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2012年10月10日 (水)

天の川絵巻

10月9日、今夜も晴れると踏んで阿賀町日倉山山麓へ。
好天続きだったこの3日間のなかでは最も眠い空だったけど、取りあえず月が出る0時頃までは星見が楽しめました。
ここ”日倉山栗の里”と書かれたプレハブ小屋の周辺は、面積が広いのであちこち設置場所が考えられます。
今回は小屋の裏手の高台に陣取りました。
ポイントは多数あるとは言え、どの場所でもそれなりに小高いブッシュや樹木が多少視界に入るので、なかなかここぞといえる定番のポイントはないかと思います。
今回はじめて三脚を立てたポイントは道路沿いのポイントより全方向視界が広く、特に東の空が最も低空まで見渡せるようになります(次の写真、参照)。
ベアグラウンドではあるけど、地面の固さは学校の校庭並みで全く問題ありません。
テニスコート一つ分くらいの広さがあるのですが、まんべんなく固いので車で入っていくことも可能。事実、ぼくは今回小型車で乗り入れました。
(小屋を左に見て、三叉路が現れます。そのなかの真ん中の道を8-10mほど上っていった先の左手にくだんの広場があります。入り口が草に埋もれていて不安になりますが、下は固く、車がはまる心配はありません。)

Img_1374

EOS60Da + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM

とまあ、こんな感じ。地平線の山並みまでびしっと見渡すことができます。
丁度スバルが上ってきたところ。その左側には平行してオレンジ色に妖しく光るカペラが見えています。
この新展望台?から写した天の川の全景が次の写真です(横幅1600pixelあり)。

Img_1376pt_78pt

EOS60Da + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
(2フレームをモザイク合成~Photoshopのphotomergeにて)

白鳥座が真上に位置しています。
スバルが地平線から顔を出し、そのとき天の川はほぼ一直線に頭上に横たわります。
狙って写したわけではなく、このとき閃くものがあって写してみました。
星が教えてくれたんです、こうやって撮ってみてよと。
空の透明度がイマイチだったので、コントラストはそれほどでもないのが残念。
でも、8mmの全周魚眼で撮った絵より、こういう絵の方が個人的には好きです。
さて、22時近くになって星屋さんが一人到着しました。
誰かなと思って挨拶に行ったら、なんと佐野さんでした。
FBでは既にトモダチになっていますが、実際にお会いするのは今回が初めて。
佐野さんは今年たきがしら湿原でホタルの微速度動画を撮影された方。
その動画を見て、ぼくはたきがしら湿原の存在を知ったのです。
聞けば、昨夜は一番星さんもお見えになっていたそうで、なんだか嬉しくなりました。
もっともっとこの場所を多くの人に知って欲しいし、結果的に星boy星girlが増えてくれればいいなと思います。

Img_1390_1400p

EOS60Da + EF100mm F2.8L MACRO IS USM

総露出時間45分、短気な自分としてはじっくり露出をかけました。
1時間が目標だったのですが、ひたすら眠い空だったので過去のこの天体(ケフェウス座のIC1396)の写りを超えるのはムズカシイと判断。途中で切り上げました。
大望遠鏡で写したIC1396は宇宙に咲く大輪のバラのようですが、そこまでの質感を出すにはまだまだ努力が必要です。
この他、実験的にISO2000で合計1時間半露出をかけてスバルを写したりしたのですが、こちらはボツ。透明度の良さというのは本当に大事ですね。
分子雲、手強し!
でも、もうしばらくカメラレンズのノータッチガイドでの可能性を追求してみます。

Img_1378

EOS60Da + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO1600, F3.2, 60秒 (追尾撮影)

最後に、モザイクで使ったカットとは別のカットですが、1枚ものの縦位置バージョン。
1週間前に買ったばかりのマイカーを入れてみたのですが、歪曲しすぎて変な感じ。
車の屋根に天の川が写り込まないかなあと思いましたが、それはだめでした。
ダークグレーのボディ色なので、この写真はこのボディーでホワイトバランスを取ってみたのですが、いい感じになりました。

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コメント

天の川のモザイク、面白いです。左右の稜線のシルエットがクッキリしているのが逆に作品のアクセントになっているように思います。これはいいですね。

IC1396周辺はゾウの鼻のクローズアップから周辺の天の川の広角まで、いろんな楽しみ方がありますよね。私も天の川にぽつんと浮かぶ姿が好きです。何となく右手をはーいと上げているような感じがします。Daは散光星雲が良く写りますね。

tantanさん、これ面白いでしょう?Photoshop任せですが、簡単にモザイクできました。10mmだと重なる部分にかなり余裕があったので(地上風景部分をややトリミングして切り落としています)、次回は14mmでイケルかどうか検証してみたいと思います。
IC1396はとにかくトーストではレンズを向けにくく、今回自由雲台を2つ重ねてやっとレンズを向けることができました。西に傾いたときなら大丈夫なんですけどね。11月にユニテックさんから発売されるとアナウンスのあったドイツ式赤緯ユニット、買わなければ。空がよくなく、この写真も強引な画像処理で色を引き出しているんです。Daの散光星雲の写りそのものは普通の改造機とほぼ同等かなと感じています。掲載はしませんでしたが、ISO2000で1時間半撮り続けたスバル、ノイズまったく気になりませんでした。これなら3200も使えるかもです。

日倉山も結構メジャーな撮影地なんですね。
意外と東が明るそうですが、どこの光でしょう。
ここからの対日照、黄道光をパノラマしてみたいと思います。

まるひさん、コメントありがとうございます。津川町って結構明るいですよ。雲海が生じていないときはそこそこ明るいです。22時過ぎれば暗くなりますが。スバルが下から青白い光でライトアップされているように写っていますが、この光はおそらく本尊岩のライトアップがその正体だろうと思っています。

こんばんは。
モザイク興味深く読ませていただきました。
日倉山行ってみたいです。大体の位置はわかるのですが、昼のうちに下見が必要ですね。

ぱんださん、決してわかりにくい場所ではないです。ご安心を。でも、下見は明るいうちにしておいた方がベターです。

佐藤さん、アドバイスありがとうございました。
日曜の昼に行ってみましたが、何とかたどり着けました。
空が近い場所でしたが、熊が出そうな栗もいっぱいありますね ^^;
熊対策などはどのようにされてますか?

基本的に、どの場所でも熊対策はしていません。ある程度開けた場所だったら、熊がしゃしゃり出てくる可能性は少ないからです。それに、なぜか熊に対しては恐怖心が少ないんですよね。でも、たまに年に1-2回は谷間の空の狭い場所へ行くこともありますが、そんなときは設定に入る前に柏手を大きく打って、こちらの存在を知らせてやります。日倉山は尾根筋で開けているので、登山道の奥の方へ行かない限り大丈夫では?

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