バランスを求めて
ポタ赤を使いはじめてから早7年。
以来、追尾精度を上げるには赤径軸周りのバランスを取ることが大切、とよく耳にしてきました。
でも正直言って、今まで理解が足りませんでした。
最近星野写真に復帰したのですが、EF100mm F2.8 IS MACROぐらいは使いたいので、どうしたら小型のポタ赤で追尾精度をより上げられるか、ネットでいろいろ学んできました。
特に次のサイトの動画は目から鱗でした。
早速手持ちの機材で、類似のシステムを組んでみたのが次の写真。
ポタ赤も(世代が違いますが)、mogmogさんのと同じPanhead EQです。
ターンテーブルの上に取り付けているのは、SunwayfotoのパンニングクランプDDH-05N、プレートの上にユニテックの粗動回転ユニットミニを介して、自由雲台を装着しています。
ちなみに、mogmogさんはプレートの上に同じユニテック社のテーパーキャッチャー(テーパーアダプター付き)を装着しているようです。
それだと簡単に脱着ができるので、その組み合わせの方が便利だと思います。
さて、この自由雲台・SunwayfotoのFB44DDHiは、最初からパンニングクランプDDH-2iが付いています。
単品のDDH-2iも持っているのですが、自由雲台のクランプが回転すると何かと便利なので、この手の商品はみなさんにお勧めしたいです。
mogmogさんはオーソドックスな自由雲台でなく、自由雲台の一種ではあるのですが革新的な形状をしているNovoflex社のMagical Ballを使っています。
しかし、ぼくは先週AmazonでSunwayfotoの自由雲台FB44DDHiを買ったばかり。
Magical Ballは結構いい値段するし、しかしながら機能的にはあまり変わらないと思うので、FB44DDHiを使って組み立ててみました。
合計3箇所に360度回転するクランプを使っており、長さ15cmのアルカ規格のプレートはスライドさせることができます。
これであの動画同様、あらゆる角度にカメラを向けることができるようになり、かつクランプを緩めた状態でも片手でくるくる回せるほどバランスを取ることができるようになりました。
超広角~広角レンズでの撮影で、かつそれほど露出時間を延ばすのでなければ、ターンテーブルに単純に自由雲台を取り付けるか、先日の記事で紹介したようにV字のプレートを介すかすれば必要充分です。
問題は50mm以上のレンズでたっぷり露出をかけたい場合、カメラとレンズの合計重量が1.5kgを上回る場合です。
歩留まりが一気に悪くなります。しかもPanhead EQの場合、耐荷重3kgなので、できることには限りがあります。
その制約の中では、このシステム(ポタ赤本体以外の総重量1060g)がベストかもしれません。
実戦導入は次の新月期ですね。
SunwayfotoのFB44DDHi、ボール径が44mありながら重量が459gと非常に軽量。
締め付けも軽い力で行うことができ、固定力も問題ありません。
価格的には倍するマーキンスの大型自由雲台と同じ感触が得られたので、早く使ってみたいです。
最近のコメント