荒川川流域のホタル
荒川川と言えば、剣竜峡という景勝地で有名です。
最奥の集落は田家。
その南側を荒川川が流れているのですが、残念ながら川は完璧にコンクリートで覆われています。
しかしながら、田んぼの用水路はまだまだ昔のままであり、湿原もそこかしこにあります。
昨日の場所同様、標高が60mしかないので今年はもう終盤かなと思いましたが、取りあえず行ってみました。
飛び始めは昨日以上に遅かったのですが、それもそのはず、ゲンジは2割程度、あとの8割はヘイケでした。
数的には昨日の場所の半分以下です。
標高も地形も似ているのに、距離的にも近いのに(直線距離で約2km)、ゲンジとヘイケの割合は全然違います。不思議なものです。
というより、昨日の場所は例外中の例外だと思うのです。
先日下見したときに撮ったこの場所の写真が次の写真。
そして、林との境を流れる小沢は次のような渓相?です。
右岸はコンクリートで固められていましたが、おおむねナチュラル。
これならホタルは棲息しているはず。
ただし、松岡の田んぼ以上に除草剤が使われている感じ。
松岡より数がぐっと少なかったのは、この辺に理由があるかもしれません。
取りあえず棲息を確認したので長居はせず、20分後に次の候補地へ。
これは先日下見したときに撮った写真ですが、最初の場所より200mほど下流のポイントです。
すぐ左に田家集落があり、200mも離れていません。
このポイントではさらにホタルの数は減り、総露出時間8分でこの程度。
しかし、もともとこの辺のポイントのピークはとうに終えているのだと思います。
2週間早かったら、きっとゲンジの乱舞が見られたに違いない。
ぼくが写真を撮っている間、どこからか3人の家族連れが20m後方の場所に来てホタルを見ていました。
車で来たので、地元の集落の方ではないようです。
ホタルが本当に数匹しかいない状況なので、すぐ帰って行きましたが。
ということは、やはりこの場所にはそこそこの数のホタルがいるのだと思います。
また来年ですね。
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