無料ブログはココログ

« 母なる光 | トップページ | 星空の聖地 (おまけ) »

2012年5月21日 (月)

星空の聖地

19日(土曜)は朝から初夏の日差しでしたね。
今夜はイケルと直感、月曜の日食に全く興味のないぼくは徹夜覚悟で迷わず県北の天体聖地へ出撃しました。

Img_0040

この写真は今年の冬、旧朝日村の蒲萄スキー場から撮ったもの。
上の盆地がぼくが昨年から通い詰めている場所です。
そもそもこの場所へ行こうと思い立ったのも、ここでスキーをやってて「ああ、面白そうな地形があるなあ」と発見したからでした。
そうでなければこの場所がいかに魅力的な棚田地帯か、地図を見ただけでは想像できないでしょうから。
天蓋高原より村上市の光害の影響が薄まるのも利点。
この日は土曜の夜とあって、いつもよりそっち方面が明るかったような気がしましたが、それは贅沢というもの。
透明度は深夜に入って逆に落ちては来たものの、一晩中満天の星空を堪能できました。
もちろん、今年初めてです、夜明け直前までいたのは。
新月期の夜の快晴は、おそらくこの日が下越では今年初めてなのでした。
しびれた~!

Img_3693
EOS7D + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (TOAST PROによる追尾撮影~以下同じ)

翌日画像処理をして気づいたのですが、思ったより低空に雲が湧いていたんですね。
上空も微妙に湿度の異なる大気が混ざり合っているようで、色むらがどのコマにも生じました。

Img_3699

EOS7D + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

時刻は0時15分、カメラを西へ向けて撮ってみました。
正面に蒲萄スキー場があります。天の川は逆方向ですが、棚田の奥行きがわかるのでこの構図も好きです。

Img_3703dp

EOS7D + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO1600, F2.8, 50秒 (追尾撮影)

正面が村上市街方向です。
飛行機雲がいつまでも残っており(30分以上)、低空の薄雲と相まってクオリティ的にはイマイチです。
しかし、田植えが終わったばかりの田んぼはまるで鏡のように星の輝きを反射しており、それはそれは幻想的でした。
この地球上で目撃できる、もっともロマンティックな光景のひとつでしょう。

Img_3718

EOS7D + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

この日はトーストでアンタレスをひたすら撮り(目標2時間)、もう1台のポータブル赤道儀トーストプロで星景写真・・・天の川と棚田のコラボ・・・を撮るという計画でした。
ロケハンに40分を費やしたせいで、思い通りの構図で撮ることができました。
カメラを縦位置にしたり、あっちの棚田、こっちの棚田と場所を変えたり、3時間の間ひたすら立ち続けながら撮りまくり。
なにせ低空の一部をのぞけば快晴のままなのです。やめられません。

Img_3725

EOS7D + SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
ISO800, F3.5, 150秒 (17mmにて、追尾撮影、ワンショット)

この日は、購入したばかりのレンズのテストも兼ねていました。
天体用途以外ではシグマの17-50mm F2.8 OSを1年間使ってきましたが、もう少し望遠側が欲しいところ。
キャノンの15-85mm ISはズームのトルクが一定でなく、すぐ動くため既にドナドナ済み。
Lensetip.comなどでの光学テストを見ると、17mmの絞り開放でもそれほど周辺部の流れがみられないので、天体写真にもある程度は使えるのではないかと。
結果、これはいいです。使えます。17-50mm F2.8 OS、ドナドナ決定です。
周辺部での流れはやはり見られますが、主要メーカーの大口径標準ズームの中では一番マシな方ではないでしょうか。コマ収差の実写画像は、ほぼLensetip.comのテスト結果通りとなったのでした。
キャノンの17-55mm F2.8 ISよりヌケがいいし、かなり気に入りました。
ということで、本日のメインディッシュ、サソリ座のアンタレスなのだけど・・・

Img_4304_27_2

EOS60D改 + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
ISO800, F3.5, 5分 (18枚コンポ)

総露出90分は自己最長記録です。
しかしながら、すぐにアンタレス方面の透明度が悪化してきたせいか、過去3年間で写してきた30分前後の露出の画像より色は出ませんでした。画像処理の仕方を忘れてしまったというのもありますが^^;
アンタレスを撮るには、標高1000m以上の高地へ行きたいところですね。

場所のデータ:38°23'04.57 N 139°34'26.52 E

« 母なる光 | トップページ | 星空の聖地 (おまけ) »

星景写真(下越)」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
残念ながら私は仕事で撮影できませんでしたが、土曜日は良く晴れましたね。最近晴れが多いですが、土曜が最も良かったような気がします。

早苗田と天の川、素晴らしいです。天の川までも水面に映っていますね。私もいつかは撮ってみたいのですが、田植えからごく僅かの期間しか撮影できないので、この写真は本当に難しいです。

南に大きな都市がある下越で南天のさそり座を綺麗に画像処理するのは大変ですよね。

tantanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。昨年は5月の満月期にここへ行き、やはり好天に恵まれたおかげで素晴らしい風景を堪能できました。天蓋をはじめとする県北部とは相性がいいみたいです。tantanさんのpixinsightの記事、いつも読んでいますよ。使ってみたいなと思いながら、最近は昨年以上によりお手軽な処理に走り出し、手を出せないでいます。アンタレスも、tantanさんの作品を超えることは当分無理なような気がします。これからは星景一筋に生きようかな?

水田と星空、最高に美しいですね。
私も狙いたいのですが、ロケハンすら出来ていません・・・。
私も、土曜日は久しぶりに撮影できました。
SIGMAのOSなしの標準ズーム、周辺画像が酷すぎて、ここ2年は全く使っていません。
OS付きもNGですか?

もっちゃん、こんばんは。日食は皆さん盛り上がったようですね。レンズはとにかく最新設計のやつに限ります。シグマのOS付きのやつはブログにも書きましたが、全く別物に変わりました。17-70の方がなぜか17-50よりよかったです。どちらもOSですが、F2.8通しの物は軽量化のあまり、周辺画像にしわ寄せがきているようで、設計に無理のない前者は、例えば35mm域でしたらsamyangの単焦点、やはりぼくの持っている35mm F1.4をF2.8に絞ったときの描写にはかないませんが、一応許容範囲の星像が得られました。値段も3万台でしたし、キャノンがEPS-Cレンズのリニューアルを放置プレイしている現状では、最も実用価値の高い万能レンズだと感じました。もっとも、フルサイズ用のタムロンの24-70の最新レンズはさらに上を行く描写が得られると思いますが、キャノンの7月に出る24-70も含め、値段が高いので二の足を踏んでいます。samyangの24mm F1.4EDは、期待はずれでしたね。レンズテストの結果を見ると散々です。なので、いずれはキャノンの24-70を買いたいと思っています。

SIGMA 17-70mmの17mmの周辺像は、完全に許容範囲です。所有しているOSなしの18-50mmは酷い像ですから、購入欲が入道雲のように湧いてきました!OS付きで普段使いにも便利ですし・・・。
でも、ヒメボタル用にSamyang35mmも欲しいので悩み所ですが、こっちは我慢です。
Samyang24mmが、35mm並だったら迷わず購入していると思いますが。

もっちゃん、今日ちょっとだけ公園でクレマティスの写真をSIGMA 17-70mmで撮ってきましたが、コントラストも高く、いい感じ。普段使いキングの座、確定です。ただ、歪曲はちょっと多めです。テレ側でもかなりあります。だけど、フォトショのレンズ補正がシグマに対応しているので、まあいいでしょう。逆光にも強かったですし、お勧めです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 母なる光 | トップページ | 星空の聖地 (おまけ) »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31