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2015年10月22日 (木)

滝谷の奥地

国土地理院の1/2.5万地形図やグーグルアースを見ると、滝谷森林公園(新発田市)の裏手をぐるりと一周する林道があることがわかります。
森林公園に面した林道の入り口にはロープが張られており、車の進入はできませんが、21日夜、徒歩で探索してみました。

Img_7987

歩いているうちに、赤く染まった半月が五頭山の山裾に没しようとしているのに気づき、あわててカメラを取り出しシャッターを押しました。タッチの差で半月は沈んでしまいましたが。
視界は思ったより広く、森林公園の入り口に最も近い林道から歩き始めた場合、一番標高が高くなったあたり(標高200m)で舗装道路がダートに変わります。
そのあたりが一番視界が広いです。
一体はススキが生い茂る草原となっているのですが、草の丈が2m近くあり、草原の中には入っていけません。
しかし、春先なら草丈もまだ低いだろうし、春だったら草原のど真ん中から撮影できるかも。
滝谷森林公園の付近で加治川はコの字型に蛇行していますが、草丈が低かったら草原の下部のどこかから、それを一望する風景が撮れそうです。
ただし、森林公園の外灯がもろに入ってくるデメリットもありますが。
上の写真は、ダートに変わってから200mくらい歩いたところから撮ったものです。
奥の山並みは五頭山で、白鳥座が正面上空に傾き始めていました。
西の空の明るさは思ったほどではなく、充分西の空にもレンズを向けられます。
また、ここまで上がってくると、森林公園の外灯は視界から消えますので、そういった意味でも気持ちいいです。
この林道はぐるりと一周することが出来、30分ほどで滝谷森林公園の奥の駐車場側に降りてきます。
ちなみに、森林公園上空の天気は思ったより悪く、ベタ曇りに近い状態でした。
このあたりは地形的に川霧が発生しやすいのが難点です。

Img_7998p

EOS60Da + TOKINAR11-20mm F2.8 PRO DX (11mm・ワンショット)

次に中々山集落裏手の棚田へ移動、オリオン座流星群を観察しようとしました。
残念ながらこちらも天気はイマイチ。
機材をセッティングするうちにどんどん薄雲が広がっていき、天気は明らかに下り坂。
肉眼でかろうじてオリオン座が見分けられるという状況の中、10枚撮ったところであきらめ、帰途につきました。
その間道路に寝そべって空を見上げていましたが、流れ星は西の空方向に1個見ただけ。
ちなみに、中央の水色の明かりは赤谷の光害、左のオレンジのそれは内ノ倉ダムと中々山集落の光害です。
薄雲が拡がっているときは、その予想以上の明るさに面食らいますね。
昨日の記事に書いたように、この日はレベリングベースのみで極軸合わせを行いました。
ポタ赤本体の覗き穴に導入するだけなら、非常に快適に行うことができます。
ついでに、SB工房さんの”ナンチャッテ極望”を取り付け、その視野の中に表示されている丸の中に北極星を入れられるかどうか試みたのですが、こちらはダメでした。
最後の一歩の微調整がこのシステムではできません。
ナンチャッテ極望の見え方も、ざらつきがあるため星の見え方がシャープではありません。
気を取り直して、今度はSB工房さんのTさんに教えてもらった、βUMiでエイヤで合わせるやり方を試みてみました。
視界の端っこにかろうじてβUMiが見えます。その矢印に目分量で合わせちゃうというもの。
覗き穴で大雑把に合わせ、次にナンチャッテ極望を用いてβUMiの方向に合わせる。
でも、広角レンズ専用で使うなら、覗き穴の精度で充分なような気がします。
ナンチャッテ極望に、次の出番は来るのだろうか?

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星景写真(新発田市)」カテゴリの記事

コメント

佐藤さん、こんにちは。
赤谷行かれてたんですね・・・・私も近くをウロウロしておりました(^^;;

私は早い時間(20時前)からうろついていたのですが、比較的空は良く地上部の薄雲以外はありませんでした。
ただ全体にクリアではなく、月明かりの影響もあって降るような星とはいきませんが。

滝谷の公園にも行こうかと思ったのですが、大昔に行ったきりで土地勘が皆無なので断念、赤谷のダム湖へと思ったのですがどうも嫌~な気配がして途中で引き返しました(^^;;

内の倉の方が怖そうなものですが、こっちは全然平気なんですよね(^^;;

スカイメモの極望合せ漸く慣れました。
北極星と他二つで合せるタイプですが、一番暗い星がどうやっても無理。
まぁ二つあってれば良いやって事で(^^;

Tomさん、こんばんは。おお、行かれてたんですか。早い時間帯は、確かに快晴だったんですけどね。森林公園裏の林道歩いているうちに曇ってきました。晴れていれば、そのままそこでオリオン座流星群を鑑賞するつもりだったんですけど。等高線がなだらかなので、思ったより東の空も視界良好でした。車道の道幅もあるし、なんで通行止めにしているのかなあ。残念です。
加治川治水ダムはダムサイトの外灯が非常に明るく、一晩中付いているので星景には適しませんね。途中の飯豊川ダム、昔はダムサイトに進入できたんですけど、今は立派な柵で囲まれていて入れません。そのやや上流の発電所は河原まで降りられるけど、空が狭い。
広角レンズしか使わないなら、カシオペアの星座の位置と北極星だけで合わせても大丈夫かと。標準レンズ使うなら、プラスもう一個の星。100mm以上のレンズならさらに一個の星を加えて、きっちり三つで合わせる。こんなイメージでいいのではないでしょうか。

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