無料ブログはココログ

« 今年1~2番目の暗さ | トップページ | ガム星雲との再会 »

2011年10月21日 (金)

LPS-V4を試す

20日の夜、趣味人さんから届いたばかりのLPS-V4フィルターを携え、オーバーオール上がりのトーストと共に新しい場所へ行ってきました。
たまたまGPVのご託宣だと、北へ行けば行くほど天気の崩れが少ないと出たので、県北部のこの場所を選んだのです。
そこは天蓋高原のさらに先にある田んぼのど真ん中。
R7北中郵便局前の信号から岩船北部広域農道へ入り、天蓋高原側へ5分ほど走ると左手にかなり広い棚田が拡がっています。
ポイントは大きく分けて、下部水田と上部水田の2ヶ所。標高は270-280mといったところ。
前者は北中側から走ってくると、左手に「大倉修吾の湧水田」という立て看板が現れるので、そこを左折します。さらに数百メートル先の小道を左折すると、水田地帯の真ん中へ出ることができ、広い視界が待っています。
後者はこの看板からほんの1~2分村上側へ走ったところを左折するのですが、昼間のうちに下見を済ませておかないとわかりにくいでしょう。なにせ夜間は真っ暗、光害指数1.4を誇る聖地ですから。

Kitanaka

今回は数カ所を下見しながら、結局上部水田の真ん中で撮影しました。
蒲萄や天蓋高原よりさらに北へ入るので、村上の光害はほぼ皆無となります。
その代わり、日本海に面した小さな町の方向がかすかに明るく感じますが、暗さだけで言ったら、間違いなくぼくの経験した範囲(国内/車でアプローチできる範囲)ではナンバーワンになるかもしれません。

Img3613_16panorama_north

撮影時刻20時ジャストの、この場所から写した北から東にかけてのパノラマです。
このポイントは北がもっとも低いところまで見渡すことができ、反対に南~西はやや狭い。
東の空もかなり低いので(天蓋より低い)、季節を先取りする撮影にはもってこい。

Img3618_19panorama_south

こちらは南方向。いずれも固定撮影です。
下部水田のポイントも類似した地形のため、空の広さは同じ程度。
農道も舗装されており、水田の中心部の十字路が広場状になっているので、そこに車を停められます。

ところで、この日はトーストの極軸望遠鏡を取り付けるステーを忘れてきたので、まともな極軸合わせはできませんでした。
トースト本体に非常合わせ用?の穴が空いているのですが、それさえも忘れていた。
しかも、バッテリーと本体をつなぐケーブルも、非常用の単三電池も忘れてきてしまい、久々にパニクりました。
結局いったん道の駅朝日手前のセブンイレブンまで戻って電池を購入、今度は(おとといに引き続き)蒲萄郊外の棚田地帯でチャレンジングな撮影を試みたのです。

Img_3631_33p1

EOS60D改 + Samyang 35mm F1.4 AS UMC (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F2.0, 120秒 (3枚コンポ)

どうしてもV4を使ってみたかったので、広角レンズに使用すると周辺は流れるであろうし、色むらも起きるであろうことも覚悟でとにかく写してみた1枚です。
星像はさすがに乱れて美しくありませんが、それほど過激な処理をせずとも散光星雲がくっきりと浮かび出るのには感動しました。
繰り返しますが、極望は使っていません。テキトウに赤道儀を北へ向けているだけです。

Img_3640p_3

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F2.8, 180秒

題して「オリオンへの道」。
本来は望遠レンズ用のフィルターですが、広角で使ってみると新しい世界が現出します。これは面白い!
ところで、この日最初に訪れた場所に比べると、ここ池ノ平で明るさ+5%、天蓋高原でさらに+10-13%といった感じ。少し遠くなるけど、是非今月中に再訪したいです。

« 今年1~2番目の暗さ | トップページ | ガム星雲との再会 »

天体写真」カテゴリの記事

星景写真(下越)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
北中の棚田は視界がそこそこ広く撮影にはよさそうですね。NGC253も写っているようですから、南に低い天体も大丈夫そうです。
天文ガイド10月号の大毎の撮影地より少し北よりでしょうか。ここで対日照撮ってみようかな。

skameさん、こんばんは。そうですね、大毎集落を起点に、方角的には東南東だと思います。国土地理院の1/25000地形図を当日は持って行きました。webでも地形図は無料で閲覧できるので(プリントはできないけど)、見てみてください。水田マークがたくさん付いているはずです。とにかく光害が一切感じられないので、対日照の撮影にももってこいだと思います。標高的には260-280mくらいです。

すばらしいところですね。
天蓋や樽口は東があまり開けていないので黄道光や対日照撮影はどうかな、と思っていたのですが、ここなら全天見渡せそうですね。
バーナードループの出が写っているというのもすごい。こんな写真は初めてです。

まるひさん、東は天蓋が南が低いのと同じくらい低いところまで見渡せました。胎内の駐車場を3-4倍くらい拡大したらこんな感じになるのかな?いい場所でした。でも北が低いので、日本海の漁り火の影響を受けるかも。漁船がたくさん出漁しているときは、天蓋でもわかりますから。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 今年1~2番目の暗さ | トップページ | ガム星雲との再会 »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31