天の川の祝福 - Blessing by Milkyway -
7月20日、県北で最も暗い空を誇る大毎(村上市)の棚田へ。
来年はここの棚田でホタルを撮るつもりなのですが、その下見を兼ねて行ってきました。
15日すぎにホタル・ウォッチングをするのは初めてだけど、意外と見ることができました。
新月に向かっているという条件も功を奏したのかもしれません。
ここの棚田へ一歩足を踏み入れると、ホタルの気配が伝わってきました。
その点、松ノ木平上部の棚田では気配が全く感じられず、結果おいしい時間帯になってもホタルたちは姿を見せてくれませんでした。
ぼくの勘からすると、この時期にこれだけいるのだったら、ホタルの生息数は今年大乱舞を見た高根のそれより多く生息しているのかもしれません。
EOS60Da + SAMYANG 16mm F2.0 ED (2枚モザイク)
ホタルは、ヘイケとゲンジが7:3くらいの割合でした。
特に沢とかないのに、ゲンジが結構いたのは意外でした。
うまい具合に20時30分を過ぎた頃から快晴になり、シンチレーションは大きいながらも今年一番の透明度の星空に。
南斗六星がきらきら瞬きながら、こちらにウインクを送っています。
毎回そうなのですが、大毎で見る天の川は別物です。
EOS70D + SIGMA 18-35mm F1.8 EX DC HSM
ホタルたちは21時半になっても、姿が皆無になることはありませんでした。
闇夜であることも影響しているのでしょうね。
あんまり星空が壮絶だから、天蓋高原へ移動しました。
EOS60Da + SIGMA 18-35mm F1.8 EX DC HSM (3枚モザイク・28mm)
ところが、22時を過ぎると薄雲が増える一方。
この写真も、どのコマを取っても薄雲が流れており、色ムラだらけになりました。
にもかかわらず、三角座のM33がくっきりと写っている。ちょっと感動。
カップルと家族連れが歓声を上げながらスターウォッチングしていました。
彼らの歓声を聞くと、こっちまで嬉しくなってしまいました。
それに呼応するかのように、小火球が一閃。
天蓋の夜は、こうして更けていきました。
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