無料ブログはココログ

« 荒川川流域のホタル | トップページ | 森の守護者 »

2015年7月 7日 (火)

森の妖精に出会う

期せずして、森の妖精ことヒメボタルに遭遇しました。
場所は新潟県村上市。
数年前から新潟県内でヒメボタルが見られる場所があるかどうか調べてきたのですが、全く情報は得られず。
取りあえず、標高が900m前後の高山の森の中に棲息しているみたいなので、国土地理院発行の地形図やグーグルアースを駆使して、条件に合いそうな場所を探してみたのですが、少なくとも下越では2ヶ所ほどしか見つけることができず。
その2ヶ所も、行ってみなければわかりません。今年こそはと思っていたのですが、この日(6日夜)、偶然遭遇してしまったのです、しかも標高わずか170mの森で。

 

Img_6306_6329p

 

EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (20mm)

 

その真っ暗な空間には、ゲンジも多数いました。
一番下の、黄色い点々がヒメボタル。そのやや上にもいますね。
上の写真は撮り始めが20時23分、撮り終わりが20時37分。
この日、タイマー付きリモコンが故障してしまったので、手動でシャッターを押しました。
なので、実際の総露出時間は10分ぐらいでしょうか。
本当に真っ暗なので、ISO6400 + F2.8の組み合わせで、シャッタースピード25~30秒で撮っています。
バルブモードが使えないので、最長で30秒。
それでは残念ながら森は真っ暗のまま。ソフトで暗部を持ち上げても、今度はノイズがひどくなるので、ほどほどにしておきました。
この廃道の50mほどの区間、道の両脇の林にヒメボタルはいました。
思ったより移動速度が速く、なかなかじっとしていてくれません。
それに、予想に反して結構高いところも飛翔します。
数は常時4~5匹が視野の中に入っている感じ。
林の中は薮が深いので、入っていけません。
ヒメボタルは廃道を右から左へ、左から右へと横断するような感じで飛んでいたので、林道にカメラを構えるのがもっとも効率的にヒメボタルを画面に収めることができると思いました。
初めて肉眼で見るヒメボタルは、ゲンジより輝きが強く、より暖色気味のイエローの光を放ち、ヘイケ並みの速度で点滅しているので、すぐ見分けが付きます。
ネットで習性を調べると、光はゲンジより弱いとありますが、この場所のヒメボタルはゲンジより輝きが強く、光のサイズも一回り大きかったです。
おそらく、地域によって個体差があるのでしょう。
写真に撮ると、独特の光跡で写ってくれるので、判別が付きやすいですね。

 

Img_6339_6359p

 

EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC

 

しばらくして、昨年ヘイケの乱舞を見た水田へ移動。
レンズを、絞り開放がF2.0の、より明るいレンズにチェンジ。もちろんF2.0での使用です。
こないだ来たときは皆無。今回は昨年のピーク時の半分くらいしかいませんでしたが、取りあえずたくさん飛んでいました。(ここでも2~3匹、ヒメボタルが写っています。)
撮り始めは20時58分、ラストは21時11分。
面白いことに、ホタルが集中している場所も、ピンポイントで昨年の場所と同じでした。
最後にもう一度くだんの林道を往復し、じっくりヒメボタルの飛び方を観察しました。

 

Img_6373_6392p

 

EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC

 

撮り始めは21時34分、ラストは21時52分。
この頃になるとゲンジは影を潜め、ほとんどがヒメボタル。
さすがに21時半を過ぎるとまばらになったので、ホタルが視界に入ったときだけシャッターを押すようにしました。
福島の友人が、一度ヒメボタルを見たらはまるよと口癖のように言っていた理由が飲み込めました。
素晴らしいです。本当に異次元の世界。
実は昨日友人たちとたきがしら湿原へ行ってきました。
過去4年間の中で、一番の乱舞を見ました。カメラは持って行かなかったので、写真は撮りませんでしたが。
それとはまた質の異なる感動です。
こればっかりは、見た人でないとわからないでしょう。
それにしても、標高200mでも棲息しているとなると、候補地は無限に拡がりますね。
この次はどこを探してみよう。
ちょっと途方に暮れています。

 

 

 

 

 

 

« 荒川川流域のホタル | トップページ | 森の守護者 »

ホタル2015(下越)」カテゴリの記事

コメント

ヒメボタルが新潟で見られるとはオドロキです。
一度は見て写真に撮ってみたいと思っていました。
クリスマスの頃増殖するLEDイルミネーションよりずっときれい。
選ばれしもののみしか目にすることのできない光景ですね。

素晴らしい!
常時4~5匹というのは、安達太良山以上かも知れません。
撮影する場合、F2.8では暗すぎF2より明るいレンズが欲しいところです。
移動が早いので、ISO1600/F2/10秒~15秒が良いと思いますよ。

おお、ヒメボタルおめでとうございます。
私も昨年度までそちらに仕事でよく行っておりましたが、情報皆無でした。
新潟での情報は初かもしれませんね ^^

たきがしら、私も家族で4日の夜に行ってきました。
おっしゃるように、見た人でないと分からない感動の舞を堪能してきました。
週末まで持ってくれればいいのですが、難しそうですよね。

まるひさん、思ったよりきれいでした。どう考えても、ここの個体はよその地方のそれより大きいみたいで、とにかく光が強烈でした。ある意味、グリーンフラッシュを見るのより、生息地がわかっていない新潟県では、姫蛍を見つけるのは難しいかもしれません。でも、以外と中越の山間部にもいそうな気がします。

もっちゃん、ホタルの資料ありがとうございます。え、4~5匹で多いんですか?ぼく的には、常時10匹以上いてほしい。贅沢ですけど。思ったより移動速度が早かったです。最初の内は追いかけっこしていたんですけど、ムダな努力であることがわかったので、途中から一ヶ所に腰を据えての撮影に切り替えました。ソニーのα7Sか、フジのXT-1、ホタル専用に欲しいです。

ぱんださん、こんばんは。4日はぼくの知人も行ったのですが、その人も例年より数が多いと言ってました。これからヘイケが増えてくるので、今週末の方がトータルの数はさらに増えると思いますよ。姫蛍はとにかく道路からは見つけられないので、見当をつけて登山道や細い林道を歩いて見つけるしかないと思います。最近の研究では、標高はあまり関係なく、彼らの餌があるかどうか(オカチョウジガイなどの陸生貝)が重要なファクターであるらしいです。北向き斜面の、昼間でも暗い細い林道がキーワード。とすると、沼腰峠なんかよさげ。峠にそれこそ細い林道があります。あそこを歩きながら目を凝らしてみれば、ひょっとしたら・・・

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 荒川川流域のホタル | トップページ | 森の守護者 »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31