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2012年6月15日 (金)

天蓋で星遊び

昨日の記事の続きです。
天気もよく、月が昇る予定の0時まで、薄明終了から3時間満天の星空を独り占め。
特に撮りたい対象があったわけではないので、その場の気分でホイホイとレンズをあちこちに向けていました。

Img_4507

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (170mmにて)
ISO1600, F3.2, 4分 (ワンショット)

まずは、真っ先に磁石のように吸い寄せられた白鳥座の散光星雲から。
この前に光害カットフィルター(IDAS P2)を付けて8枚ほど撮影したのですが、ガイドがイマイチ不調で、周辺部の星がかなり流れてしまいました。
一応画像処理はしましたが、フィルターのおかげで赤い星雲部の濃度は3倍くらいに上がるものの、微妙な色合い、階調は逆に狭まるのです。
このフィルターは、文字通り光害地で使うのが無難のような気がします。

Img_4492

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (70mmにて)
ISO800, F3.2, 6分 (with P2 filter、ワンショット)

もちろん、昼間入手したばかりのタムロンの標準ズーム24-70mmも使ってみました。
キャノンの望遠ズームの70mmとタムロンのそれの70mmを撮り比べたのですが、キャノンの方が優れた描写を見せてくれました。
なにより、ピント合わせの段階でシャープさの違いが実感できるのです。
液晶モニターに恒星を10倍表示させ、さらにそれを手持ちの5倍のルーペで拡大するという原始的な方法を用いているのですが、キャノンの方がピントの山がつかみやすい。
タムロンも悪いわけではありません。しかしながら、広角側のみならず、望遠側でも最周辺部の星像はやや楕円気味になります。口径食の影響が感じられます。

Img_4509p

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (170mmにて)
ISO640, F3.2, 4分 (ワンショット)

白鳥の次は天の川の中心部にほど近い、たて座のスタークラウドです。
双眼鏡で南の天の川を端から端まで観察し、最も引きつけられたのがここでした。
去年も結果は同じでした。もっとピンポイントでいうと、球状星団のように星が凝縮して見えるM11(中央やや左)。
不思議ですね。
特に赤い星雲があるわけではありませんが、星の一つ一つの精細な輝きが見事です。

Img_4510p

EOS60D改 + TAMRON 24-70mm F2.8 VC (24mmにて)
ISO640, F3.5, 4分

最後に、お決まりの天の川中心部を撮って終了。
時刻は0時1分、もう少しで月が昇ってくる時間です(それほど明るくないとは思うんですが)。
丁度曇ってきたので頃合いよし。

※実は翌日も撮影に出かけ、さらにタムロンのこの新型標準ズームを使ってみました。
絞り開放だと周辺部でどうしてもコマ収差や口径食が目立ちがちになります。
F3.5からが、個人的には許容範囲。
あと、レンズが望遠側で伸びるので思い切りフロントヘビーになります。
レンズ重量がもともとあるので、バランスのことも考慮すると広角側24-35mmあたりで使うのが無難だと思います(星を写す場合)。
色収差は少なめでした。
PhotoshopではCS6からこのレンズのプロファイルが使えるようになるとのことで、CS5ユーザーは恩恵に預かれません。これはちょっと想定外でした。

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