新発田旧市街探訪 (35) 番外編~石泉荘再び~
昨日は特別編、今日は番外編と、いったん最終回と題しておきながら、なかなか終わりません(汗)。
さて、9月21日に石泉荘を取り上げていますが、そのときは事前に何の知識もありませんでした。旭町がそこにあったことすら知らなかった。
昨日の記事にも書きましたが、最近、新発田の廓の歴史について詳しく書かれた小冊子を読む機会を得ました。
10日の記事に旭町の遊郭配置図を載せましたが、そこにちゃんと花菱の名前が載っています。その隣は若月楼。現在石崎家が住んでいる家は若月楼のあった場所です。
パズルのピースが合ってくると、俄然興味が増してきます。
もう一度じっくり見学したくなり、10日に石泉荘を再訪しました。
パンフレットを読んで初めて知ったのですが、門と塀は”花菱”時代のものだそうです。
この石畳の場所には昭和43年まで80坪ほどの土蔵造りの住宅があったそうですが、老朽化が進んだため取り壊したとか。
しかし、その材料で母屋と離れ座敷をつなぐ渡り廊下を作ったそうです。
新発田川に面した離れ座敷の上の間(11帖)。かつての花菱の中核。
清水園と共催で、ここで市民茶会が開催されることもあります。
昭和初期に新築された、玄関に続く6帖の和室。
新発田川に面した離れ座敷(右)と化粧の間(左)。
縁側も当時のままだそうです。
川戸がここにもありました。
今でもこの辺の新発田川は水質もよく、異臭も全くありません。
かつては筏下りの光景も見られたとか。
いつか新発田川をカヌーで下ってみたいですね。
離れ座敷と並び、登録有形文化財の指定を受けている茶室。
明治28年、市内にあった藩医の茶室兼隠居所を移築したものです。
ここだけ、内部の見学はできません。
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