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2011年8月28日 (日)

宴たけなわ

今年の胎内星祭りは盛り上がりましたね。土曜夕方の車の台数は、ぼくがこのイベントに来はじめて以来(約7年間?)、もっとも多かったかもしれません。
直前になって天気も奇跡的に回復したし、本当に素晴らしいひとときをすごすことができました。織り姫様、彦星様、ありがとね。
さて、天気が回復したとなってはやらなければいけないことがあります。
先日買ったSamyangの35mm F1.4での天体実写です。
20時半頃会場を後にし、最初に向かった先は関川村のわかぶなスキー場。
しかし、こっちもほとんど曇っています。かといって県北地域までドライブする体力も残っておらず、レンズテストは次回に持ち越すつもりでいました。
再び胎内に舞い戻り、宮久集落背後の農道から胎内平方面をパチリ。

Img_9544p

EOS7D + SIGMA17-50mm F2.8 EX DC HSM
ISO800, F3.2, 53秒, 追尾撮影

時刻は22時25分。まだまだ宴たけなわのようです。
プログラム上ではとっくにコンサートは終わっているはずですが、まだ楽器の音が聞こえてきます。よきかな、よきかな。
右の明るい星は木星、ペルセウス座とカシオペア座が星祭り会場を見下ろしています。
写真を撮りながらこの2日間のことを回想していると、あれ、どんどん雲が消えて行くではありませんか!
北極星が顔を出したので急いで極軸合わせをし直し、いよいよ35mm F1.4のファーストライトです。

Img_9549p

EOS7D + Samyang 35mm F1.4
ISO800, F2.8, 120秒, 追尾撮影

カシオペアとアンドロメダ銀河の構図。
予想に違わない写りを見せてくれました。周辺部まで星像に乱れがなく、色収差も極小。
F2.0でも試しましたが、周辺部の解像度がやや下がるかなといった程度で、あまり違いはありませんでした。
シグマの17-50mm F2.8の35mm側でもF2.8で比較撮影してみましたが、シグマも悪くありません。普段ほとんど35mmの焦点距離で撮ることはないのですが、絞り開放でも思ったより描写は優れていました。
ただ、周辺部の星像はそれなりにいびつになりますが、色収差は少ないです。

Img_9551p

EOS7D + Samyang 35mm F1.4
ISO800, F2.8, 120秒, 追尾撮影

天頂付近の透明度が上がったので、レンズを白鳥座に向けてみました。
ノーマル機なので星雲は無彩色に近いですが、星像は隅から隅までびしっと決まっています。
星がきれいな丸い点に写ること、これが天体写真の美しさを決める大切な要素ですね。
尚、上の2枚の写真のみ、長辺1400pixelの比較的大きなサイズでアップしています。
天頂付近は比較的雲の行き来が少なかったので、今度は天体用に改造してあるEOS60DにSamyangのこのレンズを付けかえ、撮影を続行しました。

Img_3062p

EOS60D改 + Samyang 35mm F1.4
ISO800, F2.8, 180秒, 追尾撮影

さらに、光害カットフィルター(IDAS P2)を付け、2枚をコンポジット。

Img_3064_65p

EOS60D改(with IDAS P2 filter) + Samyang 35mm F1.4
ISO1000, F2.5, 180秒, 追尾撮影(2枚コンポ)

やっとP2フィルター特有の色かぶりを克服するすべを覚えたので、色むらのない絵に仕上げることができました。
画面左下がぼやけていますが、これは原因不明。大気の影響でしょうか。
びしっと写っているカットも複数あるので、レンズの片ぼけではないと思います。

Img_3071p

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1250, F2.8, 60秒, 追尾撮影

時刻は既に0時25分。まだまだ宴たけなわのようですね。
プレアデス星団が上ってきて、ぎょっしゃ座が会場を見下ろしています。
右側の明かりは胎内グランドホテルのものですが、こちらも0時を回ったというのに思い切り明るいですね。
あ、ひとつ書き忘れました。
ポータブル赤道儀はTOAST PROを使っています。デザインもおしゃれで、とても使い勝手のよい赤道儀です。
9月にはマイナーチェンジ版と、待望の微動雲台が発売になるそうです。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

良いレンズですね、仰るように最周辺まで星が丸くて気持ちが良いです。

私は土曜の夕方から芝生広場で63cmで観望会をしていました。透明度が高い大変上等な空を望めて良かったです。

けんちゃさん、こんにちは。ぼくは金曜の夜と土曜の夕方に行きました。土曜の18時頃、新天研と亀田星っこクラブのテントを見つけたのでお邪魔してみたのですが、小山さんや斎藤さん、佐藤さんなど知り合いはみんな会場内をぶらぶらしているということで挨拶はできなかったです。63cmですか・・・それはすごいですね。23-0時頃が一番晴れ上がりましたね。ぼくも久々の満点の星空を見ることができ、大満足でした。

今年の胎内は行ってみようか?という気になったのですが、諸事情により断念しました。
Samyang35mmは素晴らしい写りですね。本当に欲しくなりました。
ところで、P2を使った写真の原画を見せて頂けませんかLightroomのWB補正でカブリ補正できないか試してみたいので・・・。

こんばんは、Samyang35mmは良い写りですね。14mmF2.8や8mmF3.5も気になります。ノーマル7Dの赤い散光星雲は良く写っている方だと思います。
土曜日もよく晴れたのですね。胎内星祭りは、ここ10年ほど皆勤賞だったのですが、今年は金曜に天文館の観望会をお手伝いしただけで終わってしまいました。佐藤さんともお会いしたかったのに残念です。

こんばんは。
私は毎年金曜の夜だけなので、星っ子クラブのテントにも立ち寄ってくださったのに会えずに残念です。初日も奇跡的に晴れて天の川もよく見えました。
samuyangの35mmはよさそうですね。24mmはあたりはずれがあると聞きましたが、これは大丈夫ですね。

To:もっちゃん
メール送っておいたので、そちらを参照してください。

To: tantanさん
土曜の22半過ぎから快晴になりました。それまでは雲が行ったり来たりでしたが。Samyangの他のレンズは光学性能それほどでもないですが、今回のそれは高級路線なのでいいです。キャノンの35mmはもう設計が古いのでそれを凌駕するのは当然として、設計の新しいニコンの35mm F1.4より光学テストの結果は上です。ぼくもtantanさんとお会いしたかったですが、また機会が巡ってくるでしょう。

To:skameさん
そうでしたか、金曜の夜はいらっしゃったのですね。ぼくは金曜の夜にも行ったんですが、暗くてテントがどこにあるかわかりませんでした。
tantanさんへのコメントにも書きましたが、Samyangのレンズは個体差があるのは事実のようです。でも35mmは路線が違うようなので(ハイエンド指向)、ひょっとしたら新しいラインで生産されている可能性もあります。一応、ぼくのは光軸ずれとかないみたいですが。

佐藤さん
会場内をうろうろしており申し訳ありませんでした。ひょっとして芝生の広場にあったTOAST-Proは佐藤さんですか? 夕方、会場内で撮影できそうなところは無いかとうろうろした時に気がついたのですが、、、私もSAMYANG8mm、14mm、85mmを持参しており、撮り比べたかったのですが眼視に走ってしまいました。またお会いできる機会がありましたら宜しくお願いいたします。

天狼星さん、どうもです。いや、ぼくは空身で会場内をうろついていたので、それは人違いですね。もう少し早い時間帯に行ったらお会いできたかもしれません。ぼくもちょっとだけ眼視を楽しみました。やはり闇夜はいいですね。8x32の双眼鏡とは偉い違いです。早くも来年の星祭りが楽しみです。

Samyangはいいレンズですね。収差も少ないようですし、私も単レンズが欲しくなりました。
胎内で売っていたら買おうと思い、軍資金は用意してきたのですが、そういうものを売るブースは少なくなりましたね。
わかぶな高原まで来られたのですね。関川の花火が賑やかだったと思います。やっぱり樽口は最高でした。でも遠い…

樽口は確かに有名な場所ですが、7-8月以外の平日に行くと誰もいませんよ。西日本に比べ、東日本ではまだまだ天体写真をやる人、少ないと思います。トイレが使えるのもいいですね。今日は胎内へ行ってきましたが、トイレは閉鎖されていますから。その点では、天蓋もトイレが開放されているので、初心者を連れて行く場合は行きやすいです。
Samyangは個体差が懸念されますが、CP度は抜群ですね。フォーカスリングがとてもいい感触で、微調整がしやすいのが印象に残りました。この35mm、今まで使ってきた単焦点レンズの中で、最も色収差が少ないと感じました。

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