ホタルの川へ
前回と同じ場所へ来てみました。
今日(2日)は満月ですが、当地はくもり。気温もそこそこ高く、最後のピークが見られるのではないかと。
6月30日より数はやや少なかったけど、今回も非常に活性度が高かったです。
光り始めは19時32分。
21時10分過ぎに現地をあとにしたけど、その頃になっても特定の場所ではまだまだ空高くホタルが飛んでいました。
総露出時間は7分未満なのですが、この写り。
前回もそうでしたが、ピークはいつもより早く訪れ、19時40分から30分くらいが最初のピークでした。
その後やや波はありますが、20時30分までは3割減をキープしつつ飛んでいる感じ。
前回はそれ以降がくんと減ったのですが、今回は21時まである程度以下には数が減りませんでした。
くもりのせいか空は暗めなので、ホタルたちはいつもより林の上部まで活発に飛び回っていました。
今回はウェーダーを履いて、小沢の合流点から前後20mをインスペクションしました。
一番深いところで膝までだったので、なんとか生きて帰ってこられました(^^;)
ホタルの生息地の核心部で撮影していると、カメラや撮っている人間の周りにホタルがまとわりついてきます。
ですが、原則として光跡がレンズ近くに入ったとしてもボツにはせずに、全てのコマを使うことにしています。
ホタルは絵筆。絵筆をふるうのはぼくのエゴではなく、宇宙。
言葉のシンタックスを超越したところの宇宙です。
その大胆な筆さばきに、畏敬の念を感じないではいられません。
地形的に月明かりが入りにくいので、この辺りは月の有無に関わらず、いつ来てもそれなりの数のホタルを観察することができます。
6月16&17日に来たときはここから150mほど離れた場所にホタルが集中していたのですが、そこは月明かりがダイレクトに入ります。
その場所には前回も今回もホタルはあまり見かけませんでした。
今年の坂井川シリーズは、これで終了とします。
ホタルさん、来年もお願いします!
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毎回思いますが、ロケハンの効果大ですね。
見習わなければなりません。
投稿: 小太郎 | 2015年7月 3日 (金) 21時23分
小太郎さん、コメントありがとうございます。ぼくは中学生の頃から国土地理院発行の地形図を読むのが趣味でした。それに加えて昨今はグーグルアースもありますし、ある程度ホタルの習性を学んでからは、机上で居場所をシュミレーションできるようになりました。もちろん、最終的には現地を歩いてみないとわからないことも多いのですが。今日も新しい場所を開拓してきました。意外な場所にホタルはいました、それもたくさん。詳しくは記事にて。
投稿: Toshihiko Sato | 2015年7月 3日 (金) 22時03分