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2015年7月10日 (金)

ヒメボタルの聖域

なにか気の利いたタイトルを付けたいのですが、何も思い浮かびません。
さて、ヒメボタルの成虫の寿命はわずか1週間。他のホタルより短いです。
人目に付かない森の中という生息環境と寿命の短さがあいまって、ヒメボタルの知名度はかなり低いと思います。
また、独力で生息地を探すことも非常に困難。
それゆえ、6日にたまたま見つけた、下越地方におけるヒメボタルの生息地は、学術的にも貴重なものだと思います。
10日にこの場所(村上市某所)を再訪してみたのですが、ヒメボタルは前回より4~5割ほど多かったです(前回は撮り始めが遅かったので、同じ時間帯での比較ではない)。ゲンジは同じくらいかな?
合計45分近くこの場所で撮っていたのですが、総露出時間で約12分ずつコンポジットを行い(比較明合成)、この場所での推移を再現してみました。

 

Img_6422_6447p

 

撮影開始時刻:20時21分

 

Img_6448_6473p

 

撮影開始時刻:20時44分

 

Img_6474_6497p

 

撮影開始時刻:20時59分

 

 

 

Img_6422_6497p

EOS60Da + TOKINAR 11-20mm F2.8 PRO DX (17mm)

 

最後に、これら3枚の画像を重ね合わせてみました。
圧巻の大乱舞。ヒメボタルとゲンジボタルは、ちょうど半々ぐらいでしょうか。
実はこの日、現地には19時に入り、あちこち下見していました。
そして、森を見渡すことのできる次の場所で最初はカメラを構えたのです。

 

 

 

Img_6404_6419p_2

 

撮影時刻:20時5分

 

しかし、なかなか視界にヒメボタルが飛んできません。
先日がそうだったように、この日も林道のあたりがもっとも賑やかそうだったので、途中で場所移動したのです。
もっとも、20時半を過ぎたあたりから、この森の中もかなり頻繁にヒメボタルが行き交うようになりましたが。
この杉林のあちこちで、山林の持ち主を表すマークが白いペンキで刻印されています。
ということは、いつの日か伐採されてしまうのでしょうか。
棚田の方のヘイケは、先日よりは増えていましたが、まだ昨年よりは少なめでした。
あと2~3日で、昨年並みの数に増えてくるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ホタル2015(下越)」カテゴリの記事

コメント

やっぱり新潟県での目撃って初めてなんでしょうか。
ここはSatoさんに聖域として場所は内緒にしておいたほうがいいと思います。人が押しかけて荒らされるのは悲しいです。
しかしヒメボタルを見るのは簡単ではなさそうですね。夜の森でじっと待つのは私はちょっと怖くてできそうにないです。
Satoさんの写真を楽しみにしています。

さあ、どうでしょうね。ネットしか調べる手段がないので、なんとも言えませんが、地元の古老とか農夫とか、見たことのある人はいるのではないでしょうか?田貝の村の人もそうであるように、以外とホタルの生態について詳しい知識を持つ地元の人って少ないんです。都会のホタル好きな写真家の人の方がはるかに詳しかったりする。ヒメボタルは知名度が低いので、地元の人で見たとしても、ゲンジといっしょくたにしている場合も多いかと思います。ヒメボタルの場合、雌が飛べないので、林が伐採されたりするとそこに住むホタルたちは滅んでしまいます。ゲンジやヘイケならよその場所へ移動できるのですが、そういう観点からすると今後も減ることはあっても、増えることはなさそうですね。
ここ数年で全国的にヒメボタルが徐々に人気を集めてきていると感じるのですが、新潟県にもいるんだよということを周知させるのが目的で記事にしました。これをきっかけに、環境意識がもっともっと高まればいいなあと思います。

福島でも、興味を持つ人はいません。
毎年、数人にお会いすることはありますが、その程度です。
西日本では、結構ポピュラーなのに・・・。

もっちゃん、今日たまたま本屋で田中達也さんの「蛍の本」という、今年5月に発売されたばかりの本が目に飛び込んできたので買っちゃいました。田中さんもヒメボタルに一番惚れ込んでいるようですね。ここ2,3日、ネットで徹底的にヒメボタルについて調べているのですが、結局まだまだ謎に包まれている点が多いようです。いるところにはいるし、いないところにはいない。全然生態が解明されていないじゃん。だからこそ好奇心を掻き立てられます。昨日は常時視野に10匹入っていました。この倍の20匹が常時視野に入るような体験を下越でしてみたいです。

今夜、安達太良山に行ってきます。
この天気と気温、条件は最高ですが、ピークからズレていれば飛翔は少ないかもしれません。
安達太良山のポイントは、旧登山道がある空も見えないような原生林なので、距離感がまったく掴めない完璧な闇。この中、あのフラッシュライトが飛翔する様は、言葉を失う光景です。
しかし、googleを見ると原生林が伐採されているように見えます。
37.621944, 140.332220

教えられた座標を見ると、確かに伐採されているっぽいですね。こうして安達太良山全体を見ると、無数によさそうなポイント、走破してみたい林道がありますね。スズキのジムニーが欲しいところ。たくさん見られるといいですね!

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