トーラス瞑想 (2) トーラスの流れを生む
近年、マヤ歴やスピリチュアルブームの影響もあってか、アセンションという言葉を耳にする機会が増えました。
一部では地球が一瞬でテレポートして他の次元に現れるとか、人間の波動が上がって非物質世界へ移行するとかいう人もいますが、もちろんそういう世界もあることを否定はしませんが、しかし、そういう解釈をしている人の言葉の裏にはどこか不健全な意図を感じます。
この言葉の意味することは単純に、人間の意識が向上することを指しており、それがますます加速しつつあるというふうに私は捉えています。
今の地球のエネルギーの流れで行くと、2025年あたりに向かって螺旋の階段を上るように、ゆるやかに、しかし着実に私たちの振動数は上昇していくものと思われます。
次元とは何か、振動速度が上がるとはどういうことか、それらの、左脳が納得できるような定義は別の機会に語ろうと思っています。
ここでは、静的な瞑想と動的な瞑想を紹介しましょう。
前者にはそれこそ無数の流儀がありますよね。
しかし、トーラス(円環体)の流れを活発にさせるという効果を持つと思われる瞑想法はごく限られています。
私はそれほど多様な瞑想を体験してきたわけではありませんが、ここではトム・ケニオン(アセンションのホロン)、ドランヴァロ・メルキゼデク(マカバ瞑想及びユニティーブレス)の流儀をベースに、簡単にアレンジしたものを紹介します。
図2をご覧下さい。これが人間の物理的な身体をはじめ、星や銀河全体など、万物に見られるエネルギーの流れです。
この中心に人間を配置すると、そのとき図1のようになります。
瞑想中の呼吸は、自分でも聞こえないような静かな深い呼吸(ルハン・マトゥス言うところのDragon's Breath)を続けます。
座り方は何でもいいです。実際問題、結跏趺坐をできる人は少ないので、楽な方の足を前にしたあぐらで結構です。椅子に腰掛けても構いません。
ただし、腰が深く沈み込むようなソファは避けた方がいいでしょう。
指の組み方には特にルールはありません。手のひらを開いてもよし、親指と人差し指をくっつけてリングを作ってもよし。座禅のように両手を重ねてもよし。
そのときの気分で選んで頂いて構いません。
目は軽く閉じて。
重要なのは瞑想を開始する前に、一切のネガティブな感情を捨て去ること。
対象や内容はなんでもいいので、ありったけの感謝の念を思い浮かべ、それをハートで感じてみること。
両親への感謝でもいいし、生かしてもらっていることへの感謝でもいいです。
そもそも、この時代の地球で肉体を持って生きるということはすごい偉業なのです。
銀河系全体に地球のユニークさは知れ渡っており、地球の時空間に入ってみたいという高次の意識体はたくさんいるのです。すごい競争率を勝ち抜いて、今あなたはこうして地球で喜怒哀楽を噛みしめているわけです。そのことをお忘れなく・・・
話が逸れました。
<レベル1>
背骨に沿って身体の中心をまっすぐ貫くパイプ(太さは親指と中指で丸を作ったときの直径)をイメージします。
長さは、上端は腕を一杯に真上へ伸ばした地点、下端は立っているときは足裏から肘ひとつ分、あぐらをかいて座っているときは尾てい骨から同様に肘の長さのぶん下方に設定します。
それぞれの出口は漏斗状になっていると想像して下さい。
息を吸い込むごとに、パイプの両端から神々しくキラキラと輝く光の粒子が流入するのをイメージします。
吐く息と共に、上から吸入した光の粒子はパイプの下端から、下から吸入した粒子はパイプの上端から噴水のようにきれいな放物線を描いて放射されます(図1)。
しばらくすると自動的に光の粒子はトーラス状に循環するようになります(図2)。
あなたが意識するのは自分の中心線を貫く光の管と、自分を円筒状に包み込む光のシャワーの表面部分(リンゴの芯があなただとすると、芯と皮の部分を意識)。
時間について特に定めはありませんが、トムケニオンの流儀も、ドランヴァロのやり方も、実は結構短く、5~10分でワンセットなのです。
語学学習と同じで、できるだけ毎日行い習慣化づけることが大切。
時間に余裕があるとき、気分が心地よいと感じるときは30~40分くらい続けても差し支えありません。
*バリエーション
第一チャクラ(丹田のあたり)に炎をイメージし、その回りに蓮の花が咲いている様子を思い浮かべます。下腹部が熱くなってきたら意識をパイプに移し、通常のルーティーンで続けます。気をより多く取り込める方法です。
<レベル2>
ハートで充分に感じた感謝の念や愛の気持ちを小さな球に込め、パイプの上端(a)に送ります。
この部分はBA(バー)すなわち宇宙エネルギー(別な観点でいえば、時空間の外側に存在しているあなた自身の高次意識の一側面)の流入口。
ト-ラスモデルを地球に当てはめると、北極点の上空100kmの地点にそのポイント(グリッド)があると考えられています。
しばらくすると、何らかの反応が宇宙空間からあなたに返ってきます。何かのイメージかもしれないし、かすかな音かもしれない。とにかく非常に繊細な感覚を伴いますから、意識が荒いときは気づきません。
その何かを受け取ったら、それをパイプの下端(b)に送ります。
瞑想を続けます(瞑想時間はこの場合、レベル1より長くなります。30~40分がひとつの目安です)。
*バリエーション1
父親に対する感謝の念をまずパイプ上端に送ります。
反応が返ってきたら、次は母親に対する感謝の念を思い起こし、それをパイプの下端に送ります。反応を確かめ、瞑想を続けます。
*バリエーション2
瞑想の当初から、パイプの上端からは星の光を、下端からは地球のマントルの赤い光を吸い込みます。イメージする星は何でも構いません。天の川を思い浮かべてもいいし、特定の天体~例えばイメージしやすいサソリ座の全体像やプレアデス星団、シリウスやアークトゥルスなどの明るい恒星~でも構いません。
マントルのイメージは、火山の噴火の際に見られる溶岩やマグマのイメージに置き換えてもオーケー。
これはとてもパワフルな瞑想です。ぼくはいつもこのやり方で行っています。
<レベル3>
トーラスの大きさを、高さは変えずに横幅を半径3~4mくらいに引き延ばします。
そのときのあなたのエネルギー・フィールドは、正面から見るとこうなります(図3)。
私たちの太陽系が属する銀河系も、もっと遠くにある系外銀河も、真横から見ると図4のソンブレロ銀河の写真のように見えるはずです。
これがそのまま私たちのライトボディ~エネルギー体の全体像です。
図5は参考として載せました。
ドランヴァロの本にあった図を模写したものですが、さらに視点を拡大するとこのような構造になっています。
よりダイナミックなエネルギーの流れがそこにはあります。
図6はS106という天体の写真です。星のゆりかごとの愛称を持ち、この空間ではどんどん新しい星が誕生しています。
図5と共通した構造が見られますよね。やはり、これは人間のエネルギー・フィールドとも相似形であることがわかります。
ドランヴァロのマカバ瞑想では、外見がリンゴ状のエネルギーフィールドを円盤状に引き延ばすとき、そのときだけ「ハァー」と音を出しながら一気に息を吐き出します。
そのようにやってもいいでしょう。
なんとなく円盤の全体が感じられるようになってきたら、円盤を回転させてみましょう。
どちらの方向でもいいです。スピードも自由です。
マカバ瞑想みたいに、光速の10分の9で!と命令して、あとはイメージできてもできなくてもほっといても構いません。
このとき、あなたは独立した銀河そのものになっています。
次の写真のように、実際の銀河であるがごとく、銀河の腕の部分をイメージし、それらの回転のイメージを追ってもいいでしょう。
瞑想を行う時間に決まりはありませんが、レベル2の場合の2割増し程度に留めておいた方がいいと思います。30分でも構いません。
量より質が大切です。
*バリエーション
ハートセンター(ハートチャクラ)に、イメージの中で降りていきます。
どういうことかというと、まず松果体に自分の知覚の中心点があると仮定し、1cmほどの大きさの球をイメージします。
そこに意識を全面的に移し、その球に乗り込んだらエレベーターのようにハートセンターまで降りていきます。その場所へ着いたら居心地のよい場所を見つけ、好きなだけくつろぎます。
瞑想のやり方の紹介は以上です。
最後に、太陽から地球へのプラズマ流入は、実は人間にとっては贈り物であるのです。
私たちのライトボディは非常に太陽のプラズマに敏感で、影響を受けやすい性質があります。
太陽の黒点活動が活発になったときなどにこの瞑想を行うと、より効率よくライトボディを強化することができるのです。
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