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2015年10月の12件の記事

2015年10月27日 (火)

奥胎内紀行 (2)

26日、奥胎内を訪れたのにはひとつの目的がありました。
そのきっかけとなったのが次の本。

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胎内市在住の登山家・五十嵐力さんが昭和52年に自費出版した本です。
学生時代、飯豊連峰にはまっていたぼくが、わざわざ五十嵐さんの自宅まで押しかけて買った本なのです。
今年の6月、新潟日報にある記事が載りました。
昭和16年、戦闘機が奥胎内に墜落し、操縦していた山口県出身の浅野少尉が亡くなりました。
懸命な捜索にもかかわらず遺体は見つからなかったのですが、パラシュートを始めとする遺留品は発見されました、もちろん大破した機体も。
戦後、遺留品が多数発見された頼母木川の河原の近くの林道沿いに慰霊碑が建てられました。
で、今年38年ぶりに関係者が集まって慰霊祭を行ったというのが記事の概要でした。
実は「山の話」には、この事故の顛末と事故にまつわる不思議な話が詳細に語られています。
最近再びこの本を読み返し、現場へ行ってみたくなったのです。

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この慰霊碑まで、ヒュッテから2km、徒歩約35-40分。
慰霊碑の後ろには関係者の名前が記載されています。

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ちなみに、飛行機の残骸が見つかったのは、大樽山の中腹、山の神沢と飯米沢を底辺とした三角形の頂点のあたり。
パラシュートは足の松尾根登山道の中腹の、大きな楢の木があるところで見つかったそうです。

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これがくだんの足の松尾根ですが、もう少し上かもしれません。
本の記述だけではよくわかりませんね。大きな楢の木が今も残っていればいいのですが。
一方、林道沿いに沢の名前が書かれた看板は立っていないし、国土地理院の1/2.5万地形図に記載はないものの、山の神沢と飯米沢は地形的にすぐわかりました。
晩秋の今の時期だったら、飯米沢を詰めて墜落地点へ行けそうです。
現場には捜索に携わった人たちの名前~井上藤七、宮献、スターリン(誰が刻んだんでしょう?)~の切り付けが「昭和十六年六月二十三日」の日付と共に残っているそうです。
残念ながら飛行機の墜落地点と思わしき尾根は林道からは見えませんが、強い郷愁を感じました。

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飯米沢と頼母木川の合流地点で、数カ所に渡って、飛行服、ズボン、靴、ハーモニカ、マッチ、たばこ、印鑑などが発見された、と「山の話」にはあります。
その河原がここす。
このあたりは林道から沢までそれほど高度差がなく、傾斜も緩やかなので比較的容易に河原へ降りられます。
時間切れで河原には降りなかったけど、おそらく浅野少尉もこの広い河原まで辿り着いてほっとしたことでしょう。
ここを基点に数泊ビバークし、やがて本流を下降中に誤っておぼれたか、枝沢に入って遭難したのではないでしょうか。

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もうひとつの目的は、足の松尾根登山道に入ってすぐの平坦なブナ林へ来てみることでした。
行ってみたら、御用平という案内板が立っていました。
そのいわれをネットで調べてみたのですが、全くわかりませんでした。
神林村在住の天体写真家・沼澤茂美さんによると、100年前までここには小さな集落があったそうなんです。
ここは本当に山奥なので、にわかには信じられない思いですが、奥三面ダムの底に眠っている三面集落も思い切り山奥ですし、昔の人の生命力とバイタリティーは現代人には想像もつかないものがあるようです。
さて、この御用平、野球場がすっぽり入るくらいの広さがあります。
大石山へと続く登山道はもう少しすると急登の連続になるのですが、ここは本当に気持ちのいい平坦地。
大人の隠れ家(というには山奥すぎるが)を発見した思いです。

2015年10月26日 (月)

奥胎内紀行 (1)

26日、おそらく最後の晴天となるであろうこの日、奥胎内を散策してきました。

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3つあるダムのうち、真ん中のダムの紅葉です。
この辺は紅葉のピークでしたが、一番奥のダムはやや盛りを過ぎていました。

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奥胎内ヒュッテから徒歩20分、工事中のダムへの道路との分岐点手前です。
ダムへと通じる道路は一般人は通行できません。

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途中から飯豊連峰の山並みが眼前に迫ってきます。
左の高い山は地神山(1849m)でしょうか。

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もう少し歩いた地点から門内岳(1887m)方面を撮りました。
山小屋がしっかり見えています。
飯豊連峰の初冠雪を撮れたのは嬉しいサプライズでした。

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林道の終点は、足の松尾根登山道のとっつきにあたります。
足の松沢にかかる橋の上から写した1枚。
絶景です。
ここまでヒュッテから徒歩約45分。思ったより時間がかかりませんでした。

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橋の上から反対側を写してみました。
かつては池平峰へと続く登山道が右手の尾根の上にあったのですが、今は廃道となってしまいました。
ヒュッテからここまで、ビューポイントの連続でした。
もちろんすれ違う人もおらず、工事の喧噪とも無縁。
大学2年のときに朳差岳に登って以来、約30年ぶりにここまで来てみましたが、星景にも絶好のポイントがあり、また来てみようと思いました。

2015年10月24日 (土)

プチ改良その二

B&Hに注文していたDesmondのレベラー”DLEV-1 Leveler”が届きました。
FEISOLのパノラマ雲台に載せて使う予定。
もっとも、メインはユニテック純正の微動雲台です。
微動雲台マニアと化してきているので、後学のためというか、趣味ですね。

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左は、最近シュミットさんのHPで発見したタカハシの微動雲台”AZ微動ステージ”。
重量680gと、ユニテックのガイドマウントが710gなので、似たようなスペック。
高さがどの微動雲台より低いし、すっきりしたレイアウトなので直感的に使えそう。
デザインもいいと思います。
もう少し価格設定を押さえ、きちんと販促すれば売れ筋商品になると思うのですが・・・
(なぜか、タカハシのHPにも載っていません。)

さてDesmondのレベラー、トーストさんの微動雲台でも似たような構造を採用しています。
軽量でありながら剛性感があるので、おそらく2kgくらいの望遠鏡やレンズでも搭載可能だと思います。
この構造の元祖・マンフロットのレベラーは鬼のようにネジが固く、全く使い物になりませんでしたが、この製品はほどよいタッチで回すことができます。
トップに取り付けるアルカのクランプが、きちんと三角形のいづれかの角と向きが合うかが心配の種でした。
しかし、手元にある4個のそれを順番に試してみたところ、マーキンスのそれがぴったりと向きがあってくれたので助かりました。

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高さもご覧の通り。アルカのクイックリリースクランプを除けば、両者はほぼ同じ高さです。
さて、今日届いた胴細タイプのW1/4ロングネジをプレートに付けてみました。

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黄色の丸印がそれ。
手元にある14cmと12cmのプレートのどちらかを使う予定で、実際にネジを通して組み立ててみました。
プレートは製品によって背面の肉抜きの形状や厚さが異なるので、最終的には実際に組み立ててみないとわからないのです。
案の定、ここで問題が発覚しました。
12cmのプレートの中程の狭まっている部分でネジの頭が当たり、そこから下に降りなくなりました。なので、12cmは却下です。
で、14cmのプレート(Desmond TPC-140)を採用。
このプレートも今回、胴細ロングネジでうまくいかなかった場合に備えて買い足したプレートです。
W1/4ネジをスライドさせなくてもそのままの位置で2点止めできるような肉抜きがなされているので、これなら大丈夫だろうと。
そして、やっとのことでアリミゾ規格のダブル雲台ベースにW1/4- 20mmのネジを使って結合させることができました。
(もちろん胴細ロングネジでもよかったのですが、あのネジは貴重なため取っておくことにしたのです。)

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やっと思い描いていたカタチに仕立てることができました。
もうひとつ、ポタ赤本体を直付けしようとしたところ、時としてスムーズに行かないことがあるので、やっぱりアルカのクランプを介して取り付けることにしました。

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できるだけ薄く、できるだけ面積の広いものを物色した結果、SIRUIのTY-70-2というプレートを取り付けてみました。70×60×10.8mm、質量60.3g。
ただしこのプレート、表面にゴム張りがしてあります。
テストした結果、やはりそこでわずかなたわみが生じるのでゴムをなんとか取り外して装着しました。
これでぐらつきが皆無となりました。ふぅ~。
尚、微動雲台側のトップにはSUNWAYFOTOのクイックリリースクランプ DLC-60Lを付けました。この製品はレバーを180度回すだけで取り付けできるので、スピーディーな脱着が可能。
反対側にノブも付いており、こちらの方で締め付け度合いを調節できます。

2015年10月22日 (木)

滝谷の奥地

国土地理院の1/2.5万地形図やグーグルアースを見ると、滝谷森林公園(新発田市)の裏手をぐるりと一周する林道があることがわかります。
森林公園に面した林道の入り口にはロープが張られており、車の進入はできませんが、21日夜、徒歩で探索してみました。

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歩いているうちに、赤く染まった半月が五頭山の山裾に没しようとしているのに気づき、あわててカメラを取り出しシャッターを押しました。タッチの差で半月は沈んでしまいましたが。
視界は思ったより広く、森林公園の入り口に最も近い林道から歩き始めた場合、一番標高が高くなったあたり(標高200m)で舗装道路がダートに変わります。
そのあたりが一番視界が広いです。
一体はススキが生い茂る草原となっているのですが、草の丈が2m近くあり、草原の中には入っていけません。
しかし、春先なら草丈もまだ低いだろうし、春だったら草原のど真ん中から撮影できるかも。
滝谷森林公園の付近で加治川はコの字型に蛇行していますが、草丈が低かったら草原の下部のどこかから、それを一望する風景が撮れそうです。
ただし、森林公園の外灯がもろに入ってくるデメリットもありますが。
上の写真は、ダートに変わってから200mくらい歩いたところから撮ったものです。
奥の山並みは五頭山で、白鳥座が正面上空に傾き始めていました。
西の空の明るさは思ったほどではなく、充分西の空にもレンズを向けられます。
また、ここまで上がってくると、森林公園の外灯は視界から消えますので、そういった意味でも気持ちいいです。
この林道はぐるりと一周することが出来、30分ほどで滝谷森林公園の奥の駐車場側に降りてきます。
ちなみに、森林公園上空の天気は思ったより悪く、ベタ曇りに近い状態でした。
このあたりは地形的に川霧が発生しやすいのが難点です。

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EOS60Da + TOKINAR11-20mm F2.8 PRO DX (11mm・ワンショット)

次に中々山集落裏手の棚田へ移動、オリオン座流星群を観察しようとしました。
残念ながらこちらも天気はイマイチ。
機材をセッティングするうちにどんどん薄雲が広がっていき、天気は明らかに下り坂。
肉眼でかろうじてオリオン座が見分けられるという状況の中、10枚撮ったところであきらめ、帰途につきました。
その間道路に寝そべって空を見上げていましたが、流れ星は西の空方向に1個見ただけ。
ちなみに、中央の水色の明かりは赤谷の光害、左のオレンジのそれは内ノ倉ダムと中々山集落の光害です。
薄雲が拡がっているときは、その予想以上の明るさに面食らいますね。
昨日の記事に書いたように、この日はレベリングベースのみで極軸合わせを行いました。
ポタ赤本体の覗き穴に導入するだけなら、非常に快適に行うことができます。
ついでに、SB工房さんの”ナンチャッテ極望”を取り付け、その視野の中に表示されている丸の中に北極星を入れられるかどうか試みたのですが、こちらはダメでした。
最後の一歩の微調整がこのシステムではできません。
ナンチャッテ極望の見え方も、ざらつきがあるため星の見え方がシャープではありません。
気を取り直して、今度はSB工房さんのTさんに教えてもらった、βUMiでエイヤで合わせるやり方を試みてみました。
視界の端っこにかろうじてβUMiが見えます。その矢印に目分量で合わせちゃうというもの。
覗き穴で大雑把に合わせ、次にナンチャッテ極望を用いてβUMiの方向に合わせる。
でも、広角レンズ専用で使うなら、覗き穴の精度で充分なような気がします。
ナンチャッテ極望に、次の出番は来るのだろうか?

2015年10月21日 (水)

プチ改良

天体写真にしろ星景写真にしろ、メーカー純正のオプション部品だけを使っている場合はあまり問題になるようなことはありませんが、ひとたび自分で創意工夫しようとすると、つまりあっちの部品、こっちの部品を組み合わせて任意のシステムを組み上げる~この場合、多くの壁にぶち当たります。
まさにぼくが最近日々頭を悩ませているのがこの問題。
ネジひとつ取ってみても、インチ規格とミリ規格があります。
プレートにはアルカスイス規格とビクセン規格のアリガタアリミゾがあり、それぞれメーカーにより多少の仕様の違いが存在します。
本屋に並んでいる天体写真の入門書では、応用編とも言えるこの分野~DIY天体版の知識~について詳述している本はありません。
先月購入したSWAT300(輸出仕様)のターンテーブルに、アルカ規格のクイックリリースクランプを取り付けるのにどれだけ苦労したことか。

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ビクセンアリミゾで行くか、アルカスイスで行くか随分悩みましたが、今のところ200m以上の望遠レンズを使う予定はないので、当面はアルカ規格で組み立てることにしました。
そして、このターンテーブルにクイックリリースクランプを取り付けようとしたのですが、ノブがターンテーブルに当たってしまう製品がほとんど。
唯一SunwayfotoのDLC-60L が干渉しなかったので、これを使いました。
しかし、やはりというか、中央のW1/4ネジ1点止めでは緩むことがあるのです。
せっかくターンテーブルにはM6とM8の穴が切ってあるので、どちらかを使って2点止めにしようと思ったのが2週間前。
ところが、そのために買ったK-ASTECのクランプDS-38は、やはりノブが干渉して取り付けられません。
結局、Astrostreetの製品(上の写真)ぐらいしか、取り付けられそうなものは見当たらず・・・
Amazonで買った同社のこのクランプ、中央はW1/4です。ここは使いたくないので、ターンテーブルをはずし(簡単に分解できました)、中央のネジを取りました。
ドリルがあれば、1~2mm削ってバカ穴にするという手もありますが。
奇しくも、色合いが本体とほぼ同じだったので、お似合いです。
萌え~です(笑)
ここまでは順調だったんですが、それから苦労しました。
で、2日がかりでいろいろ部品を試し、ようやくターンテーブルに取り付けることができました。M6X8mmに、2mmのワッシャーを噛ましてようやく底面すれすれに。
めでたしめでたし。
次の課題は、ユニテックのダブル雲台ベースをアルカスイス化すること。
いつもドイツ式で運用するなら、ダブル雲台ベースを直接ターンテーブルに取り付ければいいんですけど、たまには長めのプレートと自由雲台の組み合わせでバランスを取りながら撮影したい。
これはなかなか頭を使いますが、まあボケ防止にもなるし、重い望遠レンズや望遠鏡を載せない限りは、先日紹介したあのシステムを優先的に使ってみたい。
というわけで、上の写真のクランプに取り付けられるよう、ダブル雲台ベースの背面に12~14cmのアルカ規格のプレートを合体させることが次なる目標。
これがまたスムーズにいきませんでした。
胴細のカメラネジが必要なのですが、長いタイプがない・・・
手元にある11.5cmと14cm、2本のプレートがあるのだけど、このままではどちらも取り付けられません。
しかし、本日ヤフオクにネジ部が12mmのロングタイプの胴細W1/4ネジが出品されているのを見つけ、ポチリました。地獄に仏です。1個1190円というべらぼうな価格だったけど、ここはぐっとこらえて。
胴細タイプのネジは、工具専門店にも置いてなかったですし。
おそらく、これを使えばうまく合体させられると思うのですが・・・

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さて、今夜はいい天気。
あとでちょこっと外出します。オリオン座流星群を見るためです。
その際は上の写真の三脚~BENROの28mm径カーボン三脚~を持って行きます。
微動装置代わりに、今回Gemtuneのレベリングベース・DY-60iを試用してみます。
いつぞやはこれにパノラマ雲台を組み合わせて使いましたが、このレベリングベースも単体で360度回転するのです。
ならば、ポタ赤本体(Panhead EQ)に開いている素通し穴に北極星を導入するだけの撮影だったら、これひとつ
で充分じゃないかと。
さすがに、微調整はしづらいと思うので、ナンチャッテ極望の丸の中への導入は難しいと思うんですが。
重量も約350gと軽量だし、それでいて締めたときの固定力は抜群。
フリクションもねっとりと重く、軽量機材だったら使い勝手は良さそう。
今後は登山はもちろんのこと、多少の歩きを伴う撮影では、この三脚とこのレベリングベースの組み合わせメインでいくつもりです。

2015年10月19日 (月)

鎮守の森

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先日、Keroさんからメールをもらいました。
今は転勤で九州に住んでいますが、新潟市に住んでいたときは毎年胎内星まつりにも出展者の側で来ていた、星の大先輩です。
う~ん、久しぶり。てか、ブログをやっていること知りませんでした。
Keroさんのブログを読んでいると、いろいろ勉強になります。もちろん、天体写真の素晴らしさも特筆もの。
Keroさんの機材も着実に進化しているんですねえ。
で、ちょっと刺激を受けたので、初めてドイツ式に仕立ててみました。
ユニテックのダブル雲台ベースのトップに自由雲台をアルカスイスのクランプをかまして付けていますが、長めのプレートを介して取り付けています。
これはKeroさんの記事をヒントにやってみたもので、目的は不動点を三脚の中心に近づけること。
プレートは縦に付けているので、前後にスライドさせることによってバランスを調整することができるのです。
さて、18日はドイツ式の練習ということで、少しでも雲が少なそうな県北へ行ってみました。
最初天蓋高原へ立ち寄ったのですが、村上市街がすっぽりと雲に覆われ、光害がいつもの1/3に減っています。
しかしながら雲はそれなりに出ていて、撮影には不向き。
仕方ないので、複雑怪奇な地形きわまる大毎の棚田の探索に乗り出しました。

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40分くらい歩いたでしょうか。
今まで歩いたことのなかった農道を経て、ぐるりと上半分を半周。
途中これでいいのか不安になりましたが、見覚えのある地形がやがて現れ、無事スタート地点に戻ることができました。
初めて大毎の棚田を訪れたのは4~5年前ですが、以来いつも目を引く地形がありました。
それが上の写真に写っている扇型の森で、地形的にちょうどこの棚田地帯の中心に位置します。
この森がいい雰囲気。
ぼく的、大毎のシンボルです。

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EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED AS

ニュージーランドのテカポの教会をバックに天の川を撮るというのは、彼の地での定番アングルのひとつですが、それを真似て撮ってみたのがこれ(ちょっと大袈裟か)。
この広大な棚田には絵になる作業小屋がいくつもあり、以前から撮ってみたいと思っていたのです。
残念ながら雲は増える一方でほぼベタ曇りの中での撮影でしたが、雰囲気は少しは出せたかな?

2015年10月17日 (土)

SWAT300(輸出仕様)で出陣

朝から快晴になった16日、満を持して県北へ。
最初は笹川流れのどこかで日本海に沈む射手座付近の天の川を撮り、その後場所移動して大毎へ。
そこで先日購入したプロトタイプのSWAT300を初めて使ってみるという計画でした。
しかしながら、極望のステーを本体に固定する止めネジを忘れたため、いつものように短時間露出とせざるをえなかったのは残念でした。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm/2枚コンポ))

狐崎の岬のてっぺんからとるつもりで、20年ぶりくらいで崖をよじ登りました。
ところが踏み跡は途中で途絶え、岩場にへばりつくように生えている松も枯れかかっているものが多く、枝がすぐ折れます。
狐崎全体の印象として、いろいろな意味で荒れているような気がしてこのままでは大けがをすると思い、最初のピークへ出たところで引き返しました。
従って、これは岬の付け根からのショットです。
薄明終了後30分は漁船が一艘もいなかったのでこれは・・・と思いましたが、1時間もするとしっかり現れました。
それでも、弥彦山の裏の海岸から撮るよりははるかに天の川のディテールが下の方まで出ています。
それにしても笹川流れも外灯だらけです。
胎内市の海岸線にはストラボライト付きの風車が立ち並んだし、日本海沿いで星見に適した場所はほぼなくなりました。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm/2枚コンポ)

うっぷんを晴らしたくて、県北でぼくが最も暗いと思っている場所・大毎へ。
大毎は期待を裏切りませんでした。東西南北、どこも暗い。
雲が出ているときは府屋方面の光害がわずかに感じられるときもありますが、この日は快晴とあって光害は全く感じません。う~ん、快感!
ただ、若干抜けの悪い空というか、湿度は決して低くはないようでした。
ほんの一角を除き、稲刈りは終了していました。
その貴重な一角で撮影。西の空なのに、光害の影響はほとんどないです。
画像処理も極めてシンプル。被り補正なども一切していません。

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EOS60Da + TAMRON 45mm F1.8 VC (4枚コンポ)

極望を取り付けられないため、仕方なく残りの時間はタムロンのおニューのレンズのレンズテストに費やしました。
余談ですが、この輸出仕様のSWAT300、素通し穴でなく、ガリレオ式の10mm2.2倍の極望を内蔵しています。
そいつでもって合わせたわけですが、素通し穴より星がシャープに見えるため、とても合わせやすかったです。この仕様は復活させてもいいと思いますけどね。
で、露出時間を1分から始めて、2分、3分と1分刻みで伸ばしていきました。
2分まではOKでした(ただし、帰宅してPCでピクセル等倍で見るとわずかに星像が伸びていましたが)。
よって、上の写真は2分のコマ(ISOはさまざまです)を4枚コンポさせています。
絞りもF2.2、F2.5、F2.8、F3.5を試しました。
中心部の解像度はF2.2でも満足のいくレベルで、違いは色収差の出方です。
途中でピントを合わせ直したりもしたのですが、F2.8が分水嶺という感じ。
それより開けると赤ハロが出ます。逆にF3.5まで絞ると、ほぼハロはなくなります。
周辺減光はF2.8ですと、ほぼ目立ちません。
結果、非常にいい性能だと思いました。
以前所有していた、シグマの50mm F1.4(旧モデル)よりシャープですね。

2015年10月14日 (水)

SWAT300(輸出仕様)でシュミレーション

ここ2週間の間にあれこれアルカスイス規格のパーツを買い込み、積み木を組み立てるように様々な組み合わせを模索してきました。
その上で参考にさせてもらったのはmogmogさんのビデオ。
彼はドイツのメーカー・NOVOFLEXのMagic Ballという雲台をメインに据えているのが肝なのですが、いかんせんこの雲台は高い!
操作性はこの雲台にはかなわないものの、普通の自由雲台でもL型プレートを使えばかなり自由度は高まります。
下の写真では自由雲台をプレートに付けていますが、もちろんパノラマ雲台でも構いません。

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ターンテーブルの上にアルカ規格のクランプをかませていますが、普通の製品は中央の一点固定なので、ある程度重い機材を載せた場合回ってしまわないか心配です。
せっかくターンテーブル上にはアリミゾ M8 35mm間隔対応の穴が付いていますから、この2点の穴で取り付けたいもの。
いろいろ探してみたらありました!
K-ASTECさんが作っていました。天文用アルカスイス規格クランプDS38です。
昨日、協栄大阪店に注文したので、明日には届くでしょう。
当初はBENROのPC0互換を謳ったパノラマ雲台を載せていたのですが、どうも回転が渋い。ごりごりといった感触があり、クランプを緩めても左右のバランスが取れているのかどうか、イマイチわかりにくい。
なので、以前から持っているBENROのPC1に変更してみたらこれがいい感じ。
80g重くなりますが、これくらいは仕方ないでしょう。
プレートをスライドさせ、バランスが取れるポイントを探ります。
クランプフリーの状態でもカメラが動かなければOK。
このポタ赤では粗動ができるので特にパノラマ雲台を使う必要はないのですが、もっと軽い感覚で粗動ができないと、私みたいな素人ではバランスの取れるポイントを把握するのが難しい・・・
それと、バックラッシュの影響を少しでも減らす目的があります。
このポタ赤、バックラッシュが多めに設定されているようなので(その方がPモーションが良くなるから)、ぼくみたいなせっかちな人間は構図決定後、少しでも早く撮り始めたいですから。

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そして、昨日新たに手持ちのパーツをこのように組み合わせ、L型プレートよりひょっとすると操作性が上を行くかもしれないシステムを考案しました。
銀色のアルミのプレートは、アイベルさんから購入したCD-1用のアングルプレートです。
自由雲台のクイックリリースクランプは、Sunwayfotoのパノラマ雲台DDH-02iに交換しています。

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横位置のまま上下にモザイク撮影をすることが可能。
ぼくは風景写真でもなんちゃってモザイクやパノラマ合成を行うことが多いので、自由雲台のヘッドにパノラマ機能を持たせるのはいい考えですね。
他の2個の自由雲台も、ヘッドを同様のパノラマ雲台に換装しました。

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早くタムロン45mm F1.8 を星野写真で使ってみたいなあ(独り言)。
レンズは手持ちのEF100mm F2.8 IS MACROより長い焦点距離のレンズを使う気はないのですが、せっかくなのでEF70-200mm F2.8L II ISも使ってみたい気がします。
そんな非常時用に、ユニテックさんから(以前から所有している)ダブル雲台ベースに取り付けるバランスウェイトとシャフトのセットを購入してしまいました(^_^;)
でも、考えてみればアルカ規格のパーツだけで、このバランスウェイトとシャフトを取り付けることができるのです。
例えば、Sunwayfoto製のこのプレートの端っこの断面には小ネジ用の穴が付いているので、ここにシャフトをねじ込めばいい。
カメラはプレートの反対側に、上で取り上げたアングルプレートを取り付け、そこにアルカのクランプを噛ました上で取り付ければいいわけで。
Desmondにも、似たようなプレートがありました。長さは25cm、質量200g。
他にもあれやこれや、アイデアは尽きません。
それにしても海外勢のアルカスイス規格のパーツの多様性、製品開発のスピードはすごい!

2015年10月13日 (火)

輸出仕様のSWAT300

SB工房さんから、SWAT300/350のプロトタイプとなった、輸出仕様のSWAT300を格安で購入しました。
これは、TOAST PROがSWAT300/350に進化する過程で開発された機種だそうです。
重量を量ってみると約1750gですから、ちょうどSWAT200とSWAT300の中間くらいでしょうか。横幅もSWAT300よりは5mmほど小さく、ウォームホイールの歯数もSWAT300よりは気持ち小さめになっています。
参考:TOAST-pro…ウォームホイールφ83の150歯
    輸出用SWAT-300…  〃  φ100の200歯
    SWAT-300/350…   〃  φ106の210歯

感覚的には、ですからSWAT280といった感じでしょうか。
私は中望遠までしか使わないのでSWAT200で良かったのですが、SWAT200より安かったもので・・・

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この機種には北極星の覗き穴(素通し穴)はなく、代わりにガリレオ式の10mm2.2倍の極望を内蔵しています。
背面を見るとわかるように、上部に何も穴がありません。
できれば素通し穴も左右に上部にあればなあ、と思いますが、基本的にこのポタ赤を持ち出すときは極望を使ってきっちり極軸を合わせたいので、あまり重要ではないですが。
TOAST-Proと比べると、ターンテーブルの粗動の具合が全然違います。
ねっとりとしていい感触。
剛性感が違うので、これだとオプションのパーツを組み合わせてドイツ式に仕立てたくなりますね。

2015年10月 9日 (金)

西生寺の星空

市域は長岡市になるのですが、弥彦山の裏側、日本海を見下ろす高台に古刹・西生寺があります。
このお寺は、日本最古の即身仏のミイラを安置することで有名。
先月初めて立ち寄ってみたら、非常にいい感じのお寺でした。
寺の雰囲気の良さもさることながら、一番気に入ったのは展望台からの眺めの良さ。
天体ソフトでシュミレーションすると、今の時期はちょうど日本海の水平線上やや左に、日没後天の川が垂直に現れるはず。
昨年9月29日にも白岩観音へ行き、似たような構図の星景写真を撮ったのですが、さて、この場所からはどうでしょう?

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (12mm)

10月9日は雲が多めで、残念ながら南の天の川は終始雲に覆われていました。
GPVの予報通り、19時過ぎにはやや雲が薄くなっては来ましたが。
それは仕方ないとして、寺泊方面の光害のすごさにびっくり。
足下のR402沿いも野積海岸あたりもピッカピカなのですが、大川津分水路の向こうにナイターの照明があり、それの明るさが別格なのです。
懸念していた漁船は1時間半の滞在の間一艘も見かけなかったけど、ナイター照明には意気消沈。
これなら白岩観音ポイントの方が無難ですね。
北の空から徐々に雲が取れてきたので、帰り際、西生寺の本堂を撮りました。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (11mm)

展望台にはがっかりでしたが、このお寺の駐車場には外灯が1本もなく、真っ暗なのです。
こちらは嬉しいサプライズ。
まだ完全にもやが取れていなかったので星の光は弱いですが、それでもアンドロメダ銀河はなんとか見分けられます。
この日あいにくリモコンを忘れてきたので、露出時間は30秒限定。
どちらの写真も固定撮影30秒、追尾撮影30秒の2枚を合体させています。

2015年10月 6日 (火)

秋の星空

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (11mm)

先日友人たちと焚き火パーティー?をした、滝谷森林公園の同じ場所へ行ってきました。
南の空は二王子山麓で見るより暗いのですが、キャンプ場の明かりが対岸に漏れています。
それ以外は割と川の水量もあり、いい感じ。
昨日もテントが二張りほどありましたが、今日も平日にも関わらずキャンプや焚き火をしている人たちがいました。
10月一杯まで営業しており、期間中は管理人が常駐しています。
アブがいなくなった今は、まったりするのに最適な場所ですね。
昨夜は川で、カジカやニジマスの稚魚を多く見かけました。
駐車場から河原まですぐなので、お気軽撮影にもってこいです。

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EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (13mm)

滞在時間30分で、すぐ次の場所へ移動。
ここは下見にさえ来たことのない初めての場所。
滝谷新田からやや北の農道です。
正面の山は要害山。左の緑の光は内ノ倉ダムの明かりです。
この場所、気に入りました。
背後は農道に沿って電線が伸びているので西~南の空はNGですが、北~東はそこそこ暗く、視界も広いです。
農道はところどころ広い路肩があり、かといってデッドエンドなので一般車が入ってくる可能性はゼロに近く、いろいろな意味で快適な撮影ができます。
残念ながら、今日は思い切り眠い空でしたが・・・
37' 503934
139' 250940 (標高125m)

2015年10月 2日 (金)

タムロン SP 45mm F/1.8 Di VC USDで試写

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EOS70D + TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD
(ISO400, F2.0, 1/1000sec)

APS-C機で星野写真を撮る場合、50mmだとちょうどオリオン座が視野一杯に入ることになります。
あとはケフェウス座とか・・・
どちらの場合でもちょっと窮屈めの構図になるので、45mmがあればなあと思ってきました。
コスパではキャノンの40mm F2.8 STMのパンケーキレンズが抜群で、実際昨年購入もしました。
ところが、STMのマニュアルフォーカスリングはトルクが軽すぎ、基本的にAFで使うものだと感じました。
それに、40mmだとちょっと広い範囲が写りすぎる。これなら35mmで充分。
一方、50mmは現在一時的に持っていないので、45mmか50mmかどちらを買うか迷いました。
しかし、タムロンの開発者が言っていたように、フルサイズ機で使う場合、ぼくも50mmより45mmの画角の方が好みなのです。それに、やはり手ぶれ補正は付いていると、何かと便利。
というわけで、タムロンのニューレンズを予約購入した次第です。
今度の新シリーズのレンズ、質感がとてもメタルチックで気に入りました。
シグマのArtシリーズよりデザイン、好きかも。
なにげに、付属品の作りもかなり凝っているもので、好感を持ちました。
それほど多く写してみたわけではないのですが、絞り開放からガンガン使えます。
色乗りやコントラストの高さ、申し分ありません。
APS-C機なら絞りF2でも周辺減光はほとんど気にならないレベル(ただし、上の写真は一部トリミングしています)。
星撮りではF2.8まで絞って使うつもりですが、MTFもいいし、おそらく周辺部の星像もいい感じに写るでしょう。
ところで、今年は非常にケガ多く、左膝の側副靱帯を痛めたと思ったら、今度はぎっくり腰2連発。
もうかれこれ2ヶ月ジョギングすらできていません。
間もなくやってくる新月期も、前半は無理そうです。
さて、復活したら何を真っ先に撮ろうかな?
タムロンの45mmでケフェウスかな?

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