流れ星3つ
9日も天気が良かったので、お盆にはあまり期待できそうにないペルセウス座流星群を見に、県北の某棚田へ行ってきました。
極大期は13日ということだけど、7~8日にかけて既にかなり流れているようなので。
EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC (以下、共通)
天の川が垂直に立ってきたところで、南の天の川をパチリ。
下は村上市の町明かりです。
おととしよりは昨年、昨年よりは今年と、光害は悪化する一方。
サムヤンのこのレンズ、やっぱり左側が片ぼけしているようです。
次の写真では下側が流れています。
なかなかこれ!という広角レンズはありませんね。
22時30分から23時10分にかけて、北の天の川を連射。
その間、3個の流星が視認でき、いずれもカメラに収めることができました。
21時台はほとんど流れなかったです。(ただし、南~西の方角はほとんど見てないのでわからない。)
また、21時台は北の低空に雲がかかっていたけど、22時半頃から雲が取れ、全体の透明度もかなり改善されてきました。
日付が変わる頃にはもっと流れたかもしれませんが、体力が尽きたため撤収。
この日のミッション?のひとつは、ヒメボタルがまだあの林で見られるかどうかを確かめることにありました。
結果、1匹だけ見ることができました。
林の入り口の小屋に大きく被さった木の上部を、よろよろと移動していたイエローのフラッシュライトは確かにヒメボタル。
すぐどこかも葉っぱに着地し、カメラを構える間もなく、やがて見えなくなりました。
林の中は下草が乾ききっており、ホタルの生息には適さない状況。
それでも林の中を流れる小沢は水量は少なくなっていたものの、細々とした水の流れは保っていました。
ヘイケとゲンジはほんの数匹ですが、こちらも確実に見ることができました。
この時期になると葉裏でじっとしていることが多く、たまにしか発光しません。
飛んだとしても、すぐ着地してしまいます。
上の写真は、21時過ぎに場所移動して撮ったカット。
ヘイケが2匹写っているのですが、ピクセル等倍でやっとわかるぐらい。
中央やや手前の、クールピクセルに見える光がヘイケです。
8月に入ると7月よりさらに日が短くなるので、それまでの感覚で現地入りすると遅すぎ!ということになりかねません。
くだんのヒメボタルも現れたのは19時台。
ヘイケ達も20時10~20分を過ぎると、ほとんど飛ばなくなりました。
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例の棚田でしょうか。この間は挫折しましたが、機会を見てまた行ってみたいと思います。
ここでもいて座の天の川は厳しいですね。村上の光がこんなところまで届くのですね。あのあたりをきれいに撮るのはもう新潟県内では難しいのでしょうか。
投稿: まるひ | 2015年8月11日 (火) 12時17分
はい、例の棚田です。真ん中のあたりで撮りました。東の空は特に暗いです。南はもやっていたので、明るいのはそのせいもあるかと思います。大毎まで行くと、おそらくパーフェクトな天の川が撮れると思いますが、逆に北北西は府屋の光害がかすかにわかるようになります。かつてよく行っていた、西会津町奥川地区の上の方まで行くと、南が低空まで見渡せ、そこそこ暗いです。西も暗いので、サソリをとことん追尾するにはいい場所です。
投稿: Toshihiko Sato | 2015年8月11日 (火) 12時46分