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2014年7月 4日 (金)

99%ヘイケボタル

7月3日、夕方1時間半ほど松ノ木平周辺の棚田をインスペクションしました。
農道は部分的に細いので、基本は徒歩です。なので、いくらも回れませんでした。
とても広大な棚田なので、4~5日かけて歩き回らないとその全容はつかめそうにありません。

Img_3301_02p

EOS70D + SIGMA 18-35mm F1.8 EX DC HSM (以下共通)

このあたりの標高は約160~170m。高根に近い棚田です。
ここでヘイケの乱舞を見ようとは、この時点では知るよしもありません。

Img_3309_11p

こちらは松ノ木平の中間部。
標高は一気に上がって、約330mとなります。
星景写真にはもってこいの、開放的な地形が気持ちいいです。
ただし、ホタルの気配は感じませんでした。
念のため、全ての撮影終了後22時くらいに再び立ち寄ってみたのですが、1匹も見かけませんでした。

Img_3325_3350p

19時40分をすぎ、この日の下見で最もホタルの気配を感じた、高根集落に近い棚田下部の湿地帯で撮影開始。
中央には小川が流れています。最高のロケーションなのですが、ゲンジの時期は過ぎたのか、ほんの数匹が舞っているだけ。標高が160mしかないのでやむをえないか。

Img_3351_3393p

ところが、背後の棚田でか弱い光が多数瞬きはじめたのに気づきました。
20時ちょうどにその場所にカメラを移動し、撮影開始。
すごい乱舞です。絶句。

Img_3394_3511p

付近の棚田を散歩してみたら、おお、すごい、ホタルだらけです。
小川の近くのホタルはゲンジですが、田んぼの上を舞っているホタルは99%ヘイケ。
カメラを1台しか持ってこなかったことを、これほど悔やんだことはありません。
アングルを変えてもう1枚。

Img_3512_3542p

この最後のショットは、21時10分から撮り始めたもの。
総露出時間5分ですが、それでもこれだけ写ります。
あと10日間早かったら、小川周辺の湿地帯でゲンジの乱舞が見られたかもしれません。
それにしても、ヘイケがこれだけいるとなると、他の棚田でも調査してみる必要がありそうです。

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ホタル2014(下越)」カテゴリの記事

コメント

ものすごい数のホタル、まさに乱舞ですね!これほどのホタルがいるとは驚きです。こんな凄い写真見せられると、いつかそちらまで足を延ばさないといけなくなりそうです。それにしてもいろんな良いポイントご存知で流石です。
Sigma18-35mmf1.8、暗めのヘイケボタルが遠くのモノまでよ~く写ってますね。やはり明るくシャープなレンズはイイですねー。

ISO2500-3200, F2.0で20秒露出をかければ、十分です。
ヘイケは田んぼに出るので(写真を見ると、湧いている場所がわかります)、農薬の濃度に左右されると思います。あと、暗い所でないとだめみたいです。外灯がわずかでも当たっている場所にはいません。ムダな外灯がなくなったら、新発田の郊外の田んぼでも生息可能なんでしょうけど。戦前はどこでも見られたのではないでしょうか。高根から天蓋へ抜ける農道の両側に棚田がありますが、そのどこでも蛍はいるようです。帰り、高根集落の100m手前の田んぼを念のため見てみましたが、22時すぎだったにも関わらず、ヘイケがあちこちで光っていました。

こんばんは。
高根から松ノ木平の辺りは、魅力的な棚田が多いですよね。
おっしゃるように道が狭いのが難点ですが。

ところで明日の夜は天気にも寄りますが、たきがしら湿原に行くかもしれません。
星の光を浴びに天蓋高原にも行きたい所で悩みますが、もし行って撮れたらGANREFにアップしますね。
お誘いいただいた日曜の夜はまだ不明です。

ぱんださん、明日は午後から天気が回復しそうですね。土日はたきがしら、かなりの人出がありそう。ぼくは明日、もう一度池ノ平へ行く予定です。今年はまだここで乱舞を見てないので。気温が上がってきたので、そろそろいい時期だと思います。主力はヘイケになっていそうですが。

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