無料ブログはココログ

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

2011年10月の13件の記事

2011年10月31日 (月)

キーワードは無邪気さ

先週の土曜日、妹に頼まれて高校1年になる甥っ子の初舞台の写真を撮りに行ってきました。いや、たまげた。初舞台というのは大げさだけど、学園祭でバンドデビューを果たしたわけです。担当はドラム。
いつ楽器を始めたのだろう。ぼくの知っている彼と、まるでイメージが重なりません。
でも、かっこよかったなあ、堂々として。

_mg_0671

今朝、いつものように阿部敏郎さんのブログを読んだのですが、こんな一節が心を捉えました。

さっきまであなたの中にあった波動が、いまは僕の中に入り込んでいる。

その時、僕はさっきまでのあなただ。

ひとつの固定された人格が継続的に生きているんじゃなくて、それは次々と入れ替わっている。

美しい詩を書いた同じ人が、次の瞬間、口汚く他者を罵(ののし)る。

それが現象界の真実。

多くの人が自分を認められないのは、低いレベルの波動が時折自分を乗っ取るからだ。
 
でもね、みんな同じなんだよ。

言わないだけでね。

自分の中にいろんな面があるんじゃなくて、いろんな面がいろんな人を出入りしているだけ。

あなたの中に現れるのは、人間が共有している様々な波動であって、あなただけの独占物じゃない。

だから安心してね。

自分を認めるというのは、人類全体を認めるってこと。

だって、あらゆる人が、あらゆる可能性を携えているのだから。

あなたの中にあるものは、全部僕の中にもある。

あなたは僕だし、僕はあなただ。

美しさも醜さも両方持っている。

それはどちらか片方では存在できない。

醜さがなくて、どうして美しさが存在できるだろう。

ふたつでひとつ。

なにもかも、ふたつでひとつ。

だからプラスだけになろうなんて思わないでね。

なれやしないから。

あるがままでOKって、そういう意味なんだよ。

うまく伝わったかな。

これからも自分を向上させようと奮闘するか、それとも潔くあきらめてあるがままを認めるか。

あるがままを認めると、これ以上成長しなくなっちゃうって考えてない?

それは誤解だよ。

あなたは永遠に、いまあるがままのあなた以外にはならないのだから。

この真実を見抜くのは、自分への最高のプレゼントになる。

あんな人も、こんな人もいやしない。

あんなときや、こんなときがあるだけ。

みんなで楽しくやろうよ。

鎧を脱いで無邪気に遊ぼう。

もうそんなこと、どうだっていいじゃない。

いまを陽気に生きようよ。

この世は宇宙の戯れ、リーラだ。

世界はどこにも向かっていないし、目的もない。

ただ、いま、こうしてあるがままにあるだけだよ。

いつだってね。


うん、わかるわかる。
”いろんな面がいろんな人を出入りしている・・・”
あの瞬間、ぼくは彼の中に入っていた波のような何かが、同時にぼくの中に昔も今も奥深くにひっそりと存在している何かと共鳴したことを自覚しました。
この日の夜は山奥の農道でスタックし、生まれて初めてJAFのお世話になったのです。
しかし、そんな圧倒されるような悲劇の最中においても、それがきっかけで自分の中で共鳴を開始した、この日の昼間に経験したのとはまた違う種類の波の性質を冷静に観察していました。

高い波もあれば低い波もある。定期的に押し寄せる波もあれば、周期が極めて気まぐれな波もある。
この物理的な世界に生きるということは、サーフィンに例えることが出来るでしょう。
どんな波が来てもぼくたちはそれを乗りこなすことが出来るし、楽しむという選択をすることが出来る。
サーフィンの上達の極意はただひとつ。無邪気さです。

2011年10月30日 (日)

勾玉星雲とレムナント

ど~んとタイトルを書きましたが、レムナントがいかに淡いか知っただけの画像です。
19時半に岩船北部広域農道沿いの某所へ行きましたが、車のトラブルがあって3時間ほど何もできず。
やっと動けるようになり、帰りに誰かいるかなあと天蓋高原へ立ち寄ったら、一番星さんがいました。
おしゃべりしている内に先ほどのショックが和らいできたので、気を取り直しておとといのリベンジとばかり、再度100mmマクロでタイトルの写真を6枚ほど撮ってみました。
しかし、すぐに曇ってきて撮影終了。
既にぎょしゃ座は天頂近くにあり、経験上トーストでは歩留まりが悪い位置であることはわかっていたのですが・・・案の定、良像は2枚だけでした。
過去何回もトライしてできなかった、レムナントと勾玉星雲を1枚に収めることができたのは収穫ですが、この頃は既に透明度が落ちてきており、そのせいもあってか思ったほどには輪郭が出ませんでした。
この対象を撮ると、神経衰弱になりますね。でも、透明度抜群の時にまたトライしてみたくなる魔力があるのも事実。

_mg_3704_05pstr

EOS60D改 + EF100mm F2.8L MACRO IS USM (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F3.2, 7分 (2枚コンポ)

まあ、14分の総露出時間でこれだけ写せたのだからよしとします。
なんだかんだ言って、今回の新月期は3日間も満天の星空を見ることができたので満足です。

2011年10月29日 (土)

Astronomy Picture Of The Day

NASAの上記のサイトを久々に見てみたら、今回も身体の震えが止まらなくなるほどの、素晴らしい写真に出会いました。以下、そのリンクです。
オリオン 9月13日
スバル 9月21日
バブル星雲 10月11日
カリフォルニア星雲 10月21日
ハート星雲 10月25日

特にオリオンとスバルがすごい。スバルの画角は250mm前後くらいでしょうか。
露出時間30時間とか。カメラの望遠レンズの焦点距離の画角でも、素晴らしい写真が撮れるものなんですね。

_mg_3659_66p

おとといの夜撮った勾玉星雲の縦位置バージョンです。
毎回レムナントを一緒に入れてやろうと思うのですが、なかなかどんぴしゃの位置にできません。不思議なことに、本能に任せて構図決めをすると、決まってこの構図になります。
でも、V4だとレムナントを描写することは出来そう。もちろん、透明度が鍵ですけど。

2011年10月28日 (金)

ガム星雲との再会

10月27日、天気予報と直感を天秤にかけながら、結局山形県の樽口峠を選択。19時頃から翌3時までいました。
21時までは薄雲が多く、なんとか北極星を極望で追い込める程度。しかし、21時半を過ぎた頃から徐々によくなり、深夜にはいつもの樽口の空に戻っていました。
22時前に新潟市からKさんが合流。平日にここで人に会うのは珍しいです。
なんでも、この日が天体写真3日目なんだとか。まだ赤道儀を持っておらず固定撮影一本槍のKさんですが、ものすごく星に対する情熱をお持ち。
楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

_mg_3667_69p

EOS60D + EF100mm F2.8L IS MACRO USM (with LPS-V4 filter)
ISO1600, F2.8, 5分 (3枚コンポ)

この日は前半の2時間、毎度のごとく機材の調整ミスで200mmの作品は全滅。
気を取り直して100mmに切り替えたら、今度は歩留まり90%でサクサク撮影できました。P2よりV4の方が画像処理がやりやすい気がするのは気のせい?
上の勾玉は露出がやや不足しているので、青の発色にしわ寄せが行きました。

_mg_3674_81p

EOS60D + EF100mm F2.8L IS MACRO USM (with LPS-V4 filter)
ISO1600, F2.8, 5分30秒 (7枚コンポ)

V4は露出倍数が約3倍かかるので、ポー赤には荷が重いです。
しかし、焦点距離を欲張らなければ問題なく使えます。
実用的なのは100mmまででしょう。100mmの単焦点ならレンズの重量は700g程度なので、三脚やポー赤本体への負担も少なくて済みます。
2枚目の写真はコーン星団とバラ星雲のコラボですが、やっと思い通りの絵が撮れました。

_mg_3684_87p

EOS60D + Samyang 35mm F1.4 AS UMC (with LPS-V4 filter)
ISO1250, F2.8, 6分 (3枚コンポ)

ほんまかさんの写真を見習ってエリダヌスに拡がる散光星雲を入れようと思ったけど、35mmだと長すぎますね。24mmなら丁度いいかも。

_mg_3695

EOS60D + Samyang 35mm F1.4 AS UMC (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F2.8, 2分 (ワンショット)

2時前には帰るつもりが、南の低空の透明度が上がりだしたので長居をしてしまいました。
昨年は11月20日に初めて西会津でガム星雲を撮りましたが、そのときと同程度の透明度だったと思います。
星景写真を撮ったらよく写ったので、気をよくして南の低空だけを10枚ほどパチリ。
オリオンの下部にあたるわけですが、オリオン座下部一円において星が流れるわ、流れるわ。ちょっとした流星ショーも見ることが出来て最高でした。
シリウスが上の方に写っています。

_mg_3697p1

EOS60D + Samyang 35mm F1.4 AS UMC (with LPS-V4 filter)
ISO1250, F2.8, 6分 (ワンショット)

今回、カメラ側の色空間の設定は全てAdobe RGB。
最終的にsRGBに変換しなければwebにはアップできないのだけど、やはりワインレッドのような赤を出すにはAdobe RGB、有利ですね。
昨年は100mmで撮ったのですが、今年は35mmで全体の拡がりを表現してみました。
とも座周辺、個人的にすごく惹かれるものがあります。
11月下旬はカノープスとセットで写せたらいいなと思っています。

2011年10月21日 (金)

LPS-V4を試す

20日の夜、趣味人さんから届いたばかりのLPS-V4フィルターを携え、オーバーオール上がりのトーストと共に新しい場所へ行ってきました。
たまたまGPVのご託宣だと、北へ行けば行くほど天気の崩れが少ないと出たので、県北部のこの場所を選んだのです。
そこは天蓋高原のさらに先にある田んぼのど真ん中。
R7北中郵便局前の信号から岩船北部広域農道へ入り、天蓋高原側へ5分ほど走ると左手にかなり広い棚田が拡がっています。
ポイントは大きく分けて、下部水田と上部水田の2ヶ所。標高は270-280mといったところ。
前者は北中側から走ってくると、左手に「大倉修吾の湧水田」という立て看板が現れるので、そこを左折します。さらに数百メートル先の小道を左折すると、水田地帯の真ん中へ出ることができ、広い視界が待っています。
後者はこの看板からほんの1~2分村上側へ走ったところを左折するのですが、昼間のうちに下見を済ませておかないとわかりにくいでしょう。なにせ夜間は真っ暗、光害指数1.4を誇る聖地ですから。

Kitanaka

今回は数カ所を下見しながら、結局上部水田の真ん中で撮影しました。
蒲萄や天蓋高原よりさらに北へ入るので、村上の光害はほぼ皆無となります。
その代わり、日本海に面した小さな町の方向がかすかに明るく感じますが、暗さだけで言ったら、間違いなくぼくの経験した範囲(国内/車でアプローチできる範囲)ではナンバーワンになるかもしれません。

Img3613_16panorama_north

撮影時刻20時ジャストの、この場所から写した北から東にかけてのパノラマです。
このポイントは北がもっとも低いところまで見渡すことができ、反対に南~西はやや狭い。
東の空もかなり低いので(天蓋より低い)、季節を先取りする撮影にはもってこい。

Img3618_19panorama_south

こちらは南方向。いずれも固定撮影です。
下部水田のポイントも類似した地形のため、空の広さは同じ程度。
農道も舗装されており、水田の中心部の十字路が広場状になっているので、そこに車を停められます。

ところで、この日はトーストの極軸望遠鏡を取り付けるステーを忘れてきたので、まともな極軸合わせはできませんでした。
トースト本体に非常合わせ用?の穴が空いているのですが、それさえも忘れていた。
しかも、バッテリーと本体をつなぐケーブルも、非常用の単三電池も忘れてきてしまい、久々にパニクりました。
結局いったん道の駅朝日手前のセブンイレブンまで戻って電池を購入、今度は(おとといに引き続き)蒲萄郊外の棚田地帯でチャレンジングな撮影を試みたのです。

Img_3631_33p1

EOS60D改 + Samyang 35mm F1.4 AS UMC (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F2.0, 120秒 (3枚コンポ)

どうしてもV4を使ってみたかったので、広角レンズに使用すると周辺は流れるであろうし、色むらも起きるであろうことも覚悟でとにかく写してみた1枚です。
星像はさすがに乱れて美しくありませんが、それほど過激な処理をせずとも散光星雲がくっきりと浮かび出るのには感動しました。
繰り返しますが、極望は使っていません。テキトウに赤道儀を北へ向けているだけです。

Img_3640p_3

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM (with LPS-V4 filter)
ISO2000, F2.8, 180秒

題して「オリオンへの道」。
本来は望遠レンズ用のフィルターですが、広角で使ってみると新しい世界が現出します。これは面白い!
ところで、この日最初に訪れた場所に比べると、ここ池ノ平で明るさ+5%、天蓋高原でさらに+10-13%といった感じ。少し遠くなるけど、是非今月中に再訪したいです。

2011年10月19日 (水)

今年1~2番目の暗さ

最近1ヶ月、カメラ用品のリサーチに没頭、この分野においては日本が決して先進国とは言えないことを痛感しました。
世界はアルカスイス規格のプレートが主流であり、自由雲台もこの規格を採用したテンションコントロール付きのそれが爆発的に増えています。
その点、新潟のビックカメラへ行っても、ガラスのショーケースの中に鎮座しているのはマンフロットとジッツォ、ベルボンのみ。
アルカ規格のプレートに至っては皆無です。

Img_3605

つい数日前に届いたばかりのKirkのクイックリリースプレートを、FEISOLのパノラマ雲台に取り付けてみました。
この上にTOAST PROを載せるのですが、今日初めて現場で組み立ててみて、明らかにGITZOのクイックリリースプレートを使用していたときよりぐらつきが少ないことを確かめました。
もうひとつ、自由雲台の最高峰との評価が高いmade in KoreaのMarkinsQ20 もデビュー。その滑らかな操作性に舌を巻いたのでした。

Img_3580p

薄明終了から月の出までのインターバルは2時間半。充分星空を楽しめます。
新聞で、大毎集落の稲刈りを祝う行事が行われたとの記事を読み、蒲萄集落郊外の棚田地帯へ行ってきました。ひょっとしたら、はさぎが現役で、つまり稲を干すのに使われているのではないかという期待を込めて・・・
でも甘かったですね。稲刈りはすっかり終わっており、あたりに晩秋の寂しさが漂っていました。

Img_3582

西に目を転ずると、夏の名残の天の川が地平線に溶け込むように消えていきます。
ちなみに、この日の空の暗さは今年経験した中で1,2を競うものでした。
あくまで20時前後の空でそのような暗さだったので、23時過ぎの深夜になったら本当に足下が見えないくらいの暗さになったかもしれません。(この日は半月が昇ることになっていたので、それは実現しえませんでしたが)

Img_3596_98p

天頂付近の透明度は抜群で、ごらんのように白鳥座付近の天の川もくっきり(LPS-P2フィルター使用)。
Samyangの単焦点レンズ(35mm F1.4)を忘れてきたので、シグマの標準ズームの35mm域での撮影になります。そのため、周辺画像が乱れているのが残念です。

Img_3600

時刻は21時30分、既に月は地平線に顔を出しているはず。
その月明かりがプレアセス星団とぎょしゃ座のカペラをほのかに照らし出しています。
(このカットもLPS-P2フィルター使用)
蒲萄スキー場の中程にあるクラシタロッジ付近に明かりが付いているのが見えました。
いよいよスキーシーズン開幕に向けて、地元では準備が始まっているようです。

2011年10月16日 (日)

和楽器の調べはいかが?

15日土曜日、毎年恒例の、和楽器集団”ぐるーぷ新潟”のコンサートへ行ってきました。
場所は新潟市音楽文化会館、今回が同グループにとっては12回目のコンサートとなります。
ぼくはおととし、昨年に引き続きカメラマンとして行ってきたのだけど、今年のコンサートも素晴らしかった・・・
普通の人にとっては、なかなか琴や尺八、和太鼓、三味線などの演奏を聴く機会はまずないと思います。
月並みな言い方だけど、癒やされます。そして、遺伝子に刻み込まれている日本人としての感性がよみがえります。
毎回、趣向の違う演出があり、それもまた楽しみ。今年は剣舞が披露されました。
来年はお隣、りゅーとぴあで10月14日に行うそうです。
みなさんも是非聞きに来てください。

Img_0135

Img_0180_2

2011年10月13日 (木)

もうすぐ新月期

フォトショップのプラグイン、天体用アストロノミーツールはとても奥が深いです。
最近、この使い方をちょっと研究し直し、先月撮った写真を加工し直してみました。
(どんどん派手になっていく・・・)
今週は満月がきれいでした。
好天が続いたので、毎晩のように月見を楽しみました。
満月の光を頭に思い浮かべながら、画像処理を楽しんだ次第です。
次の新月期も好天が続くといいですね。
トーストも入院から帰ってきたし、楽しみ~。

Img_3348_49p

Img_3366_67p1

Img_3476_78pstr_3

Img_3545_53p1_3

 

2011年10月11日 (火)

本名室谷林道の今

10月9日、旧上川村から福島県金山町へ抜ける本名室谷林道へ行ってきました。
もう随分前から舗装工事を行っているこの林道ですが、昨年までは通行止めが続いておりました。
新潟福島県境で標高1130mの峠を通るので、星見にいいんではないかと思い、過去3-4回下見したことがあります。
最近バイクのライダーの方のブログで、新潟県側はあと4kmを残すところとなり、日曜祝日は通行できるようになったとのレポートを読み、月の明るいこの日に月見がてら行ってきたのです。
舗装は、最奥の室谷集落から約16kmの地点まで完成していましたが、その先が悪い。
特に最初の1kmはまるで沢歩きといった感じで、岩盤が露出しています。
山側から何本も小沢が流れ込んでおり、林道自体が沢のようになっているのです。
沢の水が土砂をすっかり洗い流し、岩が露出したのでしょう。
しかも2ヶ所ほど谷側が崩落しており、軽自動車がぎりぎり1台通れるかどうかの道幅になっていました。ここを通行できるようにするためには橋でも造るしかないと思われ、舗装の完成にはさらに2-3年を要するのではないかと思いました。
県境の標高1130m、「会越街道開通記念碑」の建つ峠まで早歩きで歩いて丁度1時間、残念ながら峠の展望は東側半分しかありませんでした。
星景写真にはいい場所ですが、本格的な機材での撮影には向きません。途中にも谷側に3ヶ所ほど広場があり、西側の展望がそこそこ利くようになっていますが、やはり星景写真を撮るのがせいぜい。
林道は完成しても道路の傷みの進行は激しいと思われ、なんか心が痛むのでもう行くことはないかもしれません。峠からせめて近くのピークへ登山道でもあれば行く価値もあるのですが、それもないですし。

Img_9847_49pr

峠から福島県側です。そこそこ展望が開けています。

Img_9851

30mほど歩いた先から福島県側をパチリ。
木星のある方角が東です。

Img_9855

これは峠の広場から反対側(来た方向)を写したもの。展望はありません。

Img_9877

峠から数百メートル手前の新潟県側の林道。これより下は超絶悪路となっています。
オフロード車でも通行は難しいほどなので、無理して通らないように。

Img_9886p

この星も木星です。右側に満月に近い月が出ています。
標高1000m付近はいい感じで紅葉が進んでいました。

Img_9894p

木星の左斜め下の稜線に、スバル(プレアデス星団)が昇ってきました。
空の半分は薄雲が出ていましたが、雲のない部分は高い標高のせいかいい星空が拝めました。

2011年10月 6日 (木)

プレアデスの輝き

10月4日に撮った写真の続きです。
暦の上では、丁度その日が半月でした。いったん21時を回ってから曇り始めてきたものの、月が完全に沈むまでは現地にいようと決めていたので、そのまま瞑想しながらうつらうつらとしていました。
すると、いつのまにかまた快晴になっているではありませんか。
そのパーフェクトな空は22時から23時半頃まで続きました。


Img_3541_43p

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM (with LPS-P2 filter)
ISO200, F4.0, 240秒 (3枚コンポ)

21時50分頃前後に写した天の川です。月がすぐ左下にあり、月明かりの影響で左下が明るくなっています。
丁度再び晴れ上がった直後だったので、透明度そのものは抜群。
まったく色被りのない素晴らしい空だったことが写真からわかるかと思います。
(これら2枚は、いずれも長辺1400ピクセルにてアップしております。)

Img_3545_53p

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM
ISO800, F3.2, 180秒 (6枚コンポ)

この日はせいぜい星景写真が撮れればいいかみたいな感じだったので、三脚は32mm径の普通のものしか持ってきていません。
なので、歩留まりを考慮し、露出時間は短めにしてひたすらプレアデスのみを50分ほど連続して撮り続けました。その間は例のおニューの双眼鏡でまったりと天体観測。
実はプレアデスで6枚もコンポしたのは初めて。さらに使える画像が6枚あったのですが、ずれが大きくうまくコンポできないため前半の6枚にとどめました。
最近、胎内市に住む天体写真家tantanさんが、素晴らしい色合いのプレアデスをブログに載せていました(撮影ノート9月24日の記事参照)。
色合いだけでなく、なんというか若い星々の命のきらめきまでもが伝わってくるようで、非常に感銘を受けたのです。
それもあって、じっくり機会があったらプレアデスを狙ってみようと思っていました。
本番は次回の新月期ですが、期せずして一足早く撮り直しができました(まだまだ不満足ですが)。
この次は、その頃までは入院中のトーストが戻ってくるだろうから、1枚あたり少なくとも5分は露出させ、8枚くらいはコンポさせて仕上げてみたいですね。

2011年10月 5日 (水)

月に見つめられる

久しぶりに新しい場所(for Astro Photography)を開拓しました。
そこは大石ダムに近い、金俣集落北西の高原状田園地帯。http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?type=scroll&lat=38.04349707073916&lon=139.5537643636272&z=16&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.04418992&hlon=139.59195902&layout=&ei=utf-8&p=

とはいえ、おととし今回撮影した場所から400mほど離れた場所を既に開拓していたのだけれど、そこよりこっちの方がより空が広く、機材を設置できる場所も複数箇所あるので、より優れた場所だと思います。
標高は170mと、210mの胎内平より低いけど、空の暗さは同じ関川村のわかぶな高原スキー場並み。西の光害もここまで来るとあまり感じられず、東西南北どこへでもレンズ(望遠鏡)を向けることができます。
ここへ来たのは、最初に立ち寄った胎内平が、近くの河川敷にある野球場のナイター照明のせいで南が明るかったため。20時ぐらいまで噴水のある胎内川がライトアップされていることも多く、早い時間帯の胎内平はあまり星見には適していません。

Img_3486p

EOS60D改 + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO1000, F3.5, 20秒 (追尾撮影)

いい月でした。月が没する間際になってこのように雲が出てきたけど、それまでは快晴。
さて、この場所からは飯豊連峰の朳差岳(えぶりさしだけ)が見えます。
残雪の頃なんか、いい絵が撮れそう。
空の広さは特筆もの。ぼくの知る限り、下越地区では1番かもしれません。

Img_3493p

EOS60D改 + SIGMA 10mm F2.8 FISHEYE EX DC HSM
ISO800, F3.5, 20秒 (追尾撮影)

同じ場所から反対方向、つまり北にレンズを向けてみました。
中央右手の高い塔は、ドコモの電波塔。おととし見つけた場所は、この塔の近くでした。
大石ダムからは多量に放水しているらしく、ここまで大石川の瀬音が聞こえてきました。

Img_3517p

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (200mm側にて)
ISO400, F3.5, 0.5秒 (追尾撮影)

今日は写真が目的で来たわけでなく、あまりに月がきれいだったから誘われて山奥まで足を運んでしまっただけ。それと、おニューの双眼鏡のテスト♪
最近3週間ばかり、徹底的に海外の双眼鏡サイトを研究しています。
う~ん、世界は広い。あ、欧州勢の高級双眼鏡のことを言っているのではありません。
これについては日を改めて報告したいと思います。
上の写真がこの日のベストショット。ほぼ、撮って出しの状態です。
まるで人間の瞳孔のようですね。月がこちらを凝視しているかのようでした。
いや、確かに見ていました・・・

2011年10月 2日 (日)

オリオンの舞

胎内平での撮影の続きです。
この日は特に撮りたい対象が頭にあったわけではなく、その場の思いつきでレンズを向けていきました。
一通り、東の空の恒星を撮り終えると、オリオンが怪しく低空に舞っていました。

Img_3445p

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (with LPS-P2 filter)
ISO1250, F2.8, 60秒 (75mmにて撮影)

低空は透明度がよいながらもややシンチレーションが大きかったので、かなり不気味でした。オリオンの舞としか形容できないほど。

Img_3468_70p_orion

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (with LPS-P2 filter)
ISO1250, F3.2, 300秒 (70mmにて撮影、3枚コンポ)

右の明るい恒星は、全天で7番目の明るさを持つ青色超巨星のリゲル。
今回はいつもと異なり、リゲルを引き立たせるためにオリオンの三つ星と大星雲を配置しました。(リゲルの上の魔女の横顔星雲、もっと写るかと思ったのだけど甘かった。倍の露出が必要ですね。)

Img_3476_78pstr

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (with LPS-P2 filter)
ISO1250, F3.2, 300秒 (200mmにて撮影、3枚コンポ・・・うち1枚は露出時間50秒)

そしてオリオン座大星雲と馬頭星雲。
かなり大きな流れ星も写ってくれて、写真に華を添えてくれました。
帰宅時間が迫っていたので3枚しか撮らなかったけれど、いつかは総露出時間を1時間にまで伸ばしてじっくり撮ってみたい。

Img_3462_66p

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L IS II USM (with LPS-P2 filter)
ISO1600, F3.2, 180秒 (70mmにて撮影)

最後に、ぎょしゃ座のボツ写真?を1枚。
今まで撮ったことのない超新星爆発の名残であるレムナントを、勾玉星雲の下に配して撮ろうとしたのがこの写真です。
位置が少しずれていますね。もう少し右に振らないと。
まあ、でも星の残骸よりは新しい星が続々と誕生する領域の方に何倍も惹かれます。
あちこちのサイトで作例を見ると、この程度の露出では写らないかも。
だから、リベンジはなし。次回は、双子座と一角獣座のあたりを撮ってみます。

2011年10月 1日 (土)

恒星を見よう!

9月29日の夜は、今回の新月期の中で最も湿度が低かったように思います(新潟県の場合)。
それだけではありません。今年3月の震災後、なにか地球を取り巻く空間が変容しつつあることをぼくは感じてきたのですが、まるでトンネルから抜け出たかのように、1週間ほど前からがらりと星の光が変わったのです。
きわめて感覚的なものなのでうまく説明できないのがもどかしいのですが、ぼくの目の前にはバージョンアップした星の光がありました。
さて、29日は連日の疲れもあって近場の胎内平でお茶を濁したのですが、深夜23時すぎからの空は先週土曜の樽口峠の空をもしのぐものでした。半年に1回あるかないかの素晴らしい抜け。
トーストの不調が明らかになったので、この日はトーストプロの出番です。今までこちらのポー赤は32mmもしくは28mm径の三脚と組み合わせ、主として星景写真を撮るのに使ってきました。
今回はトーストとの比較をすべく、普段トーストを載せているGITZOの4型三脚に載せての使用です。
最初は(最近あまり信頼を置いていない)ベンロの自由雲台B3と組み合わせて使ったのですが、こちらも200mm3分で流れます。
その後(最近信頼を置いている)梅本製作所製の自由雲台に付け替えたら、今度はうまくいくようになり、久しぶりに5分のノータッチガイドができるようになりました。
しばらくはトーストプロとのお付き合いになりそうです。

Img_3434_36p

EOS60D改 + SIGMA17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
ISO640, F4.5, 300秒 (3枚コンポ、50mmにて使用)

ノーフィルターでのぎょしゃ座です。まだ透明度が上がる前の空だったので、それほど星雲の色は出ていません。
あちこちに星の密集地帯があり、強い意志というか、ある種のエネルギッシュさを感じる領域です。

Img_3437_aldebaran

EOS60D改 + SIGMA17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
ISO640, F4.5, 300秒 (50mmにて使用、トリミングあり)

同じセッティングによるアルデバランです。200mmでも撮ったのですが、200mmでは明るい恒星は全てゴーストが発生してしまいました。
アルデバラン、そして次に紹介するペテルギウスは肉眼ではオレンジ色に見えます。双眼鏡で見ると、本当にきれいです。
色々な意味で、特にアルデバランは地球と縁がある星です。

Img_3460_betelgeuse_2

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L II IS USM (with LPS-P2 filter)
ISO1250, F3.2, 120秒 (200mmにて撮影)

オリオン座の一角をなす星、ペテルギウスです。
ちょっとゴーストが出てしまっていますが、こんな単純な構図でも非常に存在感が感じられる星です。

Img_3472_sirius

EOS60D改 + EF70-200mm F2.8L II IS USM (with LPS-P2 filter)
ISO1250, F2.8, 60秒 (200mmにて撮影)

明るい恒星と言えば、シリウス。
2時10分、そのシリウスが杉木立の合間から顔を出しました。
こちらは青白い光を特徴としており、やはり言葉では説明できない不思議な感覚を覚えます。
(続く)

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31