二王子山麓探訪 (1)
新発田市の秀峰・二王子岳(1421m)は、ぼくの心のふるさと。
渓流釣りにはまっていた1中学・高校時代は、山麓を流れる渓流を片っ端から踏破していました。
そんなわけで、二王子山麓は文字通りぼくにとって母なる大地そのもの。
7~8年前からはホタルの写真を撮るようになり、再び山麓通いが始まりました。
今年は二王子岳に昇る天の川を写真に撮りたいと、絵になる風景を求めてGW後半はひたすら山麓を歩き回っていました。
さて、場所探しにあたっての条件。
二王子山麓には大きく三列の送電線が走っていますが、それらの鉄塔がくせものです。
例えば、ニノックスへ通じる道路が分岐する地点の背後にそぼえる丸山は、鉄塔の立つ山頂まで道が付いており、二王子岳を見晴らす絶好の展望地。
しかし、いかんせん鉄塔から延びる送電線が真正面に入ってきます。
それはそれでシュールで迫力がありますが、個人的にはノーサンキューです。
鉄塔と送電線が稜線より上にはみ出ないこと。
はみ出ると、画像処理が難しくなるから、という単純な理由なのですが。
次に、人工光(外灯など)が極力入らないこと。
この辺には明るい水銀灯やナトリウム灯がないので、入ってもそれほど気にならないことが多いです。
37' 565991, 139'243142
今の時期は水を張った田んぼがどこでも見られ、天気さえ良ければ、そして風がなければ水田は鏡のように山々を映し出してくれます。
37' 545338, 139'261700
最初の写真に写っている水田から、200mほど上手へ移動してきました。
中央手前に里山らしい丘が写っています。
とても好きな風景です。
37' 545380, 139'261555
場所は大きく変わって、ここは姫田川上流部。
そもそも二王子岳は修験道で栄えた山ですが、古き良き時代の参拝道の入り口がここです。
今は20mも歩くと踏み跡が途絶えてしまっていますが、ここより200mくらい先に右折する農道があり、そこからだと二王子山神社まで今でも細々と踏み跡が付いているかと思います。少なくとも20数年前は実際に歩きましたので確かです。
国土地理院発行の1/2.5万 地形図には点線でこの小道が記されています。
37' 545338, 139'261700
上の写真より10m上手の農道からの1枚。
今回2日間に渡り色々と訪れた中で、最も気に入った場所のひとつです。
ぼくが高校生の頃(30年前?)はこの辺りは果樹園でしたが、今は荒れ地になっています。
この農道は標高300m地点まで延びていますが、ひたすらこの道幅が続きます。
Uターン箇所は幾つもありますが、小型車でないと入っていけませんのでご注意下さい。
左手を姫田川が流れており、この先典型的な湿原が幾つか出現します。
毎年ホタルを探しに来ているのですが、田川集落周辺に比べると生息数は圧倒的に少ないようです。
ただ、環境的にはこちらの方が断然いいと思うので、単にピーク時に当たらなかっただけかもしれませんが。
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