増谷沢のホタル
旧三川村の増谷沢へ。
ここは沢全体が河床部分も含めて完全にコンクリートで覆われており、ホタルはそれほどいないだろうなと思っていましたが、湿原が多く、雰囲気的には良さそう。
なので、一度は夜来てみたいと思っていました。
でも、20時を過ぎてもほとんど光りません。
残念ながら、U字溝が生態系を破壊しているようでした。
蛙の鳴き声も聞こえてきません。静寂のまま。
EOS70D + TOKINAR11-20mm F2.8 PRO DX (13mm)
それでも、1kmほど歩いて林道の終点を目指すと、ホタルが目に付きました。
沢に深く木立が覆い被さっており、そこを中心にホタルが飛んでいました。
この辺まで来ると田んぼは耕されておらず、休耕田となっています。
撮影開始時刻は20時15分。総露出時間約9分。
しかしながらピークは長くは続かず、20時35分にはほとんど飛ばなくなりました。
もっとも、月の影響もあるかもしれません。
月がない夜だったら、もう少し数が増えたかも。
この場所のデータです。
緯度 37 47 15.5 N
経度 139 25 21.2 E
標高175m
一応林道の終点まで歩いてみましたが、ホタルの姿は確認できず。
そこまで行っても、沢は相変わらずコンクリートで覆われたままです。
不条理を感じて現場を後にしました。
帰りに、先日下見した中々山集落(新発田市)裏手のポイントへ立ち寄りました。
すると、21時20分を回っており、しかも気温が19℃と低めだったにも関わらず、ホタルがあちこちでちらほらと光っていました。
晴れていたので、固定撮影ではありますが、天の川を1枚撮りし、地上部と繋ぎ合わせてみました。
もう少しカメラを左に振ると、いい感じで天の川が収まりそうです。
今年はもうチャンスがないかもしれませんが、この場所はいいですね。
やはり人工光がほとんど視界に入らず、ここが自宅から25分で来られる場所であるとは信じがたいほど、深山の中にいる錯覚に陥ります。
緯度 37 51 4.0 N
経度 139 23 48.3 E
GPSの記録によると標高は以外とあり、187mと表示されました。
ここならホタルの時期でなくとも、天体観測にも良さそう。
長峰原の丘より確実に暗いです。
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