジャーな対象は撮り尽くした感があるのですが、悲しいかな、とも座もそうですが、あの頃の写りを上回った作品は写せていません。空の透明度の悪化ももちろんあるのですが。
ちーすけさんの今回のコーン星団は、天ガに応募すれば最優秀賞に選ばれるのではないでしょうか。それほど高いクオリティーを持っています。タカハシの高級望遠鏡にフジのミラーレス機を使っている人はまず見かけないので、毎回そのポテンシャルの高さに驚かされます。少なくとも、冷却仕様のデジイチは必要ないですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ジェミニアンの君へ | トップページ | 月夜のオリオン »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31